日本の暦と年中行事の説明 『日本のしきたり便利帳 著:高田真弓』
「今まで興味がなかったけど、仕事で年中行事の知識が必要になった!」
「職場の行事用に季節の話題を知りたいです!!」
「常識がないって言われた!暦のことを教えて下さい!」
こんな経験はありませんか?
私も社会人になるまでは
「しきたり・行事なんて面倒!」
と思うだけで、全く何も知りませんでした。
しかし、社会人になると、多かれ少なかれ、常識として求められる事が多々あるんですよね。
そこで今回は
『日本のしきたり便利帳 著:高田真弓』
を元に、日本の暦と年中行事を説明していきます。
内容としては
◎、年中行事とは何か
◎、暦とは何か
◎、暦での春夏秋冬
◎、日本の年中行事一覧
このような流れで見ていきます。
この記事を読む事で、「えっ!そんなことも知らないの?」と思われなくなります。
日本の暦を知っていることで、知的に見られます。
職場での行事やイベントの際に、年上の方々との会話や司会の繋ぎとして困らなくなります。
それでは詳しく見ていきましょう!
年中行事とは何か
結論:『特定の時期に行われる行事』
年中行事とは、暦に合わせて、特定の時期に行われる行事のことです。
つまり、春夏秋冬が大きく関係してくるわけですね。
春に行う行事。
夏に行う行事。
秋に行う行事。
冬に行う行事。
というわけです。
だから、季節に関係ない行事や、その年だけしかやらない単発的な行事は年中行事ではないわけです。
では、そんな年中行事にとても深い関わりのある暦(こよみ)について詳しく見ていきましょう!
暦とは何か
結論:『年月日を定める仕組みのこと』
暦(こよみ)とは、年月日を定める仕組みの事を指します。
つまり、私達が普段
「今日って何日だっけ?」
と何気ない会話の中で使っている年月日は、この暦によって定められているモノなんですね。
ではこの暦とは、何を基準に定められているんでしょうか?
「え?そんなの時計じゃん!明石市に標準点があるんですよね?」
と思った貴方は、もう少し時代を遡る必要があります。
だって、人類が生まれた時にはまだ時計はありませんから、時計の前に暦がないと変なことになってしまいます。
時計が生まれる前の時代に人は、自然界にあるモノを基準として暦を定めました。
何を基準にするのかの違いから、暦は大きく3種類あります。
◎、太陽暦
◎、太陰暦
◎、太陽太陰暦
です。
もう少し深掘りしていきましょう!
<太陽暦>
この暦は読んで字のごとしです。
太陽の動きを基準にした暦になります。
地球は365日で太陽の周りを一周するので、それを1年と定めて暦を作ったモノになります。
現在の日本はこの太陽暦で動いています。
<太陰暦>
この暦は太陽の陰(裏)を基準にしたという意味です。
太陽の裏とは、要は月のことです。
そのため、月の満ち欠けを見て、新月から次の新月までを一ヶ月として定めた暦になります。
<太陽太陰暦(旧暦)>
これは太陽の動きと月の動き、両方を参考にした暦になります。
基本になるのは月の動きです。
月の動きから一ヶ月を測り、太陽の動きから1年を測るというイメージです。
これは、明示時代の初期頃まで日本で採用していた暦になります。
そのため、昔の暦ということで、
『旧暦』
なんて呼ぶこともあります。
お正月を
『新春』
と呼び、春と表現するのは、この旧暦の影響になります。
今の暦では正月はまだバリバリの冬ですからね。
これらのように、暦があるから時計が作れて、四季(春夏秋冬)で区切ることもできるわけです。
この四季についても触れていきましょう!
暦での春夏秋冬
結論:『太陽の運行を元に4つに分けたモノ』
「わざわざ春夏秋冬なんて季節で分ける必要なくない?」
と思う人がいるかもしれません。
確かに、
1年12ヶ月365日。
という、カレンダーだけでも生活上問題ないですよね。
それなのに季節という考え方で4つに分けた理由。
それは、日本が農業の国だったからです。
農家にとっては、気候は物凄く重要な要素なので、作物を植えたり、育てたり、収穫したりの目安としてはカレンダーの数字だけでは不便だったんですね。
同じ季節内でも、前半と後半では気温等に差があります。
そのため、春夏秋冬は更に6個ずつに細分化されています。
その事によって、作物を育てる基準にしやすくしていたんですね。
恐らく貴方も一つくらいは聞いた事があると思いますので、簡単に説明をしていきます!
