『日本国民投票法改正案の内容とは?』その概要を、わかりやすく簡単に説明します。
憲法改正の下準備として出されている
『日本国民投票法の改正案』
が衆議院で可決されました。
これを受けて
「新型コロナが騒がれている裏でコッソリと、憲法改正が前提になる法改正なんて進めるな!」
「これ何が起きているの?どうなっちゃうの?わからないから不安です!」
「自分で調べても難しくて何言っているのかよく分かりません!誰かわかりやすく教えて!」
「マスコミも、政治家も、自分に都合が良い事を言っていて信じられない!客観的な情報を下さい!」
等々、様々な声が聞かれています。
そこで今回は衆議院公式サイトの議会文を元に
『日本国民投票法改正案の内容とは?』
についてわかりやすく説明していきます。
今回衆議院を通過した国民投票法改正案の全文を自身で読みたい方はこちらからどうぞ。
「こんなに難しい内容で、読み難くて、膨大な文章、読めるかぁ~!!!」
と言う貴方は私のブログを読んで行って下さい。
この記事を読むことで
◎、法律が分からない人でも、衆議院を通過した国民投票法改正案の内容が理解できます
◎、実際に選挙が行われる時どうなるのか?を把握することができます
◎、報道や一部議員の主観による主張ではなく、貴方自身で客観的に判断することができます
それでは国民投票法改正案について一緒に見ていきましょう!
憲法改正国民投票で、皆が参加しやすいように投票環境を整える
<国民選挙とは?>
今回の国民投票法改正案の内容を一言で表現すると
『国民投票時に、皆が参加しやすいように環境を整える』
という内容になります。
先ほどリンクを張った原文の最後にもハッキリと書かれていますが、これは
『憲法改正時に行われる国民投票』
に関する改正案です。
「はい?憲法改正時の国民投票?それって何ですか?」
という貴方はこちらの記事を併せてお読みください。
>>>『憲法96条改正案の内容とは?』改正前と改正後の内容をわかりやすく、簡単に説明します。
普通の法律を変えるときは国会議員だけで話し合いが行われます。
しかし、憲法を変える時には国民投票が行われます。
憲法だけは国の有り方から大きく変えてしまう法なので、国会議員だけで勝手に変える事が出来ないんですね。
そこで投票と言う形で
「国民の皆さんはこの内容に変えても良いと思う?変えない方が良いと思う?」
と聞かれるわけです。
その上で、今回の出来事は
「憲法改正をする時の国民投票のルールを変えましょう!」
という意見。
これが衆議院で可決されたという出来事です。
そこで気になるのが
『国民投票のルールをどのように変えようとしているの?』
ですよね。
内容が分からなければ
「可決されました!」
とだけ言われても、何とも言えませんからね。
と言う事で、国民選挙法改正案の中身で特に私達に関係があることを3点説明します。
①、共通投票所の設置
②、期日前投票の交通手段
③、子供・付添い人の入場
<公職選挙法と国民投票法の違い>
これを見て詳しい人は
「あれ?これって既に実施されているよね?」
と気付くかもしれません。
しかし、今既に行われているこれらの内容は
『公職選挙法』
による、通常の選挙のルールです。
今回の改正案は通常の選挙ではなく、国民投票のルールですので、違うモノなんですね!
「はい?同じ選挙でしょ?あぁ~ワケがわからん!!!」
となりますよね。
ここについても整理しましょう!
普段私達が定期的に行っている選挙は
『国会議員や都道府県議員等を選ぶ選挙のルール』
です。
今回の改正案は議員を選ぶ選挙のルールではなく、
『国の有り方そのものを変える選挙のルール』
です。
そのため同じ選挙でも、法律やルールが別になっているんですね!
今回は議員を選ぶ選挙ではなく、国の有り方を左右する国民投票のルールについての改正案です。
それがわかったところで、その内容を更に一緒に見ていきましょう!
①共通投票所の設置
まず一点目が
『誰でも投票できる場所を設置しましょう!』
という内容です。
この誰でも投票できる場所のことを
『共通投票所』
と呼びます。
今のルールでは、前もって選挙に関するハガキが届いて
「貴方はここの投票所で投票して下さい!」
と投票場所を指定されます。
でも、場所を指定されてしまうと面倒になったり、都合が合わなかったりして投票できないことも起こり得ますよね?
