『イスラエル軍によるガザ地区空爆問題とは?』何が起きているのか、わかりやすく説明します。
イスラエル軍により、ガザ地区への空爆が行われ、民間人にも多くの犠牲者が出るという事件が起きました。
日本でもこの出来事は連日報道され
「酷くない?イスラエルは何やってんだ!?」
「また中東で何か起きたの?何なの一体?」
「仲が悪い国同士の争いということは分かるけど、なんで争っているのか分からないです!」
等々、様々な声が聞かれています。
中東問題は様々な民族が出てきたり、領土や国も変わったりして、全体的に複雑で理解が難しい問題ですよね。
そこで今回は
『イスラエル軍によるガザ地区空爆問題』
について、わかりやすさ重視で、かなり噛み砕いて説明していきます。
この記事を読むことで
◎、なぜガザ地区に空爆が行われたのかわかります
◎、イスラエル軍とガザ地区との争いの背景を理解することができます
◎、難しい中東問題をイメージできるようになります
なお、詳しい人からすると
「そこ微妙に違うよね!」
は出てき得ます。
しかし、あくまでも
「難しくて分からない!理解することも放棄します!」
という人にもわかるように書くのでご了承下さい。
それをご理解いただけた人だけ、イスラエル軍によるガザ地区攻撃問題について一緒に見ていきましょう!
お互いが「ふざけんなボケ!」とやり合っている
今回のイスラエル軍によるガザ地区空襲問題を簡単に表現すると
『お互いが「ふざけんなボケ!」とやり合っている状態』
と言えます。
「やられたらやり返す!2倍返しだよ~!」
的なやつをやり合っている感じですね。
そこで
「そもそもガザ地区ってなんやねん!?」
という疑問を持つ人も多いと思いますので、その辺りの説明も含めて3点見ていきます。
①、イスラエル国とパレスチナ国の戦い
②、イスラエル国とパレスチナ国ガザ地区との戦い
③、なぜ2021年5月に再度武力衝突が起きたの?
それでは、イスラエル国とガザ地区の争いについて、更に詳しく見ていきましょう!
①イスラエル国とパレスチナ国の戦い
今回の問題の大きな背景には
『イスラエル国とパレスチナ国との戦いの歴史』
があります。
イスラエル国とパレスチナ国とは隣国関係にあり、ザックリとこんな位置関係です。
そして、今回攻撃されたガザ地区とは、パレスチナ国の領土なんですね。
そのため、ガザ地区への空爆とは簡単に言うと
『イスラエル国がパレスチナ国を攻撃した』
という事になります。
『パレスチナ国』
ではなく、
『ガザ地区』
なんて、一部地域の名前で表現されてしまうから混乱しちゃうんですよね。
『仲が悪い隣国同士のイザコザ』
これが今回のガザ地区空爆の背景にあるモノになります。
ここまでは理解オッケーですかね?
とは言え、情報発信側も分かりにくくなる事が想像できるのに、わざわざ
『ガザ地区』
なんて表現を使うのには理由があるんですね。
ガザ地区はちょっと特殊だからですね!
と言う事で、次はその辺りについて見ていきます!
②イスラエル国とパレスチナ国ガザ地区との戦い
パレスチナ国のガザ地区が特殊なのは、地形関係にあります。
言葉で言うよりも、図で見た方が早いです!
つまり、地中海とイスラエル国に挟まれた飛び地に、パレスチナ国のガザ地区はあるんですね!
仲が悪く、昔から争い合っている国同士ですからね!
パレスチナ国からすれば、
『敵国の中に自分の領土を奪われている』
ようなモノです!
逆にイスラエル国からすれば、
『敵国の一部が自国内にある』
ようなモノです。
そのため、どちらにとっても不愉快なんですね!
そんな不遇な環境にあるのがガザ地区になります。
イスラエル国は不愉快な敵国のガザ地区に対して、流通を制限する等して意地悪をしています。
そのため、ガザ地区の貧困・栄養状態は国連も問題視するような状態にあります。
一方ガザ地区の人達は、イスラエル国からの制限で辛い生活を強いられるのは許せないわけです。
このようにパレスチナ国の領土であるガザ地区が飛び地として、敵地のイスラエル国に囲まれる場所にあることが原因で、特に仲が悪い地域になってしまっているという事です。
イスラエル国としては
「ガザ地区ウザい!」
で意地悪をする。
ガザ地区としては
「意地悪すんなよ!ふざけんなよ!」
と反発する。
こんな関係性にあるわけですね。
いかがですか?
仲が悪い中でも、特にガザ地区は特別だということも何となく理解できましたよね。
③なぜ2021年5月に再度武力衝突が起きたの?
このイスラエル国とパレスチナ国との争いは、国際社会が介入することで無期限停戦状態となっています。
しかし、元々仲が悪いので、何かキッカケがあればいつでも武力衝突が起きる不安定な状態にあります。
と言う事で、今回はその
”何か”
が起きたので、武力衝突に発展したという事です。
では何が起きたのか?