<春>
◎、立春(2月4日ころ)
春の気配が感じられる時期
◎、雨水(2月19日ころ)
雪解けをし、雨に変わる時期
◎、啓蟄(3月6日ころ)
地中の虫達がはい出してくる時期
◎、春分(3月21日ころ)
昼夜の長さがほぼ等しくなる時期
◎、清明(4月5日ころ)
生き物が生き生きする時期
◎、穀雨(4月20日ころ)
穀物への恵みの雨
<夏>
◎、立夏(5月6日ころ)
夏の気配を感じる時期
◎、小満(5月21日ころ)
植物が伸び始める時期
◎、芒種(6月6日ころ)
穀物を植える時期
◎、夏至(6月22日ころ)
昼の時間が最も長い時期
◎、小暑(7月8日ころ)
梅雨の明ける時期
◎、大暑(7月23日ころ)
最も暑い時期
<秋>
◎、立秋(8月8日ころ)
秋の気配が感じられる時期
◎、処暑(8月24日ころ)
暑さがおさまる時期
◎、白露(9月8日ころ)
草木に露がのり始める時期
◎、秋分(9月23日ころ)
昼夜の長さがほぼ等しくなる時期
◎、寒露(10月9日ころ)
草木に冷たい露がのる時期
◎、霜降(10月23日ころ)
霜が降る時期
<冬>
◎、立冬(11月8日ころ)
冬の気配が感じられる時期
◎、小雪(11月23日ころ)
雨が雪に変わり始める時期
◎、大雪(12月8日ころ)
雪が降り積もってくる時期
◎、冬至(12月22日ころ)
昼が最も短い時期
◎、小寒(1月6日ころ)
寒気が増してくる時期
◎、大寒(1月20日ころ)
最も寒い時期
日本の年中行事一覧
結論:『季節感を味わえる』
では本題の年中行事について触れていきたいと思います。
それらの年中行事を行う事で季節感を味わう事が出来るモノばかりです。
ここまでハッキリと四季が分かれているのは日本くらいと言われていますので、日本を実感し、味わうためには年中行事は必須なのかもしれませんね。
各月の行事については、別記事にて個別に解説していきますので、ここでは列挙だけとさせていただきます。
<1月(睦月)の行事>
◎、1月1日 元旦
◎、1月2日 事始め
◎、1月7日 七草
◎、1月11日 鏡開き
◎、1月15日 小正月
<2月(如月)の行事>
◎、2月3日 節分
◎、2月4日 初午
◎、2月8日 針供養
<3月(弥生)の行事>
◎、3月3日 桃の節句
◎、3月13日 お水取り
◎、3月18日 彼岸入り
<4月(卯月)の行事>
◎、4月8日 花祭り
◎、4月13日 十三参り
<5月(皐月)の行事>
◎、5月2日ころ 八十八夜
◎、5月5日 端午の節句
<6月(水無月)の行事>
◎、6月1日 衣替え
◎、6月11日ころ 入梅
◎、6月30日ころ 夏越の祓
<7月(文月)の行事>
◎、7月7日 七夕
◎、7月20日ころ 土用の丑の日
<8月(葉月)の行事>
◎、8月13日~16日 お盆
◎、8月16日 精霊流し
8月のこれらの行事についての更に詳しいことはこちら!
<9月(長月)の行事>
◎、9月9日 重陽の節句
◎、9月中旬 十五夜
◎、9月20日ころ 彼岸の入り
9月のこれらの行事についての更に詳しいことはこちら!
<10月(神無月)の行事>
◎、10月1日 衣替え
◎、10月中旬 十三夜
◎、10月20日ころ 二十日えびす
◎、紅葉狩り
10月のこれらの行事についての更に詳しいことはこちら!
<11月(霜月)の行事>
◎、11月10日ころ 丑の子祭り
◎、11月15日 七五三
◎、11月23日 新嘗祭
◎、11月の酉の日 酉の市
<12月(師走)の行事>
◎、12月8日 針供養
◎、12月13日 正月事始め
◎、12月中旬 歳の市
◎、12月31日 大晦日
まとめ
ちょっとした調べ物として、お役立て下さい。
それでは
についてまとめて終わりにします。
年中行事とは
特定の時期に行われる行事のこと
暦とは何か
年月日を定める仕組みのこと
暦での春夏秋冬
太陽の運行を元に、4つに分けたモノ
日本の年中行事一覧
季節感を味わえる行事ばかり。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
是非、他の日本のしきたり便利帳の記事も宜しくお願いします。
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