日本人の精神・生き方として今もまだ残る武士道を分かりやすく説明。『武士道 新渡戸稲造』

2020年7月10日

※ この記事は聞き流し音声に対応しています。


「武士道って何ですか?分かりやすく説明して!」

「解説してくれている人達の記事を読んでも難しくて分かり難い!」

「海外の友達に武士道について聞かれたけど、私も分からない」

「アニメ等でも武士道って使われるけど、具体的には?」

等々、日本人でも武士道について知らない人は多くいます。


 そこで今回は武士道について分かりやすく書かれた本

『武士道 著:新渡戸稲造』

について、更にわかりやすく解説していきます。


 今回は武士道の基礎

◎、武士道とはなにか?

武士道の掟

①、義

②、勇

③、仁

④、礼

⑤、誠

⑥、名誉

⑦、忠義

 これら8項目について見ていきましょう。


 この記事を読む事で、武士道とはなにか?を知る事が出来ます。

 武士道の考え方、教えを知る事が出来ます。

 アニメ作品等のキャラクターの性格を理解する楽しみ方もできます。


 それでは早速見ていきましょう!





武士道とはなにか?

 結論:『各人が持つ道徳心のこと』


 貴方に質問です。

 貴方の一番大切な人と、知らない人100人。

 どちらか一方しか助けられないとします。

 貴方はどちらを助けますか?


「そんなの大切な人に決まってるじゃん!」

と考える人もいれば

「いくら大切な人とは言え、100人の命の方が優先でしょう!?」

と考える人もいます。


 どちらも道徳的に理解のできる判断です。

 それなのに何故回答が割れてしまうのでしょうか?


 その理由は、

『人はそれぞれに自分が信じる道徳心を持っているから』

です。


 これこそがまさに武士道になります。

 そうなんです。

 実は

「武士道とはこれですよ!」

という決まった考え方は存在しないんです!


 武士道とは、各時代、各武士、各人によって違うモノとして存在しているんですね。


 この武士道精神を体現したかのようなキャラクターがいます。

 アニメ・漫画作品で

『銀魂』

という作品がありますが、その主人公、坂田銀時。


 彼は社会や国の決まりではなく、自分の中にある一本の芯に従って戦います。

 それらのためなら国崩しだってやろうとする侍です。

 まさに自分の中の正義を貫く、武士道に生きる人物ですよね。


 しかし、それではあまりに分かり難い。

 そこで、それら多くの考え方や時代の中での常識や考え方の傾向等。

 これらを、著者である新渡戸稲造(旧5000円札の人)が収集・研究・分類等をし、分かりやすく解説したモノが現在で言われている武士道になります。


 そこでまとめられたモノが、日本人なら感覚的に理解のできる道徳心として今でも残っているんですね。


『武士道とは各人が持っている道徳心のこと』

 その上で、日本人なら理解は出来る、感覚的な道徳心についてまとめられた武士道について更に詳しく解説をしていきます。


 そのため、ここから

『武士道』

とは新渡戸稲造さんが分類して、取りまとめた武士道を指して言うことにします。




武士道の基本となる教え『義

 結論:『卑怯なことはせず、やるべき事がある時にはためらわずにやれ』


 武士道としての基礎となる考え方です。


 義には大きく2つの意味があり

◎、清く正しく生きろ

◎、決断力を持て

という意味です。


 そのため、これら二つの意味を組み合わせて、

義とは『卑怯なことはせず、やるべき事がある時にはためらわずにやれ』

という意味になるんですね。




武士道の基本となる教え『勇

 結論:『正義に従い、やるべき時に発揮する勇気のこと』


 勇というのはザックリ言うと

『勇気』

のことです。


 ただし、

『義に従って行動する場合に初めて勇とする』

と考えます。


 義とは、『卑怯なことをせず、やるべき事があるならためらわずにやること』

ですから、勇を一言にまとめると

『正義に従い、やるべき時に発揮する勇気のこと』

と言えます。


 なお、義に従わないで発揮する勇気は

『犬死に』

と言います。

 その場合は、勇ではないんですね。


 余談ですが、貴方は鬼滅の刃という作品をご存知でしょうか?

 この作品が好きな人はもうお気づきですかね?


