『なぜギニア共和国でクーデターが起きたのか?』その原因と背景をわかりやすく説明します。

 西アフリカにあるギニア共和国においてクーデターが発生したとの情報が流れました。

 それを受けて

「またクーデターが起きたの?最近多くない?」

「クーデターって悪いことなんだよね?なんでやるのか意味が分からない!」

「ミャンマーやアフガニスタンのようにまた情勢が悪くなるんだろうね。」

「ところで、そもそもクーデーターが何なのか良くわかってないです!」

等々、様々な声が聞かれています。

 

 そこで今回は、ギニアの情勢や背景も調べた上で

『なぜギニアでクーデターが起きたのか?』

「私、難しいことは良くわからないんですよ!」

という人にも、わかりやすいように説明します。

 

 なお私は情報を噛み砕きますので、噛み砕きではなく、キチンとした情報を自分で入手したい人は私が主に参考にした資料をどうぞ。

>>>外務省『ギニア共和国基礎データ』へのリンク

>>>ウィキペディア『ギニア共和国』へのリンク

>>>ロイター通信『西アフリカのギニア、軍の特殊部隊が大統領拘束 憲法停止を宣言』へのリンク

 

 この記事を読むことで

◎、一体ギニア共和国で何が起きているのかイメージできます

◎、社会情勢として世間が注目している事を貴方も理解できます

◎、何が起きているのかがわかった上で、自分の考えを持つことができます

◎、今回のクーデターの原因となった出来事は日本でも一部起きそうな状態ですので、世界基準で日本国内の出来事をイメージしやすくなります

 

 それではギニア共和国でのクーデターについて、一緒に見て行きましょう!

 

 

 

ギニア軍がコンデ大統領を拘束した出来事

 今回のギニア共和国でのクーデターは

『ギニア軍がコンデ大統領を拘束した出来事』

です。

 クーデター側からの情報と、ギニア政府側の情報とで食い違いがあり、色々と矛盾しあう情報が飛び交っているので、まだ混乱状態にあります。

 しかし、その中でも矛盾しておらず、わかっている事は、軍が大統領を拘束したという事です。

 

「ちょっと待ってよ!だから、私はそもそもクーデターが何なのかイマイチわからないんですってば!」

という人向けに簡単に説明すると、クーデターとは

『軍が政府を武力で制圧する出来事』

です。

 日本に置き換えるなら、自衛隊が国会を制圧して

「今日から自衛隊が日本を動かしていきます!」

と宣言するようなものですね。

 

 軍が国を動かすのでいわゆる軍事政権というモノになります。

 軍事政権になるとどうなるのかは、こちらの記事をお読みください。

>>>「なぜミャンマーでクーデターが発生したのか?」その原因と影響について分かりやすく説明します。

 

 その上で、ギニア共和国でのクーデターの事情を理解するために3点

①、ギニア共和国の基礎情報

②、大統領側の目線

③、クーデター組織側の目線

 

 これらについて、更に詳しく一緒に見て行きましょう!

 

 

 

①ギニア共和国の基礎情報

 ギニア共和国内の政治の背景には

『政権争いは民族間の主導権争い』

というものがあるようです。

 

 ということで、まずはギニア共和国の現状を把握しておきましょう。

 どんな国で、どんな状態だったのかを理解しておかなければ

「なぜクーデターが起きたんだろう?」

を考えるときに

「軍事力で国が制圧された!軍が悪者だ!」

と安易に考えてしまいますからね。

 

 日本のように平和な国を基準に考えると確かにそうですし、国際的に軍事力で国を制圧することは悪です。

 しかし、本当にそこには

「クーデターは絶対悪だ!」

という状況しかないのでしょうか?

 この辺りの参考になる背景を確認してから、各陣営の行動や考えを見て行くことにしましょう。

 

 

<ギニア共和国の状況>

 先程も言った通りギニア共和国では

『政権争いは民族間の主導権争い』

という背景があるようです。

 

 この辺り、今の大統領に至るまでの背景も含めて、ギニア共和国の状況を説明します。

 今までギニア共和国は何度もクーデターや暗殺(未遂)などが起きていた国のようです。

 そんなギニア共和国で民主主義国家を目指す大統領が現れます。

 

