憲法とは何が書かれているのか?誰にでもわかりやすく説明します。『全日本国民に関係がある法』

「政治家が憲法・憲法騒いでいるけど、憲法って結局なんなの?」

「法律の勉強を始めてみたけど、最初の憲法が難しくてつまずいている!」

「何でもいいから、何もわからない私に憲法とは何かをわかりやすく教えて!」

「そもそも私が知らないと何か不便でもあるの?」

そんな貴方に憲法とは何が書かれているのか?をわかりやすく説明していきます。

 

 内容としては

◎、憲法とはなにか?

①、人権について書かれている

②、国の統治について書かれている

 

 この記事を読むだけで、憲法とは何かのイメージを掴む事が出来ます。

 今の貴方が今の生活を出来ている理由を知ることができます。

 今政治家が何をしようとしているのかもイメージできるようになります。

 

 それでは憲法ととは何かを見ていきましょう!

 

 

 

憲法とはなにか?

 結論:『ルールの王様』

 

<憲法とはなにか?>

 憲法とは何か?

 これを一言で表現するなら

『ルールの王様』

です。

 

 法学的に憲法を見るならこちらの記事も参考になります。

>>>法律をゼロから勉強したい貴方はこの記事を読むべし!誰にでもわかりやすく説明します!

 

 日本には様々なルールがありますよね?

 例えば、

◎、犯罪をしてはいけないとする法律

◎、歩きタバコをしてはいけないとする条例

◎、仕事中に持ち場を離れちゃダメとする職務規定

◎、茶髪禁止の校則

等々。

 

 これらルールの大元となる、王様のような立場のルールこそが憲法になります。

 そのため、どんなに小さいグループでのルールでも憲法に反するルールは認められません。

 王様である憲法こそ絶対ルールなので。

 

 もしこの王様である憲法に反するルールが存在したら

『違憲(いけん)』

と呼ばれ、廃止しなければなりません。

 

 たまにニュースで

「その校則は憲法違反だ!」

なんて騒がれていますよね。

 

 つまり、貴方の学校のルールにも憲法の力は及んでいる証拠ですよね。

 

「日本人は憲法に従わなければならない!」

「憲法はルールの王様だ!王様に反するルールは廃止しなければならない!!!」

なんて言うと堅苦しく感じる人もいるかもしれません。

 しかし、実は逆なんですね。

 

 

<憲法は国民の味方>

 憲法とは、公的機関(国・都道府県・市区町村・公務員等)の権限を制約し、私達国民の自由を確保してくれる法になります。

 

 そのような種類の法を

『公法(こうほう)』

と言います。

 

 昔の日本は天皇や国が言う事は絶対だったわけです。

 命令に反すれば処刑されることだってありました。

 

 国が

「お前は犯罪を犯した!」

と言うだけで冤罪でも即座に罪に問われた時代です。

 

 今の日本では考えられませんが、現代でも国によってはそのような国があります。

 そのような状況から私達を守ってくれているのが憲法なんですね。

 

 今は国の命令に反発しても処刑されることはありません。

 何なら

「国のその命令こそおかしくないですか?」

と正式にやり返す事も出来ます。

 

「お前が犯罪を犯したんだろ!」

と言われても、犯罪を犯してないなら裁判を行う事で無実を主張できます。

 

 それらが出来るのは憲法のお陰なんですね。

 私達国民にとってはとても強い味方こそ、ルールの王様憲法なんですね。

 

 では、そんなに心強い味方である憲法には一体何が書かれているのでしょうか?

 憲法はその内容的に大きく2つに分ける事が出来ます。

◎、人権

◎、国の統治

です。

 

 この2つの事について、全部で103条から作られています。

 それでは憲法に書かれている人権と国の統治についてもう少し深掘りしてみていきましょう!

 

 

 

憲法の内容①『人権について書かれている』

 結論:『生きたいように生きるためなら、新たな人権を作っても良い!』

 

 憲法には人権について書かれています。

 では人権とは、なんでしょうか?

 

 難しい定義が沢山あるのですが、私はこのように定義しておきます。

『生きたいように生きるための権利』

ですかね。

 

 今の日本では生きたいように生きる事が認められていますよね。

 金銭的な理由から選択できないことは有るかもしれませんが、法的に制限しているわけではありません。

 

 逆に、

「生きたいように生きて良いですよ!」

とされている時代だからこそ

「どう生きよう!私がやりたい事ってなんだろう?」

と悩む人が多いのも事実です。

 

 ともかく、そのような生き方が出来るのは憲法があるからなんですね。

 憲法がなければ自分の考えを持つ事すら犯罪になります。

 

 例えば

「あの上司ムカつく~!ぶん殴ってやりたいな!!!」

これでも犯罪になり得るという事です。

 

 だって

『殴ってやりたい』

という犯罪行為を考えているじゃないですか。

 

 今の時代では想像すら難しいですが、憲法がないような世界では、考えることすら自由には出来ないんですね。

 物凄く生き辛いですよね。

 

 だから憲法では

「人それぞれ、様々なことを考えて良いですよ!」

「何を信じても良いですよ!」

「何を学んでも良いですよ!」

「職業を選択して良いですよ!」

「貴方のお金は貴方の物ですよ!」

等と明確に文章にしているわけですね。

 

 最近では憲法13条幸福追求権という存在が特に注目されています。

「幸せになるための主張をして良いですよ!」

という条文になります。

 

『肖像権』

『日照権』

『プライバシー権』

のようなモノが有名ですね。

 

 これらはここから発生している権利になりますので、法的に直接文章として保証されている権利ではありません。

 

 このように、憲法は、生きたいように生きるために必要なら、文章にない権利の主張も認めているわけですね。

 とても柔軟な王様ですね。

 

 文章にない権利を説明していくのは少し難しいので、文章として見る事の出来る具体的な権利には一体どんなモノがあるのでしょうか?

