なぜヤフーとLINEは経営統合したの?その狙いと背景は?今後どうなるの?を分かりやすく説明します。
※ この記事は音声学習に対応しています。
2021年3月1日に、ヤフーとLINEが経営統合を果たしました。
それにより
「ヤフーとLINEが経営統合って何が狙いなの?」
「なんで経営統合するの?なにか理由とか背景があるの?」
「経営統合とか、会社がどうなってもいいけど、結局私達への影響はあるの?」
等々の声を多く聞きます。
そこで今回は
等の情報を元に
『なぜヤフーとLINEは経営統合したのか?今後どうなるのか?』
について、分かりやすさ重視で説明していきます。
この記事を読むことで
◎、ヤフーとLINEがなぜ経営統合をしたのか理解できます
◎、ヤフーとLINEのこれからを知ることができます
◎、ヤフーやLINEを普段使っている人みんなに影響がある情報を入手できます
それではヤフーとLINEの経営統合について見ていきましょう!
元々の経営理念を実現するために、弱点を補うための統合
今回ヤフーとLINEが経営統合する主な理由は
『それぞれが持っていた元々の経営理念を実現するために、弱点を補い合うため』
です。
ネットニュース等では
『GAFAを意識し、対抗するため!』
のような見出しの記事が多いですが、それは違うようです。
むしろそのような記事を読む限りでは、記者が最初から
「経営統合でGAFAとどのように対抗していくんですか?」
と、GAFAと対抗する前提の質問がされていますので、記者による誘導が見られます。
今回はこのような誘導や思い込みを極力ない状態で、それぞれの企業が実現したいことや、強み・弱みという情報から経営統合の理由を読み解いていきます。
と言う事でこのような流れで見ていきます。
①、ヤフーとLINEが実現したい事・背景
②、ヤフーとLINEの強みと弱み
③、経営統合されると今後どうなるの?
それではこれらについて更に深掘りしていきましょう!
①ヤフーとLINEが実現したい事・背景
まずは、
「ヤフーとLINEがどこを向いているのか?」
を見ていきましょう!
お互いが全くバラバラな方向を向いていては経営統合が成功することはあり得ませんからね!
<ヤフーが実現したいこと>
ヤフーが実現したいことは
『情報技術によって社会の問題を解決していくこと』
です。
いわゆるSDGSを強く意識した取り組みになります。
>>>「SDGsとは何か?」子供でもわかるくらい、簡単にわかりやすく説明します!
そのための大きな柱が4本
◎、情報技術社会の発展
これはセキュリティー強化と
「うちの会社はデジタルとか苦手なんですよ!」
みたいなところを支援したり、教育したりして支える取り組みが多いようです。
◎、災害への支援
防災情報や新型コロナ速報等の情報支援。
災害募金の取り組み等が多いようです。
◎、誰もが活躍できる社会の実現
働きやすい社会を作ることに力を入れているようです。
その証拠に、最近はスキルを持っている人の積極採用や仕事の斡旋に力を入れていますし、ヤフー副業なんてサービスも開始しましたよね。
◎、持続可能な社会の実現
これはいわゆるエコ活動ですね。
電力を意識しない状態(=自然破壊)での経済発展はもう世界的に古い考え方で、投資対象にすらならなくなってきているので衰退しますからね。
ヤフーは
「このような方向性で社会の課題に取り組むぞ!」
と掲げているんですね!
<LINEが実現したいこと>
LINEが実現したい事は
『人と人、人と社会等をつなげて、一人一人の生活に寄り添う形で便利にしていくこと』
です。
これを実現するためにLINEでは大きく3個の重点を掲げています。
◎、社会への取り組み
かなり広い捉え方ですが、社会への取り組みはザックリと
『教育』、『行政』、『社会貢献』
という形で成り立っているようです。
「これからの時代、デジタル教育は必須!誰も時代に取り残さないように教育が大事だよね!」
みたいな感じです。
◎、経営への取り組み
どんなに素晴らしい理念や展望を示しても経営が苦しければ、それはただの綺麗事です。
そのため健全な経営を目指す視点は重要です。
主に今回の経営統合や、法令順守、プライバシー保護に重点を置いているようです。
◎、環境への取り組み
ヤフーのところでも言いましたが、このご時世、環境を無視した経営をしている企業は潰れます。
そのため、LINEも環境への配慮をしているということですね。
「できるだけ自社はエコでいくぞ!」
と頑張っているようです。
しかし、電力消費量や二酸化炭素排出量はまだ抑えきれず、微増し続けているようです。
もっとも、
「まだ実現できていません!」
という数値を正直に公開しているわけで、信頼に値するとも見えますけどね。
この辺りは人それぞれ捉え方が違ってくるのかなと思います。
②ヤフーとLINEの強みと弱み
今回の経営統合はそれぞれが実現したいことをするために、弱点を補うためと言いましたよね。
それぞれが実現したいことを見て来たところで、次はそれぞれの強みと弱点について見ていきます。
それではヤフーから見ていきましょう!
