〔日本〕8月、季節の行事を解説します。 『日本のしきたり便利帳 著:高田真弓』

2020年8月12日

「日本の8月の行事って何があったかな?」

「日本の8月に行われる行事・風習に興味があります!」

「お盆等でやることを忘れた!再確認しておきたい!!」

そんな風に思った事はありませんか?

 

 私は、職場で季節の行事について話をする機会が多かったので、

「お盆ってなんの行事なんだろう?」

なんて情報が欲しかった一人です。

 

 そこで今回は

『日本のしきたり便利帳 著:高田真弓』

を元に、日本の8月の行事について見ていきます。

 

 内容としては

◎、お盆

◎、精霊流し

この2つについてです。

 

 この記事を読む事で、日本の8月の行事を知ることが出来ます。

 日本に興味のある外国人の友人に教える事が出来るようになります。

 介護施設等では行事の司会時に時間を繋ぐ話題になります。

 家主の貴方は、お盆の手順等を知ることも出来ます。

 

 なお、日本の年間行事や他の月の行事はこちらをお読みください。

>>>日本の暦と年中行事の説明

 

 それでは8月の行事を見ていきましょう!

 

 

 

8月季節の行事『お盆』

 結論:『先祖が帰ってくる日』

 

<お盆とは>

 日本のお盆は8月13日~8月16日です。

 

 元々の由来は仏教。

 正式名称は

『盂蘭盆会(うらぼんえ)』

というそうです。

 

 仏様の弟子の母親が餓鬼道・・・地獄みたいな場所に堕ちてしまいました。

 そこで苦しんでいるのを可哀想に思って、仏様が弟子の母親を供養して救ったのが始まりとされています。

 

 それが民衆にも広まり、今の

『先祖の霊が帰ってくる日』

と形を変えていった行事がお盆です。

 

 なお、四十九日(死者が三途の川を渡る期間)の後に行われるお盆は

『新盆』

と呼び、特に丁寧に供養する事となっています。

 

 これは自分の親とか、祖父母が先祖入りしたという事を意味しますね。

 では、どのように先祖を迎えるのでしょうか?

 その一般的な風習についても見ていきましょう!

 

 地域によってやることや、やる順番、時間等に違いがありますが、それらを言い出すとキリがないので、一般的な方法だけにします。

 

 そんなお盆にやるべき事は順番に

①、盆棚を作る

②、墓参りをする

③、迎え火を焚く

④、送り火を焚く

となります。

 

 それぞれについても深掘りしてみていきます!

 

 

<盆棚を作る>

 先祖が帰ってきている間の拠り所として盆棚(ぼんだな)という祭壇を作っておきます。

 

 お盆の間は仏壇の扉は閉じておき、仏壇のモノは盆棚に飾ります。

 

 盆棚に飾るモノは

◎、位牌(いはい)

◎、花

◎、お供え物

◎、野菜の乗り物

です。

 

 お盆の間は、位牌に先祖の霊が滞在すると思って下さい。

 花は、桔梗(ききょう)、ほおずき、萩を飾るのが好ましいようです。

 お供え物は、季節の野菜や果物、団子等を供えます。

 

 野菜の乗り物は、

◎、8月13日、家に迎える時にはキュウリで作った馬。

 足の早い乗り物で、早く帰ってきて欲しいとの願いを込めて。

 

◎、8月16日、帰る時にはナスで作った牛。

 足の遅い乗り物で、ゆっくりと戻って欲しいとの願いを込めて。

これらを供えます。

 

 これを聞いて

「キュウリが早くて、なすが遅いとか、何で?キュウリの方が遅いかもしれないじゃん!」

と思いませんか?

 

 これは、単純にその野菜の日持ち期間(消費期限)の問題です。

 早くダメになってしまう野菜を昔から

『足が速い』

と言います。

 

 そして、

 キュウリは約3日。

 なすは約10日。

 キュウリの方が早くダメになってしまうので、足が速いということです。

 

 

<墓参り>

 盆棚を作ったら初日の8月13日に墓参りをします。

 

 なぜ最初に墓参りをするのか?