 

 それはまた別の機会で一つずつ見ていくことにしましょう。

 今回は概要だけで終了します。

 

 

 

憲法の内容②『国の統治について書かれている』

 結論:『国の運用方法が決められている』

 

 憲法に書かれているもう一つの内容が国の統治についてです。

 簡単に言うと

『国の運用方法』

のことですね。

 

 貴方の会社にだって

「営業部は営業をします。」

「開発部は商品開発をします。」

のようなことが決められており、組織として機能していますよね。

 

 貴方が学生ならクラスで委員を決めますよね。

「給食委員は食事の配膳をします。」

「保健委員は水道の石鹸補充をします。」

「清掃委員は掃除当番を決めます。」

のような感じで決めるからクラスが上手く機能するわけですよね。

 

 それらと同じように国にも取り決めがあり、組織として機能しているんですね。

 

 その取り決めが、会社なら定款とか職務規定と呼ばれているだけです。

 学校ならクラスのルールとして先生や生徒会が決めているだけです。

 これが国だと憲法というだけの話ですね。

 

 会社だとその中の組織を

◎、営業部

◎、開発部

のように呼びます。

 

 学校だと

◎、給食委員

◎、保健委員

◎、掃除委員

のように呼びます。

 

 憲法では

◎、内閣

◎、国会

◎、裁判所

のように呼んでいるだけです。

 

 日常生活の中では聞き慣れない呼び方がされているので難しく感じるだけなんですね。

 ただそれだけです。

 何にも難しいことはないですよね。

 

 更に会社でも営業部は

「いつまでに新商品を開発してくれ!それによって営業の掛け方が大きく変わる!」

と開発部にいう事があるかもしれません。

 

 一方の開発部は

「そんな短期間で新商品開発が出来るわけないだろう!」

と反発するかもしれません。

 

 会社でもお互いの立場から様々な意見をぶつけ合う事があります。

 国にもそのようなことはあります。

 

「あの政党はダメだ!私達はこんなに素晴らしいんですよ!」

「首相は責任を取れ!」

のようなニュースで取り上げられるやり取りはそれと同じなんですね。

 

 営業部と開発部の意見の食い違いと大きな違いはないんですね。

『政治』

なんて特別な言い方をされるから難しく感じるだけなんですね。

 

 

<憲法を変える事についても書かれている>

 そんなルールの王様憲法ですが、国の統治として、憲法自身を書き替える方法も書かれています。

 実は、ルールの王様を変えてしまう事が出来るんですね!

 

 ではどうやると変える事ができるのか?

 物凄くザックリ言うと、

『私達国民のほとんどが賛成した場合』

です。

 

 憲法は私達国民を守るための王様なのですから、私達国民の多くが

「変えましょう!」

と賛成すれば変えることが可能なのも理解はできますよね。

 

 もう少し具体的には、政治家が

「もう憲法が古いので、今の時代に合った形に変えません?」

と提案し、私達国民の多くが選挙で賛成すると改正されます。

 

 今現在

「この部分を変えません?」

「いや、これは変えてはいけない!」

と議論されている問題が大きく2つあります。

 

 それが

◎、憲法9条

◎、緊急事態条項

です。

 

 昔からずっと議論され続けているのが憲法9条です。

 街中でもポスターで見た記憶がある人も少なくないと思います。

 憲法9条とは

『軍事力・戦争』

に関しての部分です。

 

 そう易々と判断できる問題じゃないですよね。

 だからずっと議論され続けており、結論が出ないんですね。

 

 もう一つの、緊急事態条項というのは新型コロナウイルスが蔓延したことで新たに提案されているモノになります。

 

「 緊急事態宣言を出すのか?出さないのか?」

なんてヤキモキさせられましたよね。

 

 更に

「結局なんの強制力もないから緊急事態宣言なんて出しても、出さなくても同じじゃない?」

との見方もありました。

 

 そこで首相は

「その辺りを明確にして、今回のような緊急事態時には迅速に判断できるようにしましょう。」

「更に、自粛警察のような存在が不要になるよう、国が主導して国民に命令できるようにしましょう!」

と提案をしているんですね。

 

「このようなルールを新たに憲法に組み込みましょうよ!」

と言っているんですね。

 

 国が自粛を命令し、強制力を持つ等も出来るので、やはり議論の余地があり、議論されているわけですね。

 

 憲法はルールの王様であり、国民を国から守っている。

 人権を守り、国を管理しつつ、ルールを変える方法も書かれている。

 何か、自主学習をして進化していくAIみたいですね。

 

 貴方は憲法、どう捉えますか?

 

 

 

まとめ

 少しでも憲法のイメージを掴む事が出来て、「難しい!」という苦手意識が緩和されていれば幸いです。

 

 それでは

憲法とは何が書かれているのか?誰にでもわかりやすく説明します。『全日本国民に関係がある法』

についてまとめて終わりにします。

 

 憲法とはなにか?

 ルールの王様である。

 

 ①、人権について書かれている

 私達が自由に生きられるのは憲法のお陰である。

 

 ②、国の統治について書かれている

 国も組織なので、組織を作るルールについても書かれている。

 自分自身を書き変えるルールも書かれており、常に進化し続ける事も可能。

 

 

 ここまで読んで頂きありがとうございます。

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Posted by futa