<ヤフーの強みと弱点>
ヤフーの強みは
『公な情報やネットワーク』
の部分です。
つまり、人と社会・情報を繋げるのに強みがあります。
サービスで言うなら
◎、ヤフー検索
◎、ヤフーニュース
◎、防災情報
等々です。
一方の弱みは
『個々の繋がり』
です。
広く不特定多数向けに情報発信力は強いけれど、個々の繋がりや一人一人に合ったモノの部分で弱みがあります。
そのため
『公(おおやけ)の部分に強く、個の部分に弱い』
と言えそうですね。
<LINEの強みと弱点>
LINEの強みは
『個の繋がり、生活に密着』
の部分です。
つまり、人と人の繋がりや、人それぞれ、という部分に強みがあるんですね。
サービスで言うなら
◎、LINEアプリ(チャットや電話等)
◎、LINE MUSIC・マンガ・ゲーム
◎、LINEモバイル
等々です。
一方の弱みは
『公(おおやけ)との繋がり』
です。
個人個人に合わせた部分に強すぎて、公部分に弱いんですね。
つまり
『個に強くて、公に弱い』
と言えそうですね。
③経営統合されると今後どうなるの?
ヤフーの特徴は
『公に強く、個に弱い』
LINEの特徴は
『個に強くて、公に弱い』
つまり、これらが統合することによって
『公に強く、個にも強い』
として行くことが可能なわけですね。
だから今回の経営統合は
『お互いの弱点を補い合うため』
と言ったわけです。
では、経営統合の背景が分かったところで、
「具体的にどんなサービスが始まるのかなぁ?私達への影響は?」
が気になるところです。
しかし、まだ現時点(2021年3月)では、そこまで具体的なことは出されていません。
主な方向性としては
『3つのアプリを軸にサービスを展開していく』
ということです。
この軸となる3つのアプリ
◎、LINE
◎、paypay
◎、ヤフーアプリ
これらをスーパーアプリと位置付け
『公にも、個にも強いサービス展開をしていく』
と言う事のようです。
特に日本を中心に動くので、日本人は特に今後の動きには要注目です!
まとめ
今回はヤフーとLINEの経営統合は、元々の経営理念を実現するために、弱点を補うための統合と言えます。
①、ヤフーとLINEが実現したい事・背景
ヤフーは、情報技術によって社会の問題を解決していきたい。
LINEは、人と人、人と社会等をつなげて、一人一人の生活に寄り添う形で便利にしていきたい。
②、ヤフーとLINEの強みと弱み
ヤフーは、公に強く、個に弱い。
LINEは、公に弱く、個に強い。
③、経営統合されると今後どうなるの?
公に強いヤフーと、個に強いLINEが協力して
『公にも、個にも強くなる』
を目指します。
それを実現する為の軸が
◎、LINE
◎、paypay
◎、ヤフーアプリ
の3個のアプリです。
これでヤフーとLINEがなぜ経営統合をしたのか?これからどうなって行くのか?
イメージ出来ましたよね。
『上記3個のアプリを使っている人に対して』
完全な形でサービス提供がされていくという事ですので、ヤフーやLINEを普段使っている人みんなが今回の経営統合のメリットを受けるための方法も分かりましたね。
もしこの経営統合のメリットを受けたいなら、今すぐ上記3個のアプリをダウンロードすることから始めてみてはいかがでしょうか?
今後もこのような情報発信をしていきますので、ツイッターをフォローして記事の更新情報を受け取って下さい!
私は他に大きく2つの取り組みをしていますので、少しでも興味を持ったら、そちらの活動も見ていって下さい。
①、日テレが本気で手掛けている『web3×アイドル』プロジェクトNFTIDOLHOUSE。ここから誕生したアイドルFuhua(フーファ)。ここの専属記者の役職を頂き活動しています。
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