SDGs(世界目標)日本政府の取り組み。2020年のアクションプランをわかりやすく説明します!
「東京オリンピック計画辺りからやけに”持続可能な””持続可能な”って聞くよなぁ~。」
「レジ袋有料化とかわけわかんないから!」
「SDGsってモノがトレンドらしいけど、あれってなに?」
「解決しないといけない社会問題が沢山あるけど、政府はどう考えているんだ?」
このように感じたことはありませんか。
そんな貴方に是非知って欲しい言葉が
『SDGs(世界目標)』
というモノです。
SDGsとは国連で
「2030年までに様々な問題を、未来までずっと継続出来る形で解決しましょう!」
と定めた目標になります。
当然日本も国連加盟国なので、SDGs(世界目標)実現のために行動しています。
少し前に活発だった働き方改革や、レジ袋有料化という取り組みはこのSDGsが理由です。
>>>レジ袋有料化はなぜ行われるのか?その目的と必要性をわかりやすく説明します。【SDGs】
そんなSDGs(世界目標)に対して日本政府はどのように向き合っているのかを
を元にご紹介します。
内容は
◎、日本政府が定めた優先課題
①、ジェンダー平等の実現
②、健康・長寿の達成
③、地域活性・科学技術イノベーション
④、強靭な国土と質の高いインフラ整備
⑤、エネルギー問題と循環型社会
⑥、環境保全
⑦、安全・安心な社会の実現
となっています。
この記事を読む事で、社会問題に世界や日本がどのように向き合っているのかを知ることが出来ます。
ニュースで流されている報道の本質が見えるようになるので、表面だけを見て「政府ダメだな!」「日本オワコンwww」のように感じるだけの無駄な時間を過ごさないで済みます。
社会がどんな方向に向かっているのかを知ることも出来ます。
投資をしている人の参考にもなります。
それではSDGs(世界目標)に対して日本の向き合い方を見ていきましょう!
SDGs日本の優先課題『日本政府が定めた優先課題』
結論:『日本に合った優先課題7個』
SDGs(世界目標)は様々な解決すべき問題を17個設定しています。
その17個とは
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなにそしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
このようになっています。
サラッと見てどうでしょうか?
もしかしたら貴方は
「自分達に直接関係ない目標もあるんじゃない?」
そう思ったかもしれません。
例えば目標6の『安全な水とトイレ』
日本は既に達成できていますよね。
逆に、ジャングルの原住民が多いような場所で目標9『技術革新』
これを最優先と言われても違和感が残ります。
このように、SDGs(世界目標)とは、全ての国で、全ての目標を最優先にするモノではありません。
もちろん、目標17『パートナーシップ』という部分から、支援は行う必要はありますが、直接自分達の国で解決すべきモノではありません。
そのような特性上、
『自分達の国の状態に合わせて、各国ごとに解決すべき問題に取り組む』
わけです。
そこで日本は大きく7個の問題を優先課題としてピックアップしています。
それが
①、あらゆる人が活躍する社会
②、健康・長寿の達成
③、地域活性・科学技術イノベーション
④、強靭な国土と質の高いインフラ整備
⑤、エネルギー問題と循環型社会
⑥、環境保全
⑦、安全・安心な社会の実現
です。
では、これらの優先課題に対して日本はどのような方向性で取り組んでいるのでしょうか?
もう少し詳しく見ていきましょう!
SDGs日本の優先課題①『あらゆる人が活躍する社会』
結論:『女性・若者・高齢者、障害者の活躍支援』
「一億総活躍社会を目指します!」
なんて一時期話題でしたが、SDGs(世界目標)が関係していたんですね。
つまり、
「年齢や性別、障害の有無に関係なく、国民みんなが活躍できる社会をめざしましょう!」
という事ですね。
「なんでレディースデー等、女性ばかり優遇されているんだ!?男性蔑視だ!」
との考えも散見されるのですが、社会全体で見たらまだまだ女性蔑視な状態です。
だから、ひいきだと感じるくらいに”女性のため”という方針は必要なんですね。
政府として、育児支援や女性の活躍の場を創出、制度的支援を行っています。
高齢者や障害者の活躍に関しては、バリアフリー等の整備はもちろん、テクノロジーを積極的に取り入れて、体の衰えがあっても、障害があっても活躍できるような支援を行っています。
日本は昔から年功序列社会で、年配者が優遇されてきました。
そのため、若者が我慢を強いられる場面も多くあります。
それによって若者の貧困・ワーキングプアという問題も生じています。
>>>日本における貧困問題を考える。若者の貧困問題は優しくない日本の国民性にある!?
