『ブロックチェーン推進議連がデジタル庁に提出した6個の提案内容』をわかりやすく説明します。

 有志の自民党議員が

「ブロックチェーン技術を国家戦略にしよう!」

とブロックチェーン推進議連を発足し、デジタル庁へ提案書を提出しました。

 

 ブロックチェーン推進議連や、デジタル庁についてはこちらをどうぞ。

>>>自民党議員による『ブロックチェーン推進議会連盟とは何か?』をわかりやすく説明します。

 

>>>『デジタル庁とはなにか?その目的は?』わかりやすく説明します。

 

 それを受けて

「提案書の中身が難しくて良く分からない!つまりどういうこと?」

「へぇ~!それで、一体何を提案したんですか?」

「仮想通貨・ブロックチェーンに関する日本の動きを知りたい!」

等々色々な声が聞こえてきます。

 

 そこで今回は

『ブロックチェーン推進議連がデジタル庁に提出した6個の提案内容』

をわかりやすく説明します。

 

 この記事を読むことで

◎、ブロックチェーン技術がどんなことに活用できるのかイメージできます

◎、日本で普及する上で必要な注目点がわかります

◎、国がこれから普及促進をしたいと考えている領域がわかり、先行投資の参考になり得ます

 

 それでは議連がデジタル庁に提出した、提案書の内容を一緒に見て行きましょう!

 

 

ブロックチェーンを仮想通貨以外にも有効活用しよう!

 議連の提案書の内容を簡単に表現すると

『ブロックチェーンを仮想通貨以外にも有効活用しましょう!』

という内容だと言えます。

 

 ほとんどの人は

『ブロックチェーン技術=仮想通貨』

と考えています。

 

 しかし、イコールではなく

「ブロックチェーンという技術があれば、仮想通貨というモノが実現できる!」

「仮想通貨があれば、ブロックチェーンの仕組みが成り立つ」

という関係性です。

 

 つまり、お互いに必要な存在として密接に関わり、支え合っている関係性であり、イコールではないんですね。

 

 そのため議連は、

「仮想通貨で儲けるために!」

という部分以外でも、ブロックチェーン技術を有効活用していきたいわけです。

 

 そんな中身の提案が6個出されています。

①、商品の流通にブロックチェーン利用を!

②、株主総会にブロックチェーン利用を!

③、NFTに関する環境の整備を!

④、株などのデジタル化に関する環境の整備を!

⑤、ステーブルコインに関する環境の整備を!

⑥、暗号資産に関する規制および税制の見直しを!

 

 パッと見で

「難しい!」

と感じる人もいると思いますが、出来るだけ難しい言葉は使わないように説明しますので、是非最後までお付き合い下さい。

 

 それでは、提案内容について一緒に確認していきましょう!

 

 

 

①商品の流通にブロックチェーン利用を!

 一つ目の提案内容は

『商品の流通に、もっとブロックチェーン技術を活用しましょう!』

です。

 

 ブロックチェーンはインターネット上の台帳ですので、何かを書き込む利用方法をします。

 

 その上で、改ざんが不可能な技術なので、

『ブロックチェーンに書き込まれている=信頼して良い情報』

と言えます。

 

 ブロックチェーンについてはこちらをお読みください。

>>>『世界を変える技術!?』ブロックチェーンとは何かを、小学生にでもわかるように説明します!『ブロックチェーン最前線 著:ブロックチェーンビジネス研究会』

 

 そのため、商品が多くの人の手を渡る業界と相性が良い技術です。

 

 例えば日用品。

『材料生産⇒調達⇒商品生産⇒運送⇒お店⇒お客』

みたいに様々な人の手を渡った結果、最終的に私達が手に入れます。

 

 しかし、この中の誰かが『産地偽装』等の不正をしていたら?

 それを知らずに国産品として私達は商品を買ってしまいます。

 そんな出来事があったら、私達はお店の表示を信用できなくなってしまいます。

 

 しかし、ブロックチェーンならこんな出来事は起きません!