 しかし、その大統領が退任・死去後、暫定的な代表者には軍の人間が就任しますが軍人は軍人。

 うまく国を動かせずに再度クーデターが発生。

 その後は同じ過ちを繰り返さないために、国民投票によって今のコンデ大統領が就任します。

 このコンデ大統領は民主主義を進める、前の大統領の意思を継ぐ人なので、一見落着・・・に見えました。

 

 しかし、そう簡単にはいかなかったようなんですね。

 ギニア共和国内に幾つかの民族がおり、政治に民族対立が持ち込まれる特色があるようなんですね。

 コンデ大統領の選挙時にも、敵対民族出身の対抗馬との武力衝突が起きていたようです。

 まだ大統領になる前の選挙時に武力衝突ということですから、当然今のコンデ大統領側も武力交戦しているわけですね。

 

 このように、選挙は民族間の主導権争いでもあるので、日本のように政策の内容云々だけでは語れない事情もあり、政治に武力を持ち出す雰囲気はあるようなんですね。

 そんな背景・状況があるギニア共和国でのクーデターです。

 その上で、コンデ大統領側と、クーデター側との動きや主張などをそれぞれ見て行きましょう!

 

 

 

②大統領側の目線

 大統領側の動きは

『自分側の民族を優遇させたいけど、民主化も進める』

という意図が見え隠れします。

 

 私はギニア共和国に詳しいわけではなく、今回の出来事をきっかけに少し調べただけなので詳細はわかりません。

 しかし、ここ最近の動きや情報を見る限り、私には

「大統領側は自分の権力をより強固なものにして、自分たちの民族を優遇しようとしていたのでは?」

「その一方で、国民に寄り添おうとする意志も少しはあるのかな?」

と感じる部分が幾つかありました。

 

 

<自分達民族に有利な選挙で憲法改正>

 例えば、憲法改正について。

 大統領は最近国内の憲法を改正しました。

 ギニア共和国も民主主義を進めていますので、憲法改正の際には国民投票が行われます。

 しかし大統領側の民族の方が多いので、結果として大統領の思うような憲法改正が可能な状態です。

 つまり実質的に

『大統領の独裁に近い政権運営も可能な状態』

なわけですね。

 そして、大統領は自分側の民族を優遇する人なので、大統領側民族は大統領に有利な憲法改正でも賛成しますよね。

 

 当然優遇されない側の民族は反対しますが、民族の割合が少ないので選挙をしても勝てません。

 そんな状況での憲法改正です。

 では最近行われた憲法改正は一体どんな改正だったのでしょうか?

 それは

『大統領の任期を伸ばす』

です。

 つまり

「もう任期を終える私が、もっと長く大統領で居られるように憲法を変えちゃおう!」

ということですね。

 

 実はこれに似た現象は日本でも起きています。

 安倍総理のときに活発だった動きですが、

「自衛隊を軍として正式に認めましょう!」

「憲法改正の条件をもっと緩くして、憲法を変えやすくしましょう!」

という動きですね。

 この日本での出来事についてはこちらの記事をお読みください。

>>>『日本国民投票法改正案の内容とは?』その概要を、わかりやすく簡単に説明します。

 

 

<国民の人権を保護する内容>

 ただし、これ以外の部分では

◎、女性が不当に受けていた酷いことの禁止

◎、子供・障害者・高齢者の権利確保

◎、結婚や交際の自由化

等も盛り込まれているようです。

 全体を見ると必ずしも自分勝手なわけでもないんですよね。

 

 そもそもの話として、民族争いを政治に持ち込む国ということは、大統領が変わっても、

『今優遇されている人達が今度は差別される側に代わるだけ』

で、国全体としては何も変わらない可能性もあります。

 そんな中で、一応今まで差別をされていた人達の人権を確保しようとする動きも見えている。

 ただし、自分の権力を更に強固なものにしようとする動きもシレッと入れている。

 

 さて、貴方はどう捉えますか?

 まだこれだけでは難しいでしょうから、クーデターを起こした側の目線も見て行きましょう!

