『新型コロナ第4波の緊急事態宣言の内容とは?』をわかりやすく説明します。
新型コロナウイルスの変異種が増加してきたことを受け、2021年5月から、緊急事態宣言の発出からの延長&新たに3道県が追加となりました。
緊急事態宣言が初だったり、前回からかなり期間が空いている地域もあり
「今って緊急事態宣言が出されると、何がどうなるんですか?」
「ただ単に自粛してと言われても、何のためにやるのかイマイチ分からないから、やりようがないんですよね!」
「色々と情報が多すぎて、頭が整理できていません!誰か情報を整理して、わかりやすく教えて!」
こんな声が多く聞かれています。
そこで今回は新たに緊急事態宣言対象区域となった北海道・広島県・岡山県を中心に
『新型コロナ第4波の緊急事態宣言の内容とは?』
についてわかりやすく説明していきます。
この記事を読むことで
◎、新型コロナ第4波の緊急事態宣言の内容を理解できます
◎、北海道・広島県・岡山県の人達が押さえておくべきポイントが整理できます
◎、何のために自粛をするのかが明確になります
一つだけ注意事項です!
私は専門知識のない素人です。
そのため、正確でキチンとした情報が欲しい人は必ず、公的機関からの情報を入手して下さい。
私はあくまでも
「公的機関の情報は難しくて、言っていることが良く分からん!」
という人向けに、公的機関の情報を噛み砕いて発信しているだけです!
それをキチンと分かってもらったところで、新型コロナ第4波の緊急事態宣言の内容について、一緒に見ていきましょう!
緊急事態宣言は、医療崩壊を防ぐことが目的
今回に限ったことではないのですが、新型コロナウイルス関連での緊急事態宣言の目的は
『医療崩壊を防ぐため』
に行われます。
これを知らないと
「私達は何のために自粛しているんだっけ?」
とワケがわからなくなってきてしまいますよね。
自粛等はあくまでも医療崩壊を防ぐためです!
医療崩壊が起きると
『命の選別』
が行われ、本来であれば助かる命が助からなくなります。
既に大阪では
『命の選別』
が行われていますよね。
そんな状態を防ぐために出されるのが緊急事態宣言になります。
『防ぐため』
とは言っていますが、緊急事態宣言が出されている都道府県は
『既に命の選別がされ始めている状態』
だと思って下さい。
「医療崩壊とか言うけど、私は別に命に関わる病気に掛からないし!」
と思うかもしれませんが、そんな健康体の貴方にも関係してくるんですよ!
例えば、貴方も風邪やインフルエンザをひきますよね。
強い下痢とか、ストレスで胃が痛むとか、痔になるかもですよね。
転んで怪我をしたり、包丁で指をザックリ切ったりするかもしれません。
車で事故を起こして大怪我を負うかもしれません。
通り魔に遭遇して刺されるかもしれません。
お酒を飲み過ぎて嘔吐。
急性アルコール中毒になるかもしれません。
しかし医療崩壊状態では、これらの状態では病院が利用できなくなるかもしれません。
既に大阪ではガン患者ですら後回しにされ、選別されている状態があるわけですから、これらの怪我や病気は更に後回しですよね。
このように命に関わる怪我等でも、利用できない事態すらあり得ます。
大事故を起こして
「早く病院に搬送してくれよ!!!」
となってもそれが出来ない状態。
それって辛くないですか?
それが医療崩壊です。
そのような状況を防ぐために行われるのが緊急事態宣言であり、自粛です。
そのため自粛しないと、そのような事態で命が救われなかった被害者から貴方は憎まれますし、後悔することになり得ます。
被害者からすれば、自粛しない人も犯人と同じ憎むべき加害者ですし、貴方は目の前で友達が弱って行くのを見ていることしか出来なくなる可能性があるわけですからね。
その上で、今回の緊急事態宣言の内容について4点
①、緊急事態宣言の概要
②、北海道民が押さえておくべきポイント
③、広島県民が押さえておくべきポイント
④、岡山県民が押さえておくべきポイント
という流れで見ていきたいと思います。
それでは、新型コロナ第4波の緊急事態宣言の内容について、更に詳しく一緒に見ていきましょう!
①緊急事態宣言の概要
今の緊急事態宣言は
『国が全体的な方針や内容を決める』 ⇒ 『各都道府県が独自に細かい部分を調整する』
という形になっています。
そのためまずは、緊急事態宣言の全体像を確認してから、各都道府県の内容を見ていきましょう!