この部分に関しては、教育という部分からサポートをする形で支援をしています。
この部分は、人の捉え方や価値観、先入観等を変えていく啓蒙活動というモノが大きいのかもしれませんね。
『あらゆる人が活躍する社会』
についての更に詳しい取り組み内容についてはこちらをお読みください!
>>>「一億総活躍社会はなぜ行う必要があるの?」その裏にあるSDGs。日本の取り組みをわかりやすく説明します。
SDGs日本の優先課題②『健康・長寿の達成』
結論:『データ活用と感染症研究』
日本は既に
『世界一の長寿国』
と言われる国ですので、取り組みとしては健康維持という部分がとても大きくなります。
そのため、様々なデータや記録を収集し、それを活用して
◎、医療面の技術研究に活かす
◎、医療・介護の現場に活かす
◎、病気の予防に活かす
等を行っているわけですね。
更に、2020年は新型コロナウイルスで大騒ぎなように、そのような感染症対策も重点を置いて取り組んで行きましょうとしています。
それ以外の取り組みとしては、基本的に海外援助が主となっています。
普段政府への不満が多い人が結構多いとは言え、何だかんだ言って日本の医療保険制度は世界トップクラスです。
その仕組み等を発展国等に教えたり、人材を派遣するという形に力を入れているようです。
『健康・長寿の達成』
の日本政府の具体的な取り組みに関しては、別記事にて更に深掘りしていく予定です。
SDGs日本の優先課題③『地域活性・科学技術イノベーション』
結論:『テクノロジーの進化支援と地場産業支援』
貴方は5G、Iot、ブロックチェーン、クラウド、Maas、フィンテック等々。
最新テクノロジーについて知っていますか?
知らない人はこの機会に是非頭の片隅にでも入れておいて下さい。
>>>必ず知っておくべき最新テクノロジー7選!誰にでも分かりやすく説明!〔超初心者向け〕
現在の社会は
『第四次産業革命』
と呼ばれ、社会のあり方が大きく変わる技術革新が急速に進んでいます。
日本はそのようなテクノロジーで
「世界を引っ張る国になろう!」
と考えているわけですね。
そして、地域活性。
ふるさと納税なんて制度もありますが、
「地域ごとの特性に合わせた成長をしていきましょう!」
ということですね。
そのため日本政府は地場産業の支援に力を入れています。
地域によって強みの産業は違いますよね。
農業が強い地域もあれば、漁業、林業、工芸、観光等々。
特に衰退してきている農業等は食糧問題と合わせて深刻です。
そのため、特に農業への取り組みに重点を置いているようです。
先のテクノロジーの進化を農業へも活かす取り組みも進んでいます。
それによって
「これからの時代は農業が成長産業の一つになる」
と考えている人もいるようです。
『地域活性・科学技術イノベーション』
の日本政府の具体的な取り組みに関しては、別記事にて更に深掘りしていく予定です。
SDGs日本の優先課題④『強靭な国土と質の高いインフラ整備』
結論:『過疎地対策と防災』
日本は先進国の一つとは言え、地域によっては過疎化している地域も沢山あります。
そのような地域も含めて、不便がないようにインフラを整備する必要があります。
『市内循環バス』
『乗り合いタクシー』
なんてモノも、この対策の一つです。
そのような地域も断絶されないように取り組んで行くことが重点とされています。
更に、何と言っても日本は災害の多い国です。
そのため、インフラ整備と切っても切れないモノが防災です。
被災時の食糧や水、電気やネットワークの構築等、不測の事態にどうするのか?
という取り組みが重点とされています。
これは既に日常におけるインフラが大部分充実している日本だからこその部分かもしれませんね。
日本は鉄道技術や治水技術等、海外への支援も行っていますが、インフラ整備の海外支援に関しては中国が圧倒的な印象を受けますね。
『強靭な国土と質の高いインフラ整備』
の日本政府の具体的な取り組みに関しては、別記事にて更に深掘りしていく予定です。
SDGs日本の優先課題⑤『エネルギー問題と循環型社会』
結論:『再生可能エネルギーと東京オリンピック』
これは簡単に言うと
「二酸化炭素排出を減らして、クリーンなエネルギーにしましょう!」
ということですね。
日本は始めの頃は太陽光発電で世界の先を行けそうな雰囲気でしたが、現在では完全に中国に持っていかれています。
クリーンエネルギーで今最も注目されているのは太陽光発電。
その太陽光発電で最も先を言っているのは中国なんですね。
『中国=汚い工業汚染が酷過ぎる』
とのイメージが強いですが、クリーンエネルギーに関してはトップを走っているんですね!