 

 

 

③クーデター組織側の目線

 クーデターを起こした軍側の目線は

『苦しんでいる国民のため』

と言える事情がありそうです。

 

 

<貧富の差>

 ギニア共和国内の状況は格差が起きており、一部の富裕層とその他大勢の貧困層に分かれるようです。

 その原因が大統領や一部権力者の優遇ですね。

 要は一部の優遇されている人達による汚職が酷いんだそうです。

 

 あまりに一部の優遇されている権力者や富裕層だけが美味しい思いをし過ぎたせいで国の財政が悪化。

 一般公務員への給料もまともに払われなくなり、大規模なストライキが起きたことがあるようです。

※ ストライキ:上層部が改善するまで現場の人達が仕事を放棄する行動

 

 公務員には警察官だって含まれるわけで、彼らが仕事を放棄しているという事は、治安は物凄く悪化します。

 しかも、貧富の差が激しいんですからね。

 という事で、ギニア共和国内では主に富裕層を狙った窃盗や強盗が多く発生している状況が見られるようです。

 そんな状況において、その元凶とも言える大統領が任期を延長できるような憲法改正をしたわけです。

 これって、国民側からしたらどんな気持ちでしょうか?

 

「ふざけんなよ!国を自分に都合が良いように作り変えようとしているじゃんか!」

「選挙をしても、どうせお金や権力の力で自分たちに都合が良い結果にされてしまう。どうしたら良いんだ!」

みたいな感情ですよね。

 

 

<国民が取れる手段はなに?>

 では、そんな状況において国民が取れる手段はどんな手段があるでしょうか?

 デモ活動ですか?

 しかし、過去に行ったデモ活動は武力によって制圧され、死傷者も出ていますが、また何度でも繰り返しますか?

 

 それとも、異議を申し立てて選挙のやり直しですか?

 不正や汚職が蔓延しており、大統領を支持する民族の数が多くてまた負けるかもしれませんし、ギニア国内は新型コロナの蔓延もあり、命がけですがそれでもやり直しを訴えかけますか?

 

 ここまで背景を見てきた貴方なら、どれも厳しいのはわかりますよね。

 じゃあどうしましょうか?

 こんな状況において

「もうこれしかない!」

という事で、クーデターなわけですね。

 

 実際に今回クーデターを起こした人達は大統領等を拘束はしていますが、ケガはさせていないようです。

 あくまでも目的は、

『この腐った状態を何とかしたいけど、他に手段がないから』

という思いだからのようですね。

 

 さて、これで今回のギニア共和国内でのクーデターの中身が何となく見えてきたと思います。

◎、そもそも政治にも民族闘争が持ち込まれる国である

◎、つまり誰が大統領になっても優遇・差別される人達が変わるだけで何も変わらない可能性がある

◎、今の大統領は今まで認められていなかった人達の人権を守る行動は取っている

◎、しかし、汚職もあり、自分側の人達を優遇し、貧富の差は大きい現状がある

◎、選挙をしても大統領側が勝つ土台があり、デモや選挙のやり直しを要求しても変わる可能性は低い

◎、差別されている側の国民にできることは、武力で抑え込むくらいしか思いつかない状況

 

 さて、これらを受けて貴方はこの出来事をどう捉えますか?

 日本はそれを自由に考えて良い国ですので、是非自分の考えを持つキッカケにしてみて下さい。

 

 

 

まとめ

 ギニア共和国で起きたクーデターは、ギニア軍がコンデ大統領を拘束した出来事です。

 

 その上で、この出来事を理解するための情報3点

①、ギニア共和国の基礎情報

 『政権争いは民族間の主導権争いという雰囲気がある』

 

②、大統領側の目線

 『自分達に都合が良い事をしている。しかし、今まで人権が保障されていなかった人達の人権を保障する動きも見られている』

 

③、クーデター組織側の目線

 『差別されている側の国民は、選挙のやり直しも、デモも、全部意味がない状況に押し込まれている。クーデター以外に何か手段はありますか?という状況』

 

 これで、一体ギニア共和国で何が起きているのかイメージできたと思います。

 社会情勢として世間が注目している出来事を理解できました。

 今何が起きているのかがわかった上で、自分の考えを持つキッカケにもなりましたよね。

 

 今回のクーデターの原因となった出来事は、日本での

「憲法改正の要件を緩和する!」

という動きと一部共通しますので、100%他人事とも言えないかもしれません。

 

 こういった世界情勢は難民問題、人権問題等々だけではなく、経済、投資、商品価格等の部分でも、様々なことに影響が出ます。

「遠い国のことだし、私には関係ないや!クーデターは悪ってことでしょ?」

ではなく、少しだけでも自分の考えを持ち、それに対する世界の動きにも注目して上手く立ち回っていきましょう!

 

 ぜひこの機会に、記事内でもご紹介してきたクーデターや憲法改正の動きなど、関連記事も読んでいってください。 

 

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