 何故なら、情報を改ざん出来ない技術だからです!

 

 既にメルカリ等の大手企業もこのような活用のために動き出しています!

>>>『メルカリの子会社メルコインとは?何がどう変わるの?』誰にでもわかるように説明します。

 

 とても相性が良いですし、このように使われると

「ブロックチェーンなんて、私には関係ない!」

と思っていた人にも身近になり、普及に繋がりますよね!

 

 

 

②株主総会にブロックチェーン利用を!

 前項でブロックチェーンに書き込まれた情報は改ざん出来ないと言いましたよね。

 

 この部分からの信頼という面で、他に相性が良い分野が

『株主総会・会議等』

です。

 

 あとで何かトラブルになったときに

「言った!」「言わない!」

「投票した!」「投票してない!」

等という言い合いがすぐ解決します。

 

 と言うよりも、ブロックチェーンを使っているのなら、そもそも起きません。

 ブロックチェーンを確認すれば良いだけですからね。

 

 そこに書き込まれている情報やデータは誰にも不正に改ざん出来ない、信頼度マックスの情報ですからね。

 

 これに関しては既に法改正が行われ、ブロックチェーンを活用した完全オンライン株主総会用サービスを国内大手のコインチェックが行っています。

>>>コインチェックのブロックチェーン活用オンライン株主総会サービス『Sharely』へのリンク

 

 

 

③NFTに関する環境の整備を!

 NFTは仮想通貨の進化版みたいなモノですが、仮想通貨と関連付けると分かり難いので、

『デジタルデータの所有権を明確にして、中古市場が作れる技術』

くらいの認識で問題ありません。

 

 NFTに関してはこちらをどうぞ。

>>>「NFTとは何か?参加方法は?」超初心者にもわかりやすく簡単に説明します。

 

 データって誰でも自由にコピーが出来てしまいますよね。

 そうなると、データを所有すること自体に何の価値もないため中古市場は成り立ちません。

 

 しかし、NFTではこのデータの所有権を明確にできちゃうんですね!

 これだけではまだ分かり難いので、電子書籍を例にします。

 

 貴方が本を買う時、紙の本と、電子書籍どちらを買いますか?

 

 これを考える上で

「紙の本なら読み終わった後に売れるから!」

を根拠に紙の本を買う人も多くいます。

 

 しかし、NFTだと電子書籍も読み終わった後に売れるんです!

 

 何故なら、

『その電子書籍データの所有者は貴方!』

だと、誰にも改ざんできないブロックチェーン上に刻まれているから!

 

 例からも分かるように、NFTは漫画、アニメ、音楽、イラスト、絵画、ゲーム等との相性が抜群です!

 これらのジャンルは日本の専売特許と言えるくらい強い領域ですよね!

 

 だから、

「これはチャンス!国策として推し進めましょうよ!」

ということですね。

 

 スクエニ、AKBグループ、マンガアプリ”漫画アップ”等がNFT作品を既に出していたり、出す事を表明していたりします。

>>>「日本はNFT世界一になる!?」今注目の出来事を初心者にも分かりやすく説明します【仮想通貨、サブカル】

 

 ちなみに私もNFT作品を自作し、発行もしていますので、

「どれどれ?NFTってどんな感じのモノかな?」

等と気になる人は覗いて見て下さい。

>>>OpenSea『ふたひいのNFT作品』へのリンク

 

 

 

④株などのデジタル化に関する環境の整備を!

 NFTのように、

◎、デジタルデータの所有権が明確になり、売買出来る

◎、その情報は誰にも改ざんできない

 これらの特徴を活用すると電子書籍等だけではなく

 

『金融商品のデジタル化』

も可能になります。

 つまり株などですね。

 

 株券を金庫に保管しておくと盗まれるリスクがあります。

 弱いデータで持つと改ざんされるリスクもあります。

 

 しかし、ブロックチェーンを活用すれば、盗まれるリスクも、改ざんされるリスクもありません。

 

 この面はまだ全然進んでいないので、