食の未来に革命が起きる!?『フードテックとは何か?』をわかりやすく説明します。

2021年7月9日

 昔から

「食べ物を粗末にしちゃいけません!地球上では食べたくても食べられないで苦しんでいる人達が沢山いるんだから!」

と言われています。

 

 そのため

「それ子供の頃に言われた!親になった今、私も言ってる!」

「このまま人口が増え続けると、食糧問題は深刻って聞いたから、日本も他人事じゃないかもね!」

「SDGsに興味が合って、飢餓問題について知りたいと思っていたんです!」

等々、食の問題に興味を持っている人は沢山います。

 

 では、人類は昔から言われているこの食の問題に対して、何も出来ずにいるのでしょうか?

 

 今回はこの、食の問題に人類が打開の道を模索している分野

『フードテックとは何か?』

をわかりやすく説明します。

 

 この記事を読む事で

◎、未来の食の形をイメージできます

◎、今、食がどのように変わろうとしているのか分かります。

◎、地球上での食に関する課題と動きを知る事が出来ます

 

 それでは食の問題を打開し得る、フードテックについて一緒に見て行きましょう!

 

 

 

食にテクノロジーを活用する

 フードテックとは

『食にテクノロジーを活用する事』

を言います。

 

『食(フード)×テクノロジー』

の造語ですね。

 

『○○テック』

と呼ばれるものはほとんど、何かとテクノロジーを掛け合わせた造語ですので、是非この機会に覚えてみて下さい。

 

 これは大きく5個の分野での活用が有名です。

◎、人工食・・・人工的に作る食料

◎、完全食・・・栄養補給に特化した食事(サプリの進化版)

◎、調理・・・自動調理 等

◎、情報・流通・・・食の安全、無駄を失くす(フードロス) 等

◎、農業・・・ロボットによる農業 等

等々あるのですが、これは食と関わっていれば何でもフードテックになるので幅が広すぎます。

 

 そこで今回は人工食に絞ってお話をしていきます。

 具体的に3点

①、どんな人工食があるのか?具体例

②、なぜ必要なのか

③、課題

 

 それではこれらについて、フードテックを更に詳しく一緒に見て行きましょう!

 

 

 

①どんな人工食があるのか?具体例

 代表的な人工食は

『肉、魚、昆虫、ミルク等』

です。

 

 やはり一番最初に気になるのは

「どんな人工食があるの?」

ですよね!

 

 それが結論として最初に言った

◎、人工肉

◎、人工魚

◎、昆虫食

◎、粉ミルク

等です。

 

 それぞれについて簡単にサラッと、どんな企業が、どんな取り組みをしているのか確認してみましょう!

 

 

<人工肉>

 人工肉には大きく2種類

◎、代替肉

◎、培養肉

があります。

 

 代替肉は、植物等のたんぱく質から、肉のように作られた植物肉です。

 代表的な企業は

◎、味の素(子会社DAIZ)

 美味しさを追求。

 ハンバーガーのパテ等を商品化

 

◎、森永製菓(孫会社SEE THE SUN)

 健康を意識し、食感も大事に。

 玄米入り大豆肉ZenMeat

 

◎、マルコメ

 手軽に美味しく。

 ブロック・フィレ・ミンチの3種類から選べる。

 

◎、日本ハム

 あくまでも動物性たんぱく質にこだわりがある感じが見え隠れ。

 ナチュミート

 

◎、亀田製菓(NEXT MEATと提携)

 お菓子からも美味しくたんぱく質を!

 代替肉ビーフジャーキー、割きイカ等。

等々、様々な企業が参入しています。

 

 培養肉は、動物の細胞を培養して食べられる大きさまで増やした肉です。

 高度な技術を必要とし、まだ研究段階の技術。

 

◎、日清食品

 世界初のサイコロステーキ大の培養に成功。

 

 これら人工肉について更に興味を持った貴方はこちらの記事をどうぞ!

>>>『人工肉とは何か?』その種類から課題まで、わかりやすく説明します。

 

 

<人工魚>

 日本ではまだ参入したとの情報は無いようです。

 ただ、上記日清食品の培養肉に関しては、魚でも応用が効くので日清食品が参入してくる可能性はあります。

 

 なお、海外では

◎、植物を使ったマグロ・シーチキン、エビ

◎、培養肉技術による鮭

等が既に商品化されているようです。

 

 

<昆虫食>

 昆虫食は作るのではなく、昆虫を食べると言う内容です。

 昆虫は動物よりも育成・増加が簡単にしやすく、環境にも優しい上に、高栄養。

 と言う事で、昆虫を美味しく食べる研究も進んでいるようです。

 

 ユーチューバーさん達でも昆虫食を配信している方々は結構います!

 

※ この項目のリンク先は、昆虫が苦手な人には閲覧注意です!

