電化製品が値上がりする!?世界的に深刻な問題となっている『半導体チップ不足問題とは?』をわかりやすく説明します。
日本では全く報道されていませんが、今世界的に半導体チップ不足が深刻な状態にあるそうです。
このように聞いた皆さんは恐らく
「はぁ?で?それが不足すると何か問題があるんですか?」
「難しいことはどうでも良いから、結局私達にはどんな影響が出るんですか?」
「何でも良いから私達に影響が出そうな情報を、わかりやすく教えてよ!」
このように感じると思います。
そこで今回は
『半導体チップ不足問題とは?』
をわかりやすく説明します。
この記事を読むことで
◎、今起きている世界的な問題を知ることが出来ます
◎、その問題が私達にどのような影響を与え得るのか把握できます
◎、いち早く問題を把握することで、今から備えることができます
それでは今世界問題になっている半導体チップ不足問題について、一緒に見ていきましょう!
電化製品に使われている半導体チップが不足している
半導体チップ不足問題とは、そのままの内容ですが
『電化製品に使われている半導体チップという部品が、世界的に不足している問題』
になります。
電化製品に使われている大事な部品なので、この半導体チップという部品が不足すると電化製品全般に大きな影響が出ます。
今の日本で電化製品を持っていない家庭はありませんよね?
◎、テレビ
◎、冷蔵庫
◎、洗濯機
◎、スマホ・タブレット
◎、パソコン
◎、インターネット環境
◎、掃除機
◎、電球
◎、湯沸かし器
◎、自動車・バイク
・・・等々。
半導体チップはこれらに使われている大事な部品です。
そのため、これが深刻なレベルで不足していると、当然これら電化製品に大きな影響が出るんですね。
『半導体』
なんて言葉が出て来ると
「私達には関係ない遠い世界の問題だ!」
と感じガチですが、実はこの問題は、私達一般市民にも大きな影響が出て来る問題なんですね。
そこで今回はこの問題について3点確認しましょう。
①、なぜ半導体チップが不足しているの?その原因は?
②、私達への影響は?
③、いつまで続くの?
それでは半導体チップ不足問題について、更に詳しく一緒に見ていきましょう!
①なぜ半導体チップが不足しているの?その原因は?
深刻な半導体チップ不足が起きている原因は
『新型コロナによる電化製品需要の急増加』
です。
他にも諸説あり、様々な原因が複雑に絡み合って深刻な不足を引き起こしているんですね。
しかし、間違いなく一番大きな原因は新型コロナによる世界的な自粛で、電化製品の需要が増えた事にあります。
半導体チップはいわゆる精密機器で、
「沢山必要になったから、作る量を増やしてよ!」
が簡単に出来ないんですね。
注文が入ってから作る量を増やすまでに、半年から1年掛かるそうです。
更に高い技術力が必要なため、作れる会社や工場もそこまで多くないんですね。
だから
「必要だから、多く作ってよ!」
といきなり言っても対応できず、不足してしまっているということです。
なお、噂として
「半導体チップに必要な部品は、日本の”味の素”だけが作れる!だから味の素の製造が追い付いてなくて不足しているんだよ!」
という情報もあります。
これに関しては
『噂としてそのような情報がある』
くらいに留めておくべき情報かと思います。
確かに半導体チップを作る上で必要なパーツを作っているのは味の素系列の会社です。
その世界シェアはほぼ100%だそうです。
しかし、公式に
「味の素の生産が追い付いていない!」
という情報は出されていません!
味の素の公式サイトではこの情報に対して
「私達はそんな情報一切出していませんよ!」
「気になる人は、キチンと問い合わせをしてくれればお答えしますよ!」
としています。
>>>味の素ファインテクノ株式会社『一部のニュース記事等について』のページへのリンク
これを見る限りだと、
「噂は噂かな?」
くらいに感じますね。
②私達への影響は?
何だかんだ言って、一番気になるのは
「私達への具体的な影響は?」
ですよね。
これも最初に結論を言いますが、大きく3個大きな影響が考えられます。
◎、電化製品の値段が高くなる
◎、新作電化製品の発売延期
◎、新作電化製品の発売中止
です。
では
「なんでそんな事が起きるの?」
を、もう少し詳しく見てみましょう!