 主要人物である富岡義勇。

 彼の名前はこの武士道から来ていますよね。

 そして、彼の性格はまさに『義』と『勇』

 主人公の竈門炭治郎と初めて会った時に、彼を叱りつけた内容からも分かりますね。


「他に行動すべき事がある時に勇気を持って立ち向かわず、泣いたり、懇願しているんじゃない!」

という趣旨のことを言っていますよね。


 武士道とは様々な作品にも使われているんですね。




武士道の基本となる教え『仁

 結論:『他者に向ける愛情・慈悲のこと』


 今までの義、勇は自分自身の中での話でした。

 しかし、この仁は他者に向ける精神の基礎となる教えです。


 仁には主な意味が4つあります。

  • 寛容性
  • 他者への愛情
  • 哀れみの心

 現代の言葉に言い換えるなら

『傾聴と受容』

と言える考え方ですね。


 これらを持って

『王者の徳』

と言われることもある精神になります。


 これも一言にまとめるなら

仁とは『他者に向ける愛情・慈悲のこと』

です。


『仁義』

という言葉もここまでの武士道精神から説明が付きますね。


『人としての道から外れない形での他者への愛情』

という意味になりますね。


 仁義という言葉を多く使っている暴力団が、そのような意味を理解して使っているのかは疑問が残るところですけどね。




武士道の基本となる教え『礼』 

 結論:『相手のことを尊重し、同調する精神のこと』


 礼は礼儀のことです。

 ただし、一般的に使われるマナーとは少し違います。


 マナーとは他者を不快にさせないための所作・儀礼のことです。


 しかし、武士道の礼とは、

『相手のことを尊重すること』

です。


 その上で

『その感情を一緒に共有する』


 それが武士道でいう礼になります。

 これも一言にまとめるなら

『相手のことを尊重し、同調する精神』

となります。


 これは例えるなら

泣く人と共に悲しみ、喜ぶ人と共に楽しむ

 現代の日本人が仲間と呼ぶ人に向けたり、求める考え方として生きている精神ですよね。




武士道の基本となる教え『誠

 結論:『嘘をつかずに、本心から思うこと』


 誠にも大きく2つの意味があります。

◎、真実であること

◎、誠実であること


 これも一言にまとめるなら

『嘘をつかずに、本心から思うこと』

と言えます。


 この教えは特に礼と一緒に考えられる事が多いです。

 礼とは、相手を尊重する事です。


 しかし形だけ尊重しているように見せて、心の中では

「ふざけんなよ!この野郎!」

と思っていたら意味がありませんよね。


 このような状態は

『誠がない』

という事になります。


「貴方の笑顔は偽物っぽい、作り笑いだよね」

「目の奥が笑ってない」

等と言われる人は心で違う感情を持っている事が多いので、誠がない笑顔と言えますよね。


 なお、相手のことを思って付く嘘は武士道に反しません。


 そのような、相手のための嘘は相手の事を想う

『仁』

『礼』

と解釈されるからです。




武士道の基本となる教え『名誉

 結論:『カッコいい人間として我慢と忍耐を持つこと』


 この名誉の考え方は少し難しい考え方になります。

 これにも大きく2つの意味があり、

◎、人としての尊厳

◎、人としての価値

のことです。


 これは例から感覚で理解して欲しいです。

「他人に侮辱されたら、相手にするな!やり返したらそんな低レベルな奴らと同じ低レベルな人間になっちゃうよ」

 このような考え方がありますよね?


 これが武士道で言うところの名誉を守る考え方になります。


 他人に侮辱された時に、一番カッコ良くて、

「大人ですねぇ~流石ですね」

と周囲に

「凄い!」

と見られる対応はどんな対応でしょうか?


 それは恐らく、

「君も当たりどころを欲しているんだね。辛かったね。」

のように相手を許して、理解を示すことですよね。


 このように、他者からの攻撃や侮辱に対して寛容で、耐えることにより、自分自身の名誉が保たれるとする考え方。

 これこそは武士道による名誉になります。


「私を侮辱して名誉を傷つけたな!」

と怒るのは武士道の名誉ではないんですね。


 だから、これらを難しい言葉を使わずに一言でまとめるなら

『カッコいい人間として我慢と忍耐を持つこと』

と言えますよね。


 この教えについての更に詳しい実践編はこちら

>>>武士道から、嫌な相手への対応方法を学ぶ。




武士道の基本となる教え『忠義

 結論:『大勢を助ける価値観のこと』


 武士道の忠義と聞くと

「大名等の君主に忠誠を誓う事」

と思いがちですが、実は違います。

 それは騎士道です。


 武士道はそうではなく、

『個より公を優先する』

という判断基準としての価値観を指すんですね。


 一番最初に

「貴方は一番大切な人と、知らない100人の命、どちらを救いますか?」

との質問をしました。


 武士道では迷わず100人を助けるんです。

 この価値観のことを忠義と言います。


 現代だと公務員がこの武士道の忠義を義務として科せられていますね。

 公務員は大災害時等は自分の家族等よりも、仕事を優先しなければなりませんからね。


 まさに個より公を優先する、武士道における忠義ですよね。

 これも、一言にまとめると

『大勢を助ける価値観のこと』

と言えますね。




まとめ

 どの教えも賛同するかどうかはともかく、一定の理解は示せますよね。

 このように現代の日本にも感覚的に残っているのが武士道になります。


 それでは

『日本人の精神・生き方として今もまだ残る武士道を分かりやすく説明。『武士道 新渡戸稲造』』

についてまとめて終わりにします。


 武士道とは

 各人が持つ道徳心のこと


 武士道の教え

 義とは

 卑怯なことはせず、やるべき事がある時にはためらわずにやれという考え方


 勇とは

 正義に従い、やるべき時に発揮する勇気のこと


 仁とは

 他者に向ける愛情・慈悲のこと


 礼とは

 相手のことを尊重し、同調する精神のこと


 誠とは

 嘘をつかずに、本心から思うこと


 名誉とは

 カッコいい人間として我慢と忍耐を持つこと


 忠義とは

 大勢を助ける価値観のこと



 ここまで読んで頂きありがとうございます。

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