 例えば

東海オンエアさん『食糧難に備えて美味しい昆虫食を決めておく』

フィッシャーズさん『大量の虫を食って1番うまいヤツを決めろ』

ぽんぽこちゃんねる『昆虫食にハマったVTuberの末路』

等々。

 

 企業としては

◎、合同会社TAKEO

 昆虫を野菜、肉、魚に並ぶ食材に!

 昆虫そのまま商品がYouTuber御用達になっている。

 一見昆虫と分からない商品もある。

 

◎、バグズファーム

 日本最大級の昆虫食通販サイト。

 

 私の実家の方でもイナゴは佃煮にして食べる風習がありました!

 更に、採ったイナゴは駄菓子屋に売れました!

 日本にも一部、昆虫食文化は昔からあるんですね!

 

 

<粉ミルク>

 粉ミルクは言うまでもないですね。

 既に

「母乳か?粉ミルクか?」

と言うくらいに広く使われていますからね。

 

 これも母乳の代替ミルクという意味ではフードテックと言えますよね。

 昔から既に存在するモノとして、最後に紹介しました。

 

 

 

②なぜ必要なのか

 多くの企業が参入を始めたフードテックはなぜ必要なのか?

 それは

『SDGsを意識した、社会問題を解決するため』

です。

 

 正直な話、企業にとって目先の利益だけを追い求めるのなら人工食品なんかデメリットだらけです。

 何故なら、人工食品は大量の費用が掛かる上に、儲からないからです。

 

 それでも多くの企業が次々と参入するのは

『目先の利益より、地球規模の将来を見据えているから』

と言えるんですね。

 

 もちろん、世界の流れという部分を見て、この部分を見据えた経営をしないと収益が下がる事も見ていると思います。

 

「環境問題を見据えないと収益が下がる?どういうこと?」

についてはこちらをお読み下さい。

>>>『ESG投資とは何か?普及はするのか?』わかりやすく説明します。

 

 その上で、なぜ人工食が必要なのか?

 主な理由

◎、人口増・多様化

◎、飢餓問題

◎、環境問題

 これら3点についてサラッと確認したいと思います。

 

 主にSDGsに関連した社会問題の解決という目線になりますので、

「SDGsって何でしたっけ?」

という人はこちらの記事をお読みください。

>>>「SDGsとは何か?」子供でもわかるくらい、簡単にわかりやすく説明します!

 

 

<人口増・多様化>

 日本は少子高齢化により、人口は毎年減少し続けています。

 しかし、世界規模で見るとむしろ人口は増えています。

 

 そのため今のような形の飼育や栽培だけでは、

「今後世界規模での食料不足が訪れる!」

と言われます。

 

 そうなると、ほとんど海外からの輸入に頼っている日本はかなり深刻です。

 そこで、広い酪農・農地がなくても食料を作れる人工食は重要なんですね!

 

※ 食べ物を輸入に頼っているのは、日本政府独自のカロリーベース計算での話です。

※ 世界基準の生産量ベースだと、日本はまだ深刻というレベルではありません。

 

 食料難だけではなく、更に人口増加にともなって、様々な人も増えて行きます。

 例えば

◎、ベジタリアン(肉を食べない)

◎、宗教上の理由で食べられない食材がある

◎、アレルギーで食べられない食材がある

等々は、イメージしやすいですよね。

 

 そしてSDGsでは、そのような

「多様な生き方を認めましょう!差別を失くしましょう!」

と掲げていますので、食に関して幅広い多様性に対応することでSDGsに取り組めるわけですね。

 

 更に、新しい市場開拓という意味合いもあるので、企業的にチャンスもあるんですね!

 

 

<飢餓問題>

 先程の人口増による食料難もそうですが、やはりこの飢餓問題解決に向けてが一番シックリきますよね。

 世界中ではご飯を食べたくても食べられないで苦しんでいる人達がいます。

 

 なぜ食べられないのかは地域や環境によっても違いますが

◎、環境が悪く食べ物が採れない

◎、貧困

等が主な理由です。

 

 この中でも特に、砂漠地帯等の環境で食べ物の確保が難しい地域でも、食べ物を作れるようになる人工食は大きな意味を持ちますよね。

 

 SDGsの貧困問題についてはこちらの記事をお読みください。

※ 古い記事なので、今後書き換え予定

>>>世界からも、日本からも貧困を失くす取り組み。貧困の原因と解決策。『2030年の世界地図帳 落合陽一』

 

 

<環境問題>

「食べ物の問題なのに、環境問題なの?」

と思う人がいるかもしれませんが、環境問題にも重要です!

