自分探しとは「私達は何者なのか?」「なんのために生きるのか?」を探す旅。その答えとは? 『死とは何か シェリーケーガン』

「自分探しとか気持ち悪い。嫌い!」

「自分探しって、お前はそこにいるだろうが!!」

「自分探しなんて現実逃避だ!!!甘えているだけだ!」

このように思っている人も、又は自分探しをすることでこのような事を周囲から言われる貴方も。

 

 そもそも自分探しとは何だか知っていますか?

 何となくのイメージでそのように思っていませんか?

 何となくのイメージだけで一人旅に出たり、神社仏閣巡りをしていませんか?

 

 そこで今回は

『死とは何か 著:シェリーケーガン』

 

を元に、自分探しの答えを生死について真正面から向き合う事で探っていきます。

 

 内容としては

◎、自分探しとは何か?

◎、今の自分と明日の自分は同じ人ですか?

①、身体が同一説

②、人格が同一説

③、人格と身体両方同一説

◎、何故人は生き続けるのか?

となります。

 

 この記事を読む事で、自分探しの目的を明確に出来ます。

 自分探しは何を求める行為なのかを理解する事が出来ます。

 人が生きる意味を考える道筋、ヒントを得る事が出来ます。

 

 それでは早速見ていきましょう!

 

 

 

自分探しの答えを探る『自分探しとは何か?』

 結論:『自分の存在意義を探す行為』

 

<最も大切にしている価値観>

 自分探しの旅は、30歳代以下の世代が最も大切にする価値観

『存在意義』

を探す行為になります。

 

 つまり自分探しとは

「私達は何者なのか?」

「私達は何のために生きているのか?」

「何のために生まれて来たのだろうか?」

こういった疑問と向き合うための行為なんですね。

 

 これは他の世代の人達の価値観に合わせるなら

『仕事やお金、安定した生活』

を追い求める行為と同じです。

 

「今の職場よりもっと給料の良い職場からスカウトを受けた!転職を考える」

「フリーターで一生終わるのは嫌だ!正社員になりたい!」

「仕事なんだから、とにかく優先してやらないといけない!!」

このように考えるのと、自分探しは立ち位置的には同じです。

 

 自分達が最も大切にする価値観について追い求め、考える行為です。

 その最も大切にしている価値観が違う。

 ただそれだけです。

 

 仕事やお金を大切に考えている人が、職場を考えたり、お金を考える行為と何も変わりません。

 

 それは気持ち悪い行為でしょうか?

 くだらない行為でしょうか?

 必要ない、現実逃避でしょうか?

 

 ただし、仕事やお金といった物理的な領域ではないため、目に見えず、しかも物凄く難しい話になってきます。

 

 

<自分探しに必要な思考>

 自分探しは物凄く難しいことなので、何も考えずに感情に任せて

「一人旅に出て自分を見つめ直す」

と安易に旅に出てしまう人が多くいます。

 

 しかし、自分の存在意義を考える場合に最初にやるべき行為は、旅に出る前に

『生死について考え抜く事』

です。

 

『お金が欲しい』→『仕事をする』

 考え方としてはこれと同じなわけですから、自分が存在する意味の答えを探すためには、

 

『何のために生きているのか?を考える』→『自分の存在意義を考える』

こうしないと見つかりませんよね。

 

 そんな自分探し迷子の貴方に、自分の生死についてを考え抜くための一つの考え方を提示していきます。

 かなり混乱する、難しい問いかけになりますが、自分探しには必須な考察です。

 

 自分探しを本気で行うなら是非頑張って考えて下さい。

 そして、自分探しをくだらないと考えている貴方は、自分探しがどれほど難しい行為なのかを感じとってみて下さい。

 

 それでは、一緒に詳しく見ていきます。

 

「本当の自分探しの旅へようこそ!」

 

 

 

自分探しの答えを探る『今の自分と明日の自分は同じ人ですか?』

 結論:『凄く難しくて混乱する!』

 

 では、自分探しの旅として

「何のために生きているのか?」

を考えていきますが、貴方に一つの問いかけをします。

 

 その問いかけについて深く考えていくことで、何のために生きているのかを探っていきます。

 それでは質問です。

 

 

「今の貴方と、明日の貴方は同じ人ですか?」

 どのような状態だったら同じ人だと言えますか?

 

 どのような状態の自分だったら

「自分が生きている。」

「望んだ形の自分」

と言えますか?

