「なぜ警察は自転車取締りをほとんどしないの?」その本当の理由を元警察官が本音で語ります。

2021年4月24日

※ この記事は音声学習に対応しています。

 

 

「警察ってなんで自転車取締りしないの?何もやってないじゃん!!」

「暴走自転車多いのに、全然取締りしているところ見ないじゃん!!!」

「自転車を止めてるところはたまに見掛けるけど甘いんじゃないの?」

等々、自転車取締りに消極的な警察に対して、もやもやしている人は多いですよね。

 

 そこで今回は元警察官の私が

『なぜ警察は自転車取締りに消極的なのか?』

について本当の部分を包み隠さず、本音で語ります。

 

 この記事を読むことで

◎、なぜ警察官が自転車取締りに消極的なのか本当の理由がわかります

◎、消極的ながら、今も行っている取締りの本当の目的も知る事が出来ます

◎、警察に興味がある人は警察官の本音を知れてワクワクします

 

 それでは警察官の自転車取締りの実状について、一緒に見ていきましょう!

 

 

 

今のままではキチンと取り締まることは制度的に不可能

 現場の警察官が自転車取締りに消極的な理由は

『実質的に、違反自転車の取り締まりを行うことが不可能だから』

です。

 

 現場の警察官は、本当はガンガン取締りをしたいのですが

「制度的に無理!出来るわけないじゃん!!」

となっているわけですね。

 

 その一方で一部では自転車を止めて取締りをしていることもあります。

 これは一体どういうことなのか?

 

 この辺りも含めて

①、自転車取締りが甘い理由

②、今行っている自転車取締りの内容

を見ていきたいと思います。

 

 それではこれらについて、警察官の本音部分を更に深掘りしていきましょう!

 

 

 

①自転車取締りが甘い理由

 先ほども少し言いましたが、現場の警察官の本音は

「本当は取締りしたいけど、こんな制度では出来ないじゃん!」

です。

 

 では、今自転車取締りの制度はどんな内容なのでしょうか?

 そこを確認してみましょう!

 

 

<自転車取締りの基本制度>

 まずは、自転車取締りをして、違反者を検挙する場合の基本となる制度を確認します。

 

 自転車の違反者には

『赤切符』

を交付します。

 

 車を運転している人は分かると思いますが、赤切符とは

『一発免停、裁判となる切符』

で、車違反の中では最も重い処置となります。

 

 自転車取締りでは、その最も重い処置しか存在しないんです。

 そのため、自転車を取り締まろうとすると、赤切符だらけになります。

 

 このように聞くと

「別に重い処罰でも良いじゃん!決まりなんだから、文句を言われてもガンガンやれば良いじゃん!」

と思う人もいると思います。

 

 しかし、警察官が消極的なのは処罰が重いからではないんです!

 そうではなく、

『手続きの大変さ』

が原因です!

 

 赤切符は即裁判にもなり得る書類です。

 そして、裁判に使う書類はとても作成が大変なんですね。

 

 赤切符は裁判書類の中ではかなり簡略化されている書類ではありますが、それでも実況見分、取調調書等、その他の書類作成も必要になるので、1件処理するのだって大変です。

 

 車の場合、月に数件というレベルの件数なので問題なく処理できています。

 しかし、自転車の違反となるとどうでしょうか?

 

 自転車の違反の場合は全て赤切符なのですから、膨大な量になります。

 一日で何十件、何百件になります。

 赤切符を一日何十件なんて処理するのは物理的に不可能です。

 

 本気でこれだけの量を処理するなら警察官をあと100万人近く増員しないと不可能なのではないでしょうか。

 

 そのくらい今の自転車取締り制度の下では労力的に大変なんですね!

 だから下手に取締りが出来ないんです。

 

 

<自転車取締りの新制度>

 その状況を受けて、2016年に自転車の違反者に関する制度改正が行われました。

 

 その内容は

『3年以内に2回以上検挙されたら違反者講習を受ける義務がある』

というモノです。

 

 これを見ていかがでしょうか?