<電化製品の値段が高くなる>
電化製品を作るのに必要な部品(半導体チップ)が足りない状態なので、当然その部品の価格は上がります。
すると、家電メーカーの半導体チップを購入する費用が増えます。
その分だけ電化製品を作る原価が高くなりますので、家電メーカーは利益を出すためにその増えた費用分
『電化製品の販売価格に上乗せする』
ことになるんですね。
だから、今後電化製品が値上がりしていく可能性があると言うわけです。
あくまでもこのまま不足が続いた場合の可能性の話ですが、もしこの事に今から対策を取るのであれば
『買い替えが必要な電化製品は、いつまでも迷ってないで、今のうちに買い替えておく』
という行動が良いと思います。
<新作電化製品の発売延期>
次に考えられる私達への影響は
『新作電化製品の発売延期』
です。
「別に新作家電を待ち望むような生活してないしなぁ~!」
という人がいるかもしれませんが、本当にそうですか?
◎、新型iphone
◎、ダイソンやロボット掃除機の新作
◎、PS5の増産
◎、任天堂スイッチPro
◎、新型の自動車
等々、楽しみにしている人は多いのではないでしょうか?
それらの開発が思うように進まず
数ヶ月~数年
という長期的な延期になる可能性もあるんですよ!
それらの商品を待ち望んでいないとしても
「電化製品買い替えたいなぁ~!新型が出て、今の型の商品が安くなってから買い替えよう!」
と考える人にとっても、買い替えのタイミングが大きく狂う事になります。
延期という影響も私達には大きい影響の一つと言えますよね。
<新作電化製品の発売中止>
これが私達にとってかなり悪い影響の一つと言えます。
『新作電化製品の発売中止』
現時点で私達の目につくような電化製品が
「半導体チップ不足の影響で発売中止になった!」
という話は聞きません。
しかし、
「今後そのようなことが起きる可能性はあり得る」
とされています。
どうしますか?
これら先ほども例として出した
◎、新型iphone
◎、ダイソンやロボット掃除機の新作
◎、PS5の増産
◎、任天堂スイッチPro
◎、新型の自動車
等々の新作が出なくなってしまったら。
待っている人からしたらとてもショックですよね。
恐らくこれらについて発売中止は無いと思いますが、今後発売中止になり得る電化製品が出て来る可能性もあるということだけは頭の片隅に入れておきましょう!
③いつまで続くの?
<1年以上の予測がある>
さて、私達への影響が分かったところで、次に気になるのは
「それっていつまで続くの?」
という部分です。
これも結論から言うと
『わからない!』
です。
様々な記事を読んでいると
「沢山作ってよ!」
に工場が対応するために1年前後はかかるから、
「遅くとも2023年くらいまでかな?」
と見解を述べている記事もあります。
しかし、正直私は
「本当に2023年までに解消するかなぁ?」
と疑問を持つ部分もあります。
私がそのように考える主な理由は
◎、新型コロナが収束しても半導体チップの需要は増えるのでは?
◎、半導体チップを作れる工場が増えるわけではない
という部分になります。
私は半導体業界に関しては全くな無知ですので、見当違いなことを言っているかもしれません。
それはご了承いただいた上で、様々な記事を読む限りでの私の考えについて見て下さい。
<新型コロナが収束しても半導体チップの需要は増えるのでは?>
「2023年までに不足解消しないんじゃない?」
と私が考える一つ目の理由。
それが
『新型コロナが収束しても半導体チップの需要は増えるのでは?』
です。
現時点で半導体チップの不足が起きている理由。
それは、
『需要が急に増え過ぎて生産が追い付いていない』
なわけですよね。
と言う事は、この問題を解決するためには
◎、需要が減少する
◎、半導体チップ工場が増える
のどちらかが必要になります。
では、新型コロナが落ち着けば半導体チップの需要は減少するのでしょうか?