それは
『イスラエル国が、断食期間中の聖地エルサレムへの巡礼や集会を禁止した』
です。
パレスチナ国民の多くはイスラム教徒です。
そのため、断食や礼拝、巡礼等の宗教儀式をとても大事にします。
そんなイスラム教の聖地と言えば、社会の授業でも習った
『エルサレム』
ですよね。
そんなパレスチナ国民にとって大事な聖地エルサレム。
これは不幸なことに、敵国であるイスラエル国の中にあります。
つまり、聖地エルサレムを巡礼したり、集会を開いたりするためには一端イスラエル国に入らないといけないんですね。
交戦状態になければ隣国ですので、巡礼等を行うことも可能です。
しかし、そんな巡礼等をイスラエル国が禁止し、バリケード等を設置して物理的にも巡礼・礼拝をできなくしてしまったんですね!
これに
「ふざけんな!礼拝させろ!エルサレムに行かせろ!!!」
等と怒ったパレスチナ国民がデモ等を行って猛抗議!
この猛抗議の中で、一部のパレスチナ国民がイスラエル国民に対して平手打ちをします。
その動画がtiktok等で拡散され、バズってしまいます。
いくらバズったとは言え、こんなSNSの一部動画程度で国が動くことはしません。
しかし、国民は別です!
平手打ちをされたイスラエル国民側は仕返しとして
「パレスチナ人なんて生きてる価値ないんじゃね?」
のような過激な挑発を始めます。
平手打ちも、過激な挑発も、どっちも悪い!
そして、どっちもどっちですよね。
でも根本的に嫌い合っているので、
「相手が悪い!」
という感情に歯止めが効かなくなってしまっているんですね!
この民間人同士のやり合いに、パレスチナ国の過激派集団が加勢をし始めます!
その結果、パレスチナ国ガザ地区に拠点のある過激派集団が、イスラエル国にロケット弾を撃ち込んでしまうんですね!
それまでは
「国民同士でやり合ってるなぁ~!」
くらいに見ていたイスラエル国も、流石に領土内にロケット弾を撃ち込まれてしまったら黙ってはいられません!
イスラエル国内にミサイルを打ち込んできた過激派集団の拠点であるガザ地区に報復攻撃を行うんですね。
序盤でも言った通り、基本的にお互いは
「やられたらやり返す!2倍返しだよ~!」
ですので、武力攻撃のやり合いに発展します。
そこでイスラエル軍が本気を出して、大規模な空爆を行った。
それが今ニュース等で騒がれているガザ地区空爆問題になります。
流石に大規模過ぎて、民間人の被害者も多かったため
「イスラエル国!これはやり過ぎでしょ!ダメでしょこれは!」
と騒がれている状態なんですね。
今回の問題の全体像としてはこんな感じになります!
私達だって、生理的に受け付けない嫌いな人っていたりしますよね?
個人同士ならお互いが顔を合わせないように離れてしまえば解決しますが、隣国同士となるとそうはいかないんですね。
「そんなことくらいで!」
と感じる人も多いかと思います。
しかし、生理的に受け付けないという部分は、そんな簡単に解決できる問題ではないのかもしれませんね。
まとめ
イスラエル国によるガザ地区空爆問題は、お互いが「ふざけんなボケ!」とやり合っている状態と言えます。
その上で、この問題を理解するために知っておくべき背景3点
①、イスラエル国とパレスチナ国の戦い
『仲が悪い隣国同士で、争い合っている関係がある。ガザ地区はパレスチナ国の領土』
②、イスラエル国とパレスチナ国ガザ地区との戦い
『ガザ地区はイスラエル国内にあるような飛び地にあり、お互いが不快に思っている。』
◎、パレスチナ国としては、領土を敵国に奪われている感じ。
◎、イスラエル国としては、敵地が自国内にある感じ。
③、なぜ2021年5月に再度武力衝突が起きたの?
『イスラエル国が聖地エルサレムを一時期閉鎖したことを発端に、イザコザが大規模抗争に発展した』
これで、なぜガザ地区に空爆が行われたのか、何となくでもわかりましたよね。
空爆のキッカケだけではなく、イスラエル軍とガザ地区との争いの背景も理解できたのではないでしょうか。
今まで
「難しい!ワケがわからない!」
となっていた中東問題を、何となくイメージできたと思います。
今のこのご時世に、兵器を使った争いは国際社会にも大きな影響が出ます。
「私には関係ない!」
ではなく、
◎、商品の高騰
◎、株価の変動(給料の減少等)
等々という形で何かしら影響が出る可能性は十分にあります。
是非このような社会情勢やニュースについて、少しでも興味を持って見て下さい!
この記事を読んで
「これなら私にでも理解できた!」
等と思っていただけた貴方は、それ以外にも起きている人権問題等の難しい出来事の理解にもチャレンジしてみませんか?
こちらのカテゴリーにある記事からどうぞ!
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