 この内容を見た当時の私は

「何の意味もないやんけ~!!!これじゃ何の解決にもならないよ!!!」

です。

 

 前項で見た、現場の警察官が自転車取締りに消極的な本当の理由はなんだったかを思い出せば明白です!

『自転車取締りは赤切符だけなので、労力的に不可能だから!』

でした。

 

 しかし、2016年の新制度は

『2回以上赤切符を貰った違反者』

が対象なんですね。

 

 そもそも現場は

「赤切符でしか検挙できないことを何とかしてくれ!!!」

と言っているのに、赤切符で検挙された違反者に対して義務を科しても意味がないですよね。

 

 つまり、現場の警察官が取締りに消極的な根本部分には何も手を加えていない改正なんですね!

 そのため、この改正では根本的には何も変わらず今に至ります。

 

 

 しかし、2021年4月現在、遂にこの本質的な部分に取り組む動きが見られました!

 現在警察庁が法改正案を出している最中なので、最終的にどのような形になるかはまだ分かりませんが、案通りに進むと、自転車取締りに大変革が起き得ます。

 

 その改正案の内容と、どう変革が起きるのか?についてはこちらの記事をお読みください。

>>>「自転車取締りに大変革が起きる!?」自転車違反金制度導入について、分かりやすく説明します。

 

 

 

②今行っている自転車取締りの内容

 警察官は自転車取締りに消極的と言っても、一部では自転車を停止させて取締りのようなことをしている姿も見られます。

 

 それに対して

「自転車の取り締まりうざい~!」

なんて声も聞かれています。

 

 そこで、ここまで見て来た貴方は

「あれは一体何をしているの?」

と疑問に思いますよね。

 

 その辺りについても現職の警察官が言わない本当の目的についてぶっちゃけていきます!

 

 

<指導目的の自転車取締り>

 まずはこれ!

『安全運転指導目的での取締り』

です。

 

 自転車を止めて

「安全運転に心がけてくださいね!」

と注意喚起を行っているんですね。

 

 赤切符による検挙はしなくても、

「今のは危ない運転ですよ!」

と注意することはしているという事です。

 

 指導目的で停止させることは法的にも認められていますので!

 

 

<職務質問目的の自転車取締り>

 これが現職警察官が絶対に言わない本音ですね。

 

 一応形式上は

『安全指導目的で停止させ、その流れで職務質問も行う』

としていますが、本当は逆です。

 

『職務質問をするためのキッカケとして、安全指導を装って停止させている』

です。

 

 つまり、本当は職務質問をしたいんですね。

 

 もちろん職務質問をしたい理由は

『自転車盗を検挙したいから』

です。

 

 これがあるので多くの人が

「うざい!」

と感じるわけです。

 

 まぁ、違反している自転車を対象として停止させますし、注意や安全指導もキチンと行うんですけどね。

 

 

 余談で、警察系記事はタイミングや反響次第で書くかどうか決めますが、職務質問は何件行おうと実績になりません。

 

 そのため

「どうせ職質実績のためだろう?」

は世間の思い込みによる勘違いですよ。

 

 

 

まとめ

 警察官が自転車取締りに消極的な理由は、今のままではキチンと取り締まることは制度的に不可能だからです。

 

 その上で

①、自転車取締りが甘い理由

 『自転車の違反は赤切符しか存在せず、労力的に不可能だから』

 

②、今行っている自転車取締りの内容

 『安全運転指導と職務質問による検挙目的』

 

 これで、なぜ警察官が自転車取締りに消極的なのか本当の理由がわかりましたよね。

 消極的ながら、今も行っている取締りの本当の目的も知る事が出来ました。

 

「警察官になりたいよ!」

のように、警察に興味がある人は現場の警察官の本音を知れましたよね。

 

 他にも警察系記事はこちらからどうぞ。

>>>警察

 

 警察に対する感情や思い込みだけで

「警察はこうだ!」

と決めつけてしまうと、2016年の改正と同じように、本質的な部分が大きくズレた考えになってしまいます。

 

 ズレた考えによる意見では、何か意見をしても警察は聞き流します。

 そうならない為にも、感情に流されず、冷静にキチンと学んでいきましょう!

 

 

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