<いつから、いつまで?>
今回の緊急事態宣言は対象地域は一律で
5月31日まで
となっています。
新たに追加される北海道・広島県・岡山県は
5月16日から開始
になります。
<どの都道府県が対象なの?>
今後更に増やされる可能性もありますが、2021年5月15日現在においては
9都道府県
が対象とされています。
具体的な対象地域は
東京都、京都府、大阪府、兵庫県、愛知県、福岡県、北海道、広島県、岡山県
です。
<何が変わるの?>
◎、個人個人には外出自粛
◎、飲食店には営業自粛又は営業時間短縮
◎、酒類提供自粛(公園・道路等の公的スペースでの飲酒禁止も加わりました)
◎、テレワーク・リモートワーク推進
辺りが要請されます。
「不要不急の外出って具体的には?」
等、更に詳しく緊急事態宣言の内容を知りたい貴方はこちらの記事をお読みください。
>>>【2021年新型コロナ】緊急事態宣言が出たらどうなる?私達への影響を分かりやすく説明します。
これを基礎として、各都道府県ごとに細かい内容が違ってきますので、今回新規対象地域となった北海道、広島県、岡山県の内容について更に見ていきましょう!
②北海道民が押さえておくべきポイント
<なぜ北海道?>
今回北海道が緊急事態宣言の対象にされた理由は
『札幌の感染増は、北海道全域の感染増に繋がるから』
だそうです。
「北海道は札幌市だけ急増している状態なんだから、まん延防止措置で良くない?」
との声も見られます。
しかし過去の統計等から札幌市での感染増は、北海道全域への感染が広がる前兆なんだそうです。
そのため、
「札幌市だけ感染増の状態で全域を抑え込まないと、今後取り返しがつかない状態になっちゃよ~!」
ということで、緊急事態宣言対象になったという趣旨のようです。
もちろん、人口に占める感染者割合が上位にあることも理由です。
<どうなるの?>
現時点(2021年5月15日午前中)において、まだ緊急事態宣言の内容について北海道より具体的な内容が出されていないようなので、まん延防止措置等が北海道全域に適用されると仮定して紹介します。
私達個人に対しては外出自粛。
社会人にはリモートワーク要請
飲食営業許可を貰っているお店全て、午後8時までの営業
酒類の提供・持ち込みは禁止
ライトアップ・屋外広告照明等も午後8時まで
学校は、大学・専門学校はオンライン授業要請。
部活動は原則禁止。
学校行事は、中止・延期・縮小
ただし、緊急事態宣言によって大学等以外の学校もオンライン授業になる可能性もあるので、
「いきなりオンライン授業にしますとか言われても、私わからない!!!」
と言う人はこちらの記事をどうぞ。
>>>【パソコンが苦手な親向け】オンライン授業の準備と受け方・始め方をわかりやすく説明します【不安解消】
<自粛協力金>
営業自粛等に応じると協力金が出ます。
しかし、北海道は協力金のページがかなり見つけにくいですね!
他の自治体と違い、協力金だけのページはないため、リンクを辿ってではまず見つけられないかと思います。
営業自粛を呼びかけるページの流れで書かれている状態ですね。
ともかく、それによると
中小企業 一日辺り3万~10万円
のようです。
協力金申請をしたい人は、
『協力金・助成金・支援金・補助金』
等という文字を探しています。
協力金という文字を探している時に
『営業自粛について』
は中々クリックしないですよね。
この辺りは、個人的にはかなり不親切に感じました。
③広島県民が押さえておくべきポイント
<なぜ広島県?>
広島県が緊急事態宣言の対象にされた理由は
『感染増加率がかなり急激に増加しているから』
だと思われます。
具体的に
「これが理由だ!」
というモノは発表されていませんし、病床使用率もそこまで異常値ではありません。
そのため
「何で広島?もっと感染率の高い大分県とか佐賀県とかもあるでしょうに!」
との意見もあります。
私もパッと見はそのように感じました。
しかし、データを眺めていると一ヶ所だけ異常値がありました!