「そのような理由で投票できない・しない人をできるだけ減らそう!」
ということで、市区町村内の人なら誰でも自由に投票できる場所を
◎、駅
◎、デパート
◎、ショッピングセンター・ショッピングモール
等に設置しようとする改正案になります。
だから
◎、出勤ついでに投票
◎、帰宅ついでに投票
◎、買い物ついでに投票
みたいなことが可能になるんですね。
これは
「指定されている投票所に行くの面倒だなぁ~!」
と感じていた人にとってはかなり投票するハードルが下がるのではないでしょうか?
②期日前投票の交通手段
この内容は
『投票所への交通手段を公的機関が確保しましょう』
という内容になります。
投票をするためには投票所に行かなければなりません。
しかし、高齢者や障害者、交通手段を持っていない人などにとって、投票所に行く事自体が大変です。
それが原因で投票しない・できない人もいますよね。
そこで、
「その労力を少しでも軽減して投票しやすくしましょう!」
という事です。
具体的な内容は指定されていませんが、
「公的機関はそのような人達のために交通手段をキチンと用意しなさい!」
となっています。
改正案の内容では期日前投票に限定されてしまっているようですが、どうせなら全ての投票時にやって欲しいですよね。
ちなみに期日前投票とは、投票日に都合が合わない人向けの投票方法です。
ただし、役所等、完全に指定された場所でしか行えず、遠くに住んでいる人にとってはかなり不便なんですよね。
だからこそ今回の交通手段の確保については、期日前投票限定なんでしょうけどね。
③子供・付添い人の入場
これは
『子供を連れて入場しても良いですよ!』
とする内容になります。
投票は18歳以上等、一定以上の年齢の者しか行えません。
更に、子供は騒いだり、暴れたりする可能性もあり、選挙の邪魔をしてしまう子供もいるかもしれません。
そこで、入場規制が行われているんですね。
しかし、
「子供を家に置いてまで選挙になんていけないよ!」
「お偉いさん達は共働き家庭やシングル家庭の大変さを分かってないんでしょ!?」
という家庭は多いですよね。
そこで今の時代に合わせるために、子供の入場をオッケーにする改正案になります。
ただし、国の有り方を変える重大な選挙ですので、選挙の邪魔をするような場合には入場させなかったり、追い出す措置は行われるようです。
つまり、
「門前払いはしないよ!」
と言う事ですね。
なお子供以外にも、介助人等についても一緒に入場することがオッケー等、細かい部分も書かれています。
『その他』
とも書かれているので、盲導犬の入場も考慮されているのかもしれませんね。
今回の改正案の内容は、全体的には
『普段行われている議員さんを選ぶ投票の内容を、憲法改正の国民投票にも適用して行こう!』
という感じの内容ですね。
今回の改正案の内容はこんな感じになります。
これを受けて、どのように捉えるかは貴方次第です。
「憲法改正の準備が着々と進められてしまっている!」
と捉えても
「憲法を意識しているとはいえ、選挙をしやすくしてくれているだけじゃん!」
と捉えても、それは貴方の自由です!
重要なのは、一部マスコミや議員さんの
「政府は憲法改正を強行しようとしている!」
のような部分だけに流されるのではなく、貴方自身でその内容を把握し、考える事が大切です!
ぜひその参考にしてみて下さい!
まとめ
政府は憲法改正国民投票で、皆が参加しやすいように投票環境を整えようとしています。
そんなルール改正の内容で特に私達に影響がありそうな内容3個
①、共通投票所の設置
『市区町村内容の人なら自由に投票できる場所を設置する』
②、期日前投票の交通手段
『交通手段を持たない人に専用の交通手段を用意する』
③、子供・付添い人の入場
『子供や付添人等の入場規制を緩和する』
これで衆議院を通過した国民投票法改正案の内容が理解できましたよね。
「実際に国民選挙が行われる時どうなるのか?」
何となくイメージ出来たのではないでしょうか?
報道や一部議員の主観による主張ではなく
『貴方自身はどう捉えるのか?』
その客観的な判断材料になったと思います。
憲法改正は
「詳しい人が言ってたから!」
「今の政府嫌いだから!」
のような理由で投票すると後悔します。
そんな軽い理由で決めて良いモノではありません。
だからこそ、キチンと自分で考えておきましょう!
そのためには、キチンとした情報を学びましょう!
「そうは言っても、こんな内容私には無理ですよ!」
という貴方は、私のツイッターをフォローして、ブログ更新情報を入手し、またブログに来て下さい。
今後もこのような記事を作成していきます!
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