残暑見舞いマニュアル!マナーから文例までご紹介します!『日本のしきたり便利帳 著:高田真弓』
就職したり、結婚したりで、今まで書いてこなかった残暑見舞い。
こういった改まった手紙を急に出さなければいけなくなる事ってありますよね。
「はぁ~面倒。でもそうも言ってられないし。」
「残暑見舞いなんて書いた事ないよ!どう書けば良いの?」
「誰か残暑見舞いについて教えて」
そんな貴方に、残暑見舞いのハガキの売っている場所から、文例までを
『日本のしきたり便利帳 著:高田真弓』
を参考にご紹介していきます!
内容としては
①、ハガキの売ってる場所
②、いつから・いつまでに出すの?
③、残暑見舞いと残暑御伺い
④、残暑御伺いの書き方、文例
⑤、残暑見舞いの書き方、文例
⑥、涼しい夏の時や貰ったお礼の書き方
このようになっています。
この記事を読み事で、面倒な残暑見舞いをあまり悩まず書くことができます。
相手に失礼のない残暑見舞いが書けます。
季節の手紙を書く人も減ってきたので、キチンと書けると一目置かれます。
季節の手紙をキッカケに相手との関係性を維持する事が出来るようになります。
それでは残暑見舞いのマナーや書き方マニュアル、見ていきましょう!
残暑見舞いマニュアル①『ハガキの売ってる場所』
結論:『郵便局等』
残暑見舞いはハガキで書きます。
キチンと封筒に入れる手紙では書きません。
そうしてしまうと、相手に気を使わせてしまい、逆に失礼になりかねませんのでハガキで書きましょう。
では、そのハガキは一体どこで買えるのでしょうか?
「バカにしてるの?ハガキなんて郵便局でも、今ならコンビニでも買えるじゃん!」
と思いますよね。
しかし、残暑見舞いは残暑見舞い用のハガキで書くのが良いんです。
では、貴方は残暑見舞い用のハガキがどこで売られているのかを知っていますか?
「それは分からないかも・・・というか普通のハガキじゃダメなの?」
となると思います。
結論としては普通のハガキでも良いと思います。
しかし、残暑見舞いという季節の手紙を出すのなら、一般的には残暑見舞い用手紙で書く方が失礼がなく、心がこもっていると捉えられます。
そして何よりも、イラスト等が最初から入っているので貴方が書く文章量が少なくて済むメリットがあります!
「面倒だなぁ~」
と思っているなら、残暑見舞い用のハガキで書かない手はないんですね!
そのため、ここでは残暑見舞い用ハガキが売っている場所をご紹介します。
◎、郵便局
郵便局なら間違いありません。
ただし、窓口に買いに行ければの話です。
◎、コンビニ
普通のハガキしか取り扱いをしていない店舗もあるようです。
季節の専用手紙の取り扱いはお店によって違うので、店員さんに聞きましょう。
◎、ネットショップ
楽天やアマゾン等のネットショップで
『残暑見舞い』
と検索すれば残暑見舞い用のハガキが売られています。
「ハガキを買いに出るのも面倒!」
という貴方にはオススメです。
◎、金券ショップ
郵便ハガキは金券ショップで売られている事もあるようです。
案外季節の手紙も売られているそうなので、郵便窓口に行けず、近所のコンビニにも売ってなかったら行ってみても良いかもしれません。
◎、本屋・文房具店
本屋や文房具店でも季節のハガキが売られていることは多いです。
ただし、暑中お見舞いが中心で、残暑見舞いの取り扱いは少なめな事が多いので、店員さんに聞いてみると良いかもしれません。
残暑見舞い用のハガキを手に入れたら次はいつから、いつまでに出せば良いのかを見ていきます!
残暑見舞いマニュアル②『いつから・いつまでに出すの?』
結論:『立秋~8月中』
残暑見舞いはいつから、いつまでに出す手紙なのでしょうか?
季節の手紙なのですから、季節で区切られているわけですからね。
一般的に残暑見舞いは
立秋から8月中に相手に届くように出す手紙
です。
「暦の表現じゃなくて具体的に日付で教えてよ!」
という人向けに言うと
『8月9日~8月31日までに相手の手元に届くように出す』
です。
逆に
「暦についても知りたい」
という貴方はこちらをお読みください。
立秋の8月8日当日はまだ残暑というよりも、暑中ですので、8月9日からとしています。
注意が必要なのはこの期間中に出すのではなく
『相手の手元に届く』
という部分です。
郵便屋さんが届けるまでの期間も考慮して、ギリギリではなく余裕を持って出すのが確実です。
それでは、ハガキも手に入れ、いつから、いつまでに出せば良いのかも分かったところで、
「早速残暑見舞いを書いていきましょう!」
と言いたいところなのですが、書きだす前にもう一つだけ知っておくべき事があるので、見ていきます!