 

 

 本気で自分探しをするなら、よく考え抜いて下さい。

 これはとても難しい質問なので、考える事から逃げてしまう人がいます。

 いわゆるスピリチュアルな考えですね。

 

 しかし、本気で考え、向き合うなら、そんな方向へは逃げないで下さい。

 もしスピリチュアルに逃げるのであれば貴方がやるべきは自分探しではなく、信仰です。

 それなら宗教を学んで下さい。

 学問としても確立しているものですから、それはそれで勉強になります。

 

 しかしここではそうではなく、もっと一歩一歩確実に考えて欲しいんです。

 

 もしかしたら貴方はこの時点で

「明日の自分は、生きていれば同じ人じゃん」

のように考えたかもしれません。

 

 そうです!

 それは正しいです。

 それでは

『自分が生きているとはどういう状態のことですか?』

 

 生きているという状態がハッキリしていないと、その答えでは落第点です。

 

 とても難しいですよね。

 結論でも言った通り、これは凄く難しくて混乱します。

 恐らく一人で考えていても何も浮かんでこないですよね?

 

 そこで

「このように考えてみてはどうでしょうか?」

と提示して、一緒に考えていきますので、ご安心を!

 

 この質問について大きく3つの仮説を立てて考えていきます。

①、身体が同じ説

②、人格が同じ説

③、人格も、身体も同じ説

 

 それでは自分探しの旅は更に深い、混乱する部分に入って行きます!

 

 

 

自分探しの答えを探る『①身体が同一説』

 結論:『体が同じ人間は同じ人間?』

 

<体が全く同じなら、同じ人>

『今の貴方と明日の貴方は同じ人ですか?』

 

 これを考える上での仮説。

 まず一つ目は

『体が同じ人なら同じ人と言えるのでは?』

という仮説です。

 

 今の貴方と、明日の貴方とで、(細胞分裂や細胞の入れ替え等で多少の違いはあるでしょうが)全体的・根本的には全く同じ体なら同じ人だと言えそうですよね。

 

『同じ体=同じ人』

ということです。

 

 確かにその通りに思えてきます。

 

 

<これで生じる不具合>

 一見正しいように思える、

『同じ体なら同じ人説』

 しかし、少し不具合が生じるケースもあるんです。

 

「私達入れ替わってる~!?」

で有名な

『君の名は』

という作品。

 

 私は見ていないので登場人物の名前は知らないのですが、この時に男性は生きていると言えますか?

 女性は生きていると言えますか?

 

 身体説では

『生きている』

となります。

 

 万が一、その状態のときに男性が死亡したとします。

 するとそれはどちらの死になるのでしょうか?

 

 身体説だと、死亡したのは男性です。

 男性の目標や思考、記憶等(=人格)は女性の体に残っており、女性のそれらは男性の体と一緒にこの世から消滅します。

 

 身体説だと、体が死亡した以上、死亡したのは男性です。

 

 つまり、身体説だと、貴方の目標や思考、記憶等(以下:人格と表現)がこの世から失われても、体さえ残っていれば貴方は生きていることになります。

 

 これは先ほどの作品じゃなくても、一生完治しない記憶喪失や重度の認知症等と置き換えて考えて貰っても構いません。

 

 貴方が想像しやすい状態で考えて下さい。

 確かに他人から見れば生きています。

 しかし、ここで考えているのは自分探し。

 

 つまり、

「貴方自身にとってそれは生きている状態だと言えるのか?」

と問うています。

 

 明日の貴方には、今の貴方の人格が全くない状態。

「それでも貴方は明日の自分が今の自分と同じ人だと言えますか?」

 

 私にはそれが同じ人だとは思えません。

 恐らく私と同じように感じる人は多いと思います。

 これが体が同じだけでは生きていると言い切れない不具合になります。

 

 では、これを踏まえて、次の仮説を立ててみましょう!

 

 

 

自分探しの答えを探る『②人格が同一説』

 結論:『目標や思考、記憶等が同じなら同じ人?』

 

『体が同じなら人格が消滅しても同じ人』

だとする考え方には違和感がありました。

 

 そこで今度は

「人格が同じなら同じ人と言えるのではないか?」

と考えてみます。

 

 今の貴方と、明日の貴方とで、(人格が成長したり、衰退したり、考え方が変わったり等の変化はあるかもしれませんが)今の貴方の人格のまま、途絶えることなく、明日まで継続していれば同じ人と言えそうですよね。

 

『同じ人格=同じ人』

ということです。

 

 今度こそ正しいように思えますよね。

 移植手術とか、体の一部を交換したって、人格を明確に持ち続ける事が出来ていればそれは自分だと思えますしね。

 

 しかし、これも不具合が生じる場面があります。

 

 

<これで生じる不具合>

 察しが良い貴方はもう生じる不具合の想像は出来ていると思います。

 

 そうです。

『人格は残っているけれど、体の全てが別人になっていても同じ人なのですか?』

ということです。

 

 体の一部の移植なら自分だと考えられますが、全身全てが移植や人工物で作られた物になってしまっても、それは貴方ですか?