日本は原子力の推進、水素エネルギー、バイオマス、太陽光等々、ちょっと分散しすぎてあまり強くない感は否めない気がします。
そして循環型社会に関して日本で知名度が高いのは
『東京オリンピック』
です
「オリンピックが終わった後も使える施設を!」
と循環型オリンピックを猛アピールしていましたよね。
フタを開けてみれば
「循環型?????」
と感じる人の方が多い結果となっているようですが。
本当に循環型オリンピックとしての準備が完了しているのであれば、開催されようと、開催できなかろうと、施設は無駄になりませんよね。
ちなみに世界的にはシェアリングエコノミーというモノが急速に拡大して循環型社会が進んでいます。
最近ではよく耳にする
『ウーバーイーツ』
もその一つですね。
この部分に関して日本は、既得権益(昔ながらの業界)が強い関係で、世界的にはむしろ進みが遅い国と言われています。
『エネルギー問題と循環型社会』
の日本政府の具体的な取り組みに関しては、別記事にて更に深掘りしていく予定です。
SDGs日本の優先課題⑥『環境保全』
結論:『社会と自然の共存』
日本では
『経済と環境との共存』
という視点で環境保全に取り組む必要があります。
環境保全のために経済活動を止めてしまっては生活に困ってしまう人が増えます。
逆に、経済活動のために環境を気にしなければ、自然はドンドン破壊されていきます。
そのため、共存という形が望ましいわけですね。
その手段として、前項で出てきたクリーンエネルギーやゴミや無駄なモノを減らす循環型社会が必要なわけですね。
それとは別に
「森・川・里山・海の環境を守りましょう!」
ということで、
◎、農林水産業への支援
◎、自然環境の観測・調査
◎、ゴミの観測・調査・回収
等をしているわけです。
その取り組みの一つとして、序盤でも言ったレジ袋有料化というわけです。
>>>レジ袋有料化はなぜ行われるのか?その目的と必要性をわかりやすく説明します。【SDGs】
『環境保全』
の日本政府の具体的な取り組みに関しては、別記事にて更に深掘りしていく予定です。
SDGs日本の優先課題⑦『安全・安心な社会の実現』
結論:『子供・女性・労働者の保護』
子供に関しては、防犯です。
つまり、
『悪い大人から子供を守りましょう!』
という目線で力を入れています。
女性に関しては、暴力です。
つまり、
『DVを始め、あらゆる暴力から女性を守りましょう!』
という目線で力を入れています。
労働者に関しては、人権侵害です。
つまり、
『職場でのイジメやパワハラから労働者を守りましょう!』
という目線で力を入れています。
これらの問題全般に対して、国がやっていることは支援と法整備です。
『安全・安心な社会の実現』
の日本政府の具体的な取り組みに関しては、別記事にて更に深掘りしていく予定です。
まとめ
SDGs(世界目標)への日本政府の取り組みを概要だけサラッと見てきました。
この記事で、何となくの方向性が見えていたら幸いです。
それでは
『SDGs(世界目標)日本政府の取り組み。2020年のアクションプランをわかりやすく説明します!』
についてまとめて終わりにします。
日本政府が定めた優先課題
日本に合った優先課題7個
①、あらゆる人が活躍する社会
女性・若者・高齢者、障害者の活躍支援
②、健康・長寿の達成
データ活用と感染症研究
③、地域活性・科学技術イノベーション
テクノロジーの進化支援と地場産業支援
④、強靭な国土と質の高いインフラ整備
過疎地対策と防災
⑤、エネルギー問題と循環型社会
再生可能エネルギーと東京オリンピック
⑥、環境保全
社会と自然の共存
⑦、安全・安心な社会の実現
子供・女性・労働者の保護
ここまで読んで頂きありがとうございます。
是非、他のSDGs(世界目標)シリーズの記事も宜しくお願いします。
私は他に大きく2つの取り組みをしていますので、少しでも興味を持ったら、そちらの活動も見ていって下さい。
①、日テレが本気で手掛けている『web3×アイドル』プロジェクトNFTIDOLHOUSE。ここから誕生したアイドルFuhua(フーファ)。ここの専属記者の役職を頂き活動しています。
②、結節性痒疹という難病で超敏感肌な彼女と共同で、敏感肌の人向けのスキンケア、化粧品選びを紹介する活動もしています。
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