色々と決まり事が多くて、本当に季節の手紙って面倒ですねぇ。
残暑見舞いマニュアル③『残暑見舞いと残暑御伺い』
結論:『出す相手によって呼び名が変わる』
一般的に8月に出す手紙を
『残暑見舞い』
と呼んでいますが、実は全部が全部残暑見舞いではないんですね!
残暑見舞いの他に
『残暑御伺い』
というモノもあります。
これらは相手が貴方よりも目上の存在かどうかで使い分けます。
具体的には
『相手の方が目上=残暑御伺い』
『相手が同僚友人=残暑見舞い』
となります。
もし残暑見舞い用ハガキに既に
『残暑見舞い』
とプリントされていたら仕方がないかもしれませんが、無地でデザインだけの残暑見舞い用ハガキなら
『残暑御伺い』
と記載しましょう!
前置きのような、しきたり、マナーはこれで終わりです。
ではいよいよ残暑見舞い、残暑御伺いを書いていきましょう!
面倒なことは早く終わらせて気持ちを楽にしましょう!
残暑見舞いマニュアル④『残暑御伺いの書き方、文例』
結論:『この構成に当てはめて書くだけ』
残暑見舞いと残暑御伺いはどちらも文章構造は同じです。
しかし、微妙に表現が違う部分があるので、文例を分けてご紹介します。
<全体的なマナー・書き方>
残暑御伺いも、残暑見舞いも基本的に最初と最後に使いなれていない言葉を書く必要は有りません。
使いなれていない言葉とは『頭語』『結語』というモノの事です。
例:背景~、~敬具
のような言葉です。
これは不要です。
いきなり文章を書き始めて下さい。
<残暑御伺いの文例>
①、冒頭の挨拶
例:残暑御伺い申し上げます。
少し大き目の文字で書きます。
ブログで言うところのタイトルみたいなものですね。
②、相手を気遣う言葉
例:厳しい残暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
基本的に残暑見舞いは相手を気遣うために出すモノですので、最大の用件はこれです!
③、近況報告
例:私は元気に毎日を過ごしております。
私共も暑さに負けぬよう頑張っております。
シッカリ書きたい人は、具体的に家族旅行に行ったとか、こんな事をやっているんですよ!という事を書いてもオッケーです。
ただし、今回はあくまでも
「面倒だなぁ~」
と思いながら書く人に焦点を当てているので、文章は極力少なくても、キチンとした残暑御伺いとして紹介しています。
④、これからも気を付けて!
最後に「これからも気を付けて」というメッセージを載せます。
例:残暑厳しい折り、お体にはくれぐれもお気を付け下さいますようお願い申し上げます。
残暑厳しい折り、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げております。
序盤でも言った通り、あくまでも相手を気遣うために出すハガキですので、最後も相手の体を気遣う文章で〆ます。
⑤、日付
文章の後は、日付を書いて終了です。
「日付?それは文章を書いた日?それとも相手に届く予想日?何日と書けば良いの?」
と悩みますよね。
しかし、具体的な日付を書く必要は有りません。
残暑御伺いや残暑見舞いは
『晩夏』
と書くだけです。
例:令和2年晩夏
<例文を組み合わせただけの残暑御伺い>
残暑御伺い申し上げます。
厳しい残暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
私は元気に毎日を過ごしております。
残暑厳しい折り、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げております。
令和2年晩夏
一見味気なく感じるかもしれませんが、イラスト等の入っている残暑見舞い用ハガキならこれだけで十分です。
文章を極力少なくても見栄え良くするためにも、残暑見舞い用ハガキは重要なんですね!
もし、無地のハガキに書くなら、これの倍は文章が必要になりますよ!
残暑見舞いマニュアル⑤『残暑見舞いの書き方、文例』
結論:『表現が少し違うだけで、残暑御伺いと同じ』
残暑見舞いは同僚や友人に出すモノなので、先程の残暑御伺いよりは砕けた言葉遣いになります。
それでも改まった文章に変わりはないので、書き方を見ていきましょう!