 

 最新テクノロジーの世界では既に脳をデータ化する技術も研究が進んでいます。

 人間の目標や思考、記憶等をパソコンに保存したり、それを別の何かに移したり。

 そんな技術です。

 

 まだ実用化云々というレベルにはありませんが、2045年には

「AIが人間を超える!」

と言われているくらいですので、いつかは実現しそうですよね。

>>>世界・日本・人類の未来はどうなる?わかりやすいく解説します。

 

 それが実現したとして、人格だけ貴方で、体は全くの別人。

 これは本当に貴方だと言えますか?

 

 もっと分かりやすく、極端な質問にするなら

『貴方の人格をデータとして保存しているパソコンは貴方ですか?』

 

 やはりこれも違和感が残りますよね。

 そのため、人格が同じなら、同じ人間と考えるのも難しい面がありますね。

 

 では、これらを踏まえて、最後の仮説を立てて考えてみましょう!

 

 

 

自分探しの答えを探る『③人格と身体両方同一説』

 結論:『人格と体の両方が同じなら、同じ人間なのでは?』

 

 今まで

『今の貴方と明日の貴方は同じ人ですか?』

 

この質問に関して

「体が同じでも、人格が違えば違う人間な気がする」

「人格が同じでも、体が違えば違う人間な気がする」

と見てきました。

 

 それなら最後はこれです!

『人格と体の両方が同じなら、同じ人間だといえる!』

 

 いわゆる良いとこ取りですね!

 

 今の貴方の体はそのまま。

 今の貴方の人格もそのまま。

 これなら今の貴方と、明日の貴方は同じ人だと言えますよね?

 

 これなら死角なしの完璧な回答に思えます!

 しかし、残念。

 実はこれにも不具合が生じてしまうんですね。

 

 

<これで生じる不具合>

 この考え方だと、良いとこ取りな反面。

 違和感部分も増えてしまうんですね!

 

 これだと、どちらか一方が失われた時に同じ人ではなくなります。

 

 つまり、

『人格か体のどちらかが失われる=死亡』

ということになります。

 

 では、重度の認知症の人は一度死んだのでしょうか?

 元の人格は有していませんからね。

 

 認知症の人達が死んでいるとは言えません。

 間違いなく、現状での人格も持っていますし、体も持っています。

 

 そのため、

『死んでいる』

ではなく

『死んだ経験がある』

という事になります。

 

 つまり、人格も体も同じなら、同じ人間という仮説だと

『人は何度でも死ぬ』

『死とは一度ではない』

ということになります。

 

 何かこれもどこか違和感が残ります。

 やはり死とは一度だけで、人格も体も、両方が機能を停止した時を指すのが一番シックリくるように感じます。

 

 

『今の貴方と明日の貴方は同じ人だと言えますか?』

 これを考える際に、貴方にどの仮説が一番シックリくるのかは分かりません。

 どの仮説にもシックリくる面と、シックリ来ない面があるのは確かです。

 

 そこで私が考える答えはこうです。

「今の私と明日の私が同じ人だと言えるかは分からない。けれど、死んでいない限り存在はしている」

 

 難し過ぎて答えは出ません。

 それで良いんです。

 そもそも、この答えを探すことが自分探しの本質ではありませんしね。

 

 このように考えた上で、本題である自分探し

「私達は何者なのか?」

「私達は何のために生きているのか?」

「何のために生まれて来たのだろうか?」

を考える事に意味があるんですね。

 

 明確な回答もないまま、終結しなければならない事にモヤモヤが残っている人も多いと思いますが、自分探しとはそのレベルの行為です。

 

 しかし、それで良いんです。

 その上で、自分探しを考えていきます!

 自分探しの旅のチュートリアルももうすぐ終わりですので、最後までお付き合いください。

 

 

 

自分探しの答えを探る『何故人は生き続けるのか?』

 結論:『今の人格と似たモノを持った人に将来も存在していて欲しいから』

 

<本能的に生きる意味>

 これまでの考察で、私達が望んでいる将来の自分とは

『今の人格と似たモノを持った人に、将来も存在していて欲しい』

といえます。

 

 私達は忘れる生き物です。

 しかし、ただの物忘れで

「あぁ~私という人格が今死んでしまった」

と思い悩みませんよね。

 

 勉強をして考え方が変わったり、体を鍛えて成長することで

「あぁ~もう昔の私は死んでしまった。後戻りできないんだ」

と嘆く人はいませんよね。

 

 そのため私達が将来の自分に求めるモノは

『全く同じ人格や体』

ではなく

『似た人格や体』

なんですね。

 