 それは、先祖が最初に戻ってくる場所が自分自身の墓とされているからです。

 

 そのお墓に

「おかえりなさい!」

と迎えに行くという感覚ですね。

 

 例えば、実家を出てから電車で帰省する時に、最寄駅に着いたら

「バスを乗り継いで一人で帰っておいで!」

と言われると悲しいですよね。

 

「迎えに来てくれないんかいっ!」

と怒りさえ覚える事があります。

 

 その気持ちを先祖に味あわせない為のものがお墓参りというイメージです。

 経験がある人は、この切ない気持ち理解出来るはず!!!

 

 

<迎え火>

 迎え火は先祖の霊が道に迷わないように、目印として家で焚きます。

 

 なお、現在は住居事情により、迎え火の代わりに盆提灯を点けるだけの家庭も増えています。

 その辺りは先祖達にも理解してもらいましょう!

 

「ちょっと待って!お墓に迎えに行ったはずなのに、何で帰宅してから目印を作る必要があるの?」

と思いますよね?

 

 それは、墓参りをしたからと言っても、必ずしも全員が一緒に帰ってくるとは限らないからです!

 だから墓参りから帰ったら迎え火を焚くんです。

 

 長く続く家系だと一言で先祖と言っても沢山いますから、色々な人がいるんでしょう!

 

 

<送り火>

 お盆の最後は、送り火を焚いて終了となります。

 送り火の煙を目印に、迷わないで帰ってもらうためですね。

 

 一般的には各家庭で、迎え火と同じ要領で行います。

 しかし、全国的には行事として大々的に行う地域も多々あります。

 

 その中でも特に有名なものが

『精霊(しょうりょう)流し』

と呼ばれる送り火です。

 

 それについても少し触れておきましょう。

 

 

 

8月季節の行事『精霊流し』

 結論:『お盆の送り火』

 

 日本の夏の風物詩として精霊流しがあります。

 テレビ等でも報道されることがありますので、実際にやったことがなくても、知っていますよね?

 

 盆棚へのお供え物や飾りを乗せた舟(盆舟)を川に流し、供物と一緒に故人の霊を向こうに送るんですね。

 

 各家庭で行う送り火は、自分達の家の先祖だけを送るイメージです。

 一方の精霊流しは、地域一帯で故人の霊を送るイメージです。

 

 他にも京都府の大文字焼きも、送り火が変化したモノと言われています。

 供養の花火を打ち上げる地域もありますよね。

 

 

<盆踊り>

 供養する行為としての意味合いもあるお盆。

 実は盆踊りも先祖を供養し、送り出す行為になります。

 

 盆踊りは

『念仏踊り』

と言われ、お坊さんが唱える念仏の代わりでもあるんですね。

 

 楽しいことが大好きだった先祖は、阿波踊りのように楽しげな踊りを。

 静かな雰囲気が好きな先祖は、岐阜県の郡上踊りを。

 

「踊ろうよ~!」

『私は恥ずかしいから見てるだけでいいよ』

なんて光景を見ますが、先祖を供養する方法の一つと言うだけなので、気持ちがあればどちらでも良いんですね。

 

 

 

まとめ

 夏から秋にかけて空気の変わってくる8月。

 貴方はどうお過ごしですか?

 

 そんな8月に出す手紙『残暑見舞い』

 これの書き方を知りたい貴方はこちら!

>>>残暑見舞いマニュアル!マナーから文例までご紹介します!

 

 それでは

〔日本〕8月、季節の行事を解説します。

についてまとめて終わりにします。

 

 お盆は

 8月13日~8月16日まで。

 先祖が帰ってくる日。

 

 一般的な手順は

①、盆棚を作る

②、墓参り

③、迎え火を焚く

④、送り火を焚く

 

 精霊流しとは

 送り火を盛大に行うモノ。

 他にも京都府の大文字焼き等が有名。

 盆踊りは念仏の代わりとして、先祖を供養する儀式の一つ。

 

 

 ここまで読んで頂きありがとうございます。

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>>>カテゴリー『日本のしきたり便利帳』

 

 

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