それが
『感染者数の増加割合』
です。
広島県は1週間で2倍以上の感染者増ですので、感染爆発状態です。
そのため
「これは今抑えないと歯止めが掛からなくなるぞ!ヤバいぞ!」
ということで緊急事態宣言の対象になったのかと思われます。
<どうなるの?>
まだ現時点(2021年5月15日午前中)では、広島県から緊急事態宣言についての具体的な情報が出されていません。
そのため、基本方針とまん延防止措置の内容を県全体に広げると想定して紹介します。
私達個人に対しては外出自粛。
リモートワークの要請。
飲食店・ショッピングモールは午後8時までの営業。
酒類の提供は午後7時まで(これは緊急事態宣言で全面禁止になるかもしれません)
学校は出来る限りオンライン授業。
部活は他校との練習試合等を自粛。
オンライン授業のやり方についてはこちらをお読みください。
>>>【パソコンが苦手な親向け】オンライン授業の準備と受け方・始め方をわかりやすく説明します【不安解消】
情報が緊急事態宣言に更新されていないとは言え、他の自治体と比べると全体的に措置が弱い印象を受けますね。
<自粛協力金>
自粛に応じた飲食店等に協力金が出ます。
広島県はPCR検査の有無などによっても金額が変わるようですが、
中小企業だと一日1.5万円~6万円
です。
一律の金額ではないので、各自に合った詳細はこちらで確認下さい。
④岡山県民が押さえておくべきポイント
<なぜ岡山県?>
今回岡山市が緊急事態宣言の対象地域になったのは
『人口に占める感染者数の割合が高すぎるから』
だそうです。
今の岡山県の状態は、大阪並の危険な状態で、伸び方的に大阪すら超える危険性があるそうです。
「下手をしたら今日本で一番ヤバい状態なのかもしれない!!!」
というレベルで岡山県知事は重大な状況と捉えているようです。
これは感染者数ではなく、人口に占める割合ですので、一見すると
「大したことないじゃん!」
と思うかもしれませんが、キチンと見るとかなりの感染爆発状態のようです。
なお、緊急事態宣言の目的はあくまでも医療崩壊を防ぐことなので、病床使用率も確認しましょう!
病床使用率的には大阪程ではないようですが、現場のリアルの状況は数字だけではわかりませんので、知事等がそのように判断しているのであれば、そうなんだと思います。
<どうなるの?>
私達個人に対しては外出自粛。
飲食店とショッピングモール等は午後8時までの営業。
飲食店での酒類提供と、カラオケやカラオケ設備の使用は全面的にダメ!
デリバリーや小規模商店(コンビニ等)は通常営業もオッケー。
学校・部活に関しては教育委員会はまだ特に何も言っていないようです。
ただし、過去の自粛内容を見る限りだと、休校や行事・部活の自粛も検討される状況かと思います。
希望者にはリモート授業も検討されているかもしれません。
リモート授業のやり方についてはこちらをお読みください。
>>>【パソコンが苦手な親向け】オンライン授業の準備と受け方・始め方をわかりやすく説明します【不安解消】
<自粛協力金>
自粛に応じた飲食店や商業施設には協力金が出ます。
緊急事態宣言が出された事により、協力金の引き上げがされた模様ですね。
協力金 1日4万~10万円
くらいです。
一律ではないので、各自に合った詳細はこちらを確認下さい。
全体的に見て、岡山県知事は
「とにかく岡山県の状況がヤバい!時間が惜しい!行政の遅い動きがもどかしい!早く動きたい!!!」
と考えているようですね。
そのくらい切迫した状況だということなのかもしれません。
まとめ
緊急事態宣言は、医療崩壊を防ぐことが目的で発令されるものです。
それを大前提に見据えて、第4波での緊急事態宣言について
①、緊急事態宣言の概要
『外出自粛、時短営業・営業自粛、酒類禁止、リモートワーク』
②、北海道民が押さえておくべきポイント
『札幌市から全域へ一気に広がる恐れがあり、対象となる』
③、広島県民が押さえておくべきポイント
『ここ最近感染爆発が起きているので、対象となる』
④、岡山県民が押さえておくべきポイント
『人口における感染者率は大阪並でまだ急増中。今後医療崩壊の恐れがあり、対象となる』
これで新型コロナ第4波の緊急事態宣言の内容を理解できましたよね。
今回新たに緊急事態宣言の対象となった北海道・広島県・岡山県の人達が押さえておくべき今の状態やポイントが整理できたと思います。
「そもそも緊急事態宣言は何のために行うんだっけ?」
も明確になりましたよね。
新型コロナの状況は日に日に大きく変化します。
キチンと情報を入手し、適切な行動をして身を守っていきましょう!
とは言え、情報量も多く、公的機関の文章は難しく書かれているので
「そんなの私には無理です!」
と言う人もいるかと思います。
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この活動は私個人で行っていますが、このままだと今のようなレベル・頻度での情報発信は続けられなくなりますので、皆様からのご協力をよろしくお願いします。