 そして、死の定義が仮説ごとに違ったとしても、存在していて欲しいわけですね。

 

 これが一つの答えです。

『私達は、将来そこに居る存在に、私のようであってもらいたい』

 このように考えるから生きるわけですね。

 

 それを実現するための手段は生き続ける事しかないので生きるんです。

 

 

<生きる意味を見失っている人>

 ここまでの話を聞いて

「いや、ちょっと待って下さい!それは本能的に、生きたいと考える人の理由ですよね?生きる事の意味そのものに疑問を持っている私の答えではないんですよ!」

と思う人もいるかもしれません。

 

 それが第二の生きる目的になります。

『人は生き続けることから、何かを得たいと思っている生き物である』

ということです。

 

 つまり、人は

 何かを得たいから、生き続ける。

 何かを得たいから、将来自分に似た人に存在していて欲しいわけです。

 

 そのため、

「何のために生き続けているのか?」

と疑問に思っている貴方は、その

『得たいモノ』

を見失っている状態なわけです。

 

 そんな貴方に必要なモノとは、自分探しではなく

『存在することで得たいモノを探すこと』

です。

 

 この追求は

『自分にとって究極的に大切なモノとは何か?』

を考えることです。

 

 その答えは私にもわかりませんし、この本にも載っていません。

 

 しかし、死と呼ばれるモノと真正面から向き合うことで、生きる事に深みが出てきます。

 生きる事に深みが出ると言う事は、そこから何かを得たり、成長する要素があるという意味です。

 

 実際にこの記事も

「死とは何か」

という切り口からの考え方です。

 

 貴方が見失っている、存在することで得たい何か。

 それを探すための方法として私からは

『死と真正面から向き合うこと』

を提案します。

 

 貴方にとって、最も大切な何かを探すヒントとして死と真正面から向き合うことに興味を持ったならこちらも一緒に読んでみて下さい。

>>>本質的な死を考える。「貴方は宗教に頼らず死を語れるか?」

 

 最後にこれに関して、オクトパストラベラーというゲーム作品の言葉をご紹介して終わりにします。

『お前の宝物はなんだ?』

『それのためなら命も賭けられる、たった一つの宝物は?』

 

 自分探しとは、くだらない事でも、必要ない事でも、現実逃避でもなく、究極的に人が生きる意味を追い求める行為なんですね。

 

 この自分探しを理解できる人と、理解できない人の違いは、その難しく、答えの出ないかもしれない問いに挑むか、挑まないかの違いなんですね。

 

 

 

まとめ

 今回のこの内容で、最後のここまで読んでくれた人が一体何人いるのか分かりませんが、最後までお付き合いありがとうございました!

 

 それでは

自分探しとは「私達は何者なのか?」「なんのために生きるのか?」を探す旅。その答えとは?

についてまとめて終わりにします。

 

 自分探しとは何か?

 自分の存在意義を探す行為。

 

 今の自分と明日の自分は同じ人ですか?

 この問いを考える事で、何のために生きているのかを探っていける。

 

 ①、身体が同一説

 体が同じなら、同じ人。

 人格が大きく損傷したり、入れ替わっても同じ人だと言える?

 

 ②、人格が同一説

 人格が同じなら、同じ人。

 脳のデータ化テクノロジーは進化している。

 そのデータを移行した先がパソコンでも同じ人だと言える?

 

 ③、人格と身体両方同一説

 人格と体の両方が同じなら、同じ人。

 重度の認知症や記憶喪失者は同じ人と呼べないという事?

 

 何故人は生き続けるのか?

本能的には

『今の人格と似たモノを持った人に、将来も存在していて欲しいから生きる』

 

意識的には

『人は生きることで、何かを得たいから生き続ける』

 

 

 ここまで読んで頂きありがとうございます。

 是非、他の死とは何かシリーズの記事も宜しくお願いします。

>>>カテゴリー『死とは何か』

 

 現在ふたひいは活動の一つとして音声配信をしています!

>>>stand.fm『ふたひいの、話を聞くよ!相談室』


 そちらでは、貴方からの相談や質問、リクエストに私なりの考えで回答していきます!

 何かをしながら聞き流せますので、貴方の耳のお供に是非!


 私の音声配信チャンネルもよろしくおねがいします!

 

 少しでも

「面白かった」

「読みやすかった」

「ためになった」

等ありましたら、是非他の記事も読んで行って下さい。


◎、ツイッターのフォロー

◎、記事のシェア

等も宜しくお願いします。

今後も広告を載せないで運営して行きます。

 

そのため、こちらより

「これで缶コーヒーでも飲みなよ!」

と応援していただけると頑張れます!
ふたひい@…にOFUSEする