確かに家庭の電化製品需要は今よりは減少するかもしれません。
しかし、様々な記事を読む限りだと、新型コロナの影響でテクノロジー開発や普及という面で
「待った!」
を掛けられている分野も既にあるようなんですね。
例えば5G。
「そういえば5Gって今どうなったの?」
と言われるほど、中々対応エリアを広げる作業が進められずにヤキモキしていますよね。
と言う事は、新型コロナが落ち着いてきたら、作業が進められないでヤキモキしている業界の動きが活発になる可能性が考えられます。
電波の発信基地局を作るのには、半導体チップが必要になります。
それを全国規模で展開するのですから、半導体チップの需要は多くなりますよね。
日本では他にも
◎、ドローン・空飛ぶ車の法整備
◎、自動運転・自動配達機械の法整備
◎、歩行アシスト機械の法整備
等もここ1~3年くらいを目途に進められています。
これは日本だけではなく、世界的にも進んでいるモノです。
これらの法整備が完了すれば当然、それらの機械を作るために半導体チップの需要は爆発的に増加します。
他にも仮想通貨のブーム。
ビットコインを生み出すコンピューター(マイニング機器)にも半導体チップは使われています。
マイニングという形で仮想通貨を生み出さない銘柄も、コンピューターで計算をしたり、集計をしたりはします。
そのためのサーバーや機器には半導体チップが使われます。
他にもクリーンエネルギー。
世界的にSDGs(世界目標)が叫ばれ、その中にはクリーンエネルギー開発も含まれています。
SDGsについてはこちらの記事をお読みください。
>>>「SDGsとは何か?」子供でもわかるくらい、簡単にわかりやすく説明します!
そのクリーンエネルギーを作り出す
◎、太陽光発電
◎、風力発電
◎、潮力発電
等々にも半導体チップは使われます。
一部を上げていくだけでも半導体チップは様々な場所で使われます。
新型コロナの影響でヤキモキしている分野が一斉に動き出す可能性を考えたら、果たして本当に半導体チップの需要は後1~2年で減少するんでしょうかね?
<半導体チップを作れる工場が増えるわけではない>
半導体チップの需要が減少することに疑問を持つとしたら、もう一つの不足を解決する方法は
『半導体チップを作る工場を増やす事』
です。
果たしてそれって可能なのでしょうか?
ザックリ調べると大規模に半導体チップ工場を作るのに
4~5年
掛かるようです。
既に着手している大手会社もあるようですが、果たして世界規模の不足にどこまで対応できるのでしょうか?
それらの工場が完成すれば不足解消になると仮定しても、完成予定は2024年です。
更に、2030年を目標に世界では6G、量子コンピューター等の実現を目指しています。
もう2024年の時点では5G云々の先を意識した動きも本格化し始めるわけです。
果たして、これからの時代の半導体チップ需要を満たせるだけの工場を早急に作れるのでしょうか?
私はこの辺りは本当に無知なので、ネット記事の情報を参考にしただけです。
でも私はこのように考えてしまうので
「半導体チップ不足がいつ解消するのか分からない!」
と言ったわけです。
私の素人考えでは
「ちょっと厳しくないかなぁ?」
と考えてしまいますが、果たして?
もし、本当に2023~2024年辺りに解消するとしても、
「電化製品の値上がり、新製品の発売遅延・中止もあり得るのか!」
と考えて、行動しておく分には問題ないですからね!
是非、そんな出来事が今世界中で起きているということだけでも頭の片隅に入れて置いて下さい。
まとめ
半導体チップ不足問題とは、電化製品に使われている半導体チップが不足していることで様々な影響が出ている問題のことです。
この問題について3点
①、なぜ半導体チップが不足しているの?その原因は?
『新型コロナ自粛で電化製品の需要が急拡大したから』
②、私達への影響は?
『電化製品の値上がり、新作電化製品の発売延期・中止等』
③、いつまで続くの?
『2023~2024年頃とする記事はあるが、正直わからない』
これで今起きている世界的な問題の一つを知ることが出来ましたよね。
その問題が私達にどのような影響を与え得るのか把握できました。
日本では報道されていないので、いち早く問題を把握できたことで今から備えることができますよね。
是非このような社会情勢やニュースについて、少しでも興味を持って見て下さい!
この記事を読んで
「これなら私にでも理解できた!」
等と思っていただけた貴方は、それ以外にも今起きている難しい出来事の理解にチャレンジしてみませんか?
様々な出来事については、こちらのカテゴリーにある記事からどうぞ!
私は他に大きく2つの取り組みをしていますので、少しでも興味を持ったら、そちらの活動も見ていって下さい。
①、日テレが本気で手掛けている『web3×アイドル』プロジェクトNFTIDOLHOUSE。ここから誕生したアイドルFuhua(フーファ)。ここの専属記者の役職を頂き活動しています。
②、結節性痒疹という難病で超敏感肌な彼女と共同で、敏感肌の人向けのスキンケア、化粧品選びを紹介する活動もしています。