 

 例えば、牛。

 牛が大量に発するゲップに含まれるメタンガスは、地球温暖化の原因の一つと言われています。

 牛は人間の食料として大量に飼育されていますので、それらを人工肉に代替することで大幅に減らすことが可能なんですね。

 

 他にも、飼育に必要な様々な資材、重機のガソリン、排気ガス等々。

 これらが不要になりますので、環境にもかなり優しくなります。

 

 そうなればSDGsのクリーンエネルギー問題にも貢献出来ますよね。

>>>SDGs:目標7『エネルギーをみんなに、そしてクリーンに、とは?』わかりやすく説明します。

 

 

 

③課題

 フードテックの中で、人工食だけを見ても様々な問題の解決が期待される事がわかりました。

 そんなフードテックですが、まだ始まったばかりなので当然これから解決すべき課題もあります。

 最後にこの辺りの課題にサラッと触れて終わりにしたいと思います。

 

 主に言われている課題は

◎、高度な技術が必要

◎、値段が高い

◎、食べるのに抵抗がある

◎、食品情報管理の正確さ

の4点です。

 

 

<高度な技術が必要>

 まだ人工食、特に培養肉に関してはかなり高度な技術を必要とするので、誰でも簡単に作れるモノではありません。

 

◎、高度で、大規模な研究設備

◎、能力の高い研究員

等が必要なので、そのような設備や人材を確保するのは中々難しいという課題ですね。

 

 

<値段が高い>

 高度な大規模設備や優秀な人材が必要と聞くだけで、お金が沢山掛かることも想像出来ると思います。

 それにプラスして、培養肉は、細胞を増やす培養液が稀少で、メチャクチャ高いんだそうです。

 

 培養液と聞くとドラゴンボールのメディカルマシーンや、NARUTOの大蛇丸の研究等をイメージする人も多いかと思いますが、あれの液体部分ですね。

 

 培養肉を作るのに沢山の費用が掛かると言う事は、当然完成した培養肉も高額です。

 海外で始めて作られた人工肉は

200g 約2500万円

だったそうです。

 

 今はかなり安くなり、

200g 約4万円

くらいだそうです。

 

・・・スーパーマーケットで、1パック1500円くらいのステーキ肉も高すぎて買えない私には、まだまだ到底無理ですね!

 

 

<食べるのに抵抗がある>

 最後に健康上の不安があるという課題もあります。

 これは昆虫食をイメージすれば誰でもわかりますよね。

 カブトムシの素揚げ、ミミズラーメンとか、抵抗なく食べられる人は少ないですよね。

 

 それだけではなく、培養肉も、遺伝子組み換え大豆に抵抗がある人は、それと関連付けて考えてしまい

「人体への影響は大丈夫なのかなぁ?」

と不安になり食べられません。

 

 まだ培養肉は技術がやっと確立され始めたばかりなので、人体への影響はこれからになる課題と言えそうです。

 

 なお現時点では、

「本物の肉の細胞を無菌室で増やすだけなので、遺伝子組み換えや、下手な肉よりも安全」

との主張が主流だそうですが、私には何とも言えません。

 

 

<食品情報管理の正確さ>

 最後に食品情報の管理についての問題です。

 食品が私達に届くためには様々な人達の手を渡ります。

 

 大ざっぱに言っても

『研究機関 ⇒ 食料品メーカー(⇒工場) ⇒流通 ⇒ お店 ⇒ 私達』

のようになります。

 

 多くの人の手を渡ると言う事は、それぞれの感情により

◎、研究機関は、研究結果・成果を焦る

◎、メーカーは、他社より早く売りたい

◎、流通は、早くお店に届けたい

◎、お店は、目玉商品として目立たせたい

等々、その中で情報が偽装される可能性だってあります。

 

 新しい技術だからこそ、その想いは他の商品よりも強くなり得るんですね。

「関わる組織全てを信じる!」

の人にはピンと来ない部分かもしれませんが、食品情報の安全性も重要課題と言えそうです。

 

 なお現在は食品情報の安全性に関しては、ブロックチェーン技術が使われ始めています。

 ブロックチェーン技術が広がり、もっと活用されていけばこの食品情報問題は解決に向かうと思われます。

 

 「ブロックチェーンって何?仮想通貨じゃないの?」

という人はこちらをお読みください。

>>>『世界を変える技術!?』ブロックチェーンとは何かを、小学生にでもわかるように説明します!『ブロックチェーン最前線 著:ブロックチェーンビジネス研究会』

 

 

 

まとめ

 フードテックとは、食にテクノロジーを活用することを言います。

 

 ただし、あまりにその領域が広すぎるので、その中でも人工食に限定して3点

①、どんな人工食があるのか?具体例

 『人工肉・魚、昆虫食、粉ミルク等』

 

②、なぜ必要なのか

 『人口増・多様化、飢餓問題、環境問題を解決するため』

 

③、課題

 『高度な技術が必要で、値段も高い。健康面・情報面での安全性が未知数』

 

 これで未来の食の形をなんとなくイメージできましたよね。

 今、食がどのように変わろうとしているのかなんとなく分かったと思います。

 SDGs的にも重要な、地球上での食に関する課題と動きも想像できますよね。

 

 食べ物は医療・介護現場で

「人間は食べられなくなったら、終わりの時が見えて来た証拠」

と言われるほど、食は生き物としての重要なモノです。

 

 是非、この機会に今後の食はどのように変わって行き得るのか?

 少しだけでも興味を持って情報に触れてみて下さい。

 

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