①、冒頭の挨拶
例:残暑御見舞い申し上げます。
残暑御伺いが残暑見舞いに変わるだけです。
②、相手を気遣う言葉
例:まだ厳しい残暑が続いていますね。お元気でお過ごしですか。
残暑御伺いと比べると大分砕けていますね。
③、近況報告
例:私は今年の夏、どこへも出掛けず、自宅で充電して過ごしていました。
通常なら「~へ出掛けてきました」のような事を書きますが、今年は新型コロナの影響もあるので、「出掛けられなかった」的な文章が手堅いと思います。
④、これからも気を付けて!
例:まだ暑さが続きそうですが、お体に十分お気を付けください。
メールやLINEよりは少し改まったくらいの文ですね。
「同僚や友人にそこまで堅苦しいのは嫌だ!」
という貴方は感じを減らして、ひらがなを多くして下さい。
堅苦しさが文章から消えますよ!
例文でも最後『ください』として『下さい』にしていませんよね。
⑤、日付
例:令和2年晩夏
この部分は残暑御伺いも、残暑見舞いも同じです。
<例文を組み合わせただけの残暑見舞い>
残暑御見舞い申し上げます。
まだ厳しい残暑が続いていますね。お元気でお過ごしですか
まだ厳しい残暑が続いていますね。
お元気でお過ごしですか。
私は今年の夏、どこへも出掛けず、自宅で充電して過ごしていました。
まだ暑さが続きそうですが、お体に十分お気を付けください。
令和2年晩夏
残暑見舞いマニュアル⑥『涼しい夏の時や貰ったお礼の書き方』
結論:『ちょっと文章を書き足すだけでオッケー!』
さて、ここまで基本的な残暑見舞いの書き方を見てきました。
これで問題なく残暑見舞いは書けますよね!
「ちょっと待って!もしも寒い夏でも残暑見舞いなの?」
「私は残暑見舞い書くつもりなかったんだけど、相手から貰っちゃいました!お礼は返した方が良いよね?」
このように悩む場合もあります。
そのような時には、先程までご紹介してきた残暑見舞いの書き方に少しだけ書き足せば問題ありません!
その例文もご紹介します。
<寒い夏の場合の残暑見舞い>
残暑見舞いはあくまでも
『相手のことを気遣うハガキ』
だという事を忘れなければ良いだけです。
例文:
残暑御見舞い申し上げます。
と申しましても、今年は穏やかな夏となりましたがいかがお過ごしですか?
~中略:近況報告は同じのため~
冷夏となりましたが、かえって体調を崩されませんようご自愛ください。
令和2年晩夏
寒い夏の場合は
『普段なら暑くて大変だけど、今年は寒くて大変だよね!』
という趣旨で書けば良いだけです。
<残暑見舞いへのお礼の書き方>
例文:
残暑御見舞い申し上げます。
先日はご丁寧に暑中見舞いをいただき、誠にありがとうございました。
お心遣いに感謝いたします。
おかげさまで元気に過ごしております。
今しばらくこの暑さが続くことと思われますが、どうかくれぐれもご自愛下さい。
令和2年晩夏
お礼は
「先に残暑見舞いをくれてありがとうね!」
という趣旨の文章を加えるだけですね。
なお、相手が目上の人なら、お礼も
『残暑御伺い』
にして下さいね。
まとめ
どうでしょうか?
「このまま丸映しで書いても問題ないよ!」
という形にしていますので、これなら書けるのではないでしょうか?
それでは
についてまとめて終わりにします。
①、ハガキの売ってる場所
郵便窓口、コンビニ、ネット通販。
②、いつから・いつまでに出すの?
8月9日~8月31日までに相手に届くように出す。
③、残暑見舞いと残暑御伺い
残暑御伺いは、目上の相手に出す時。
残暑見舞いは、同僚や友人に出す時。
④、残暑御伺いの書き方、文例
1、冒頭の挨拶
2、相手を気遣う
3、近況報告
4、これから気を付けて
5、日付
⑤、残暑見舞いの書き方、文例
基本的に残暑御伺いと同じ
⑥、涼しい夏の時や貰ったお礼の書き方
涼しい夏は「涼しいからこそ体調大丈夫?」と書く。
お礼は「残暑見舞いありがとうね」と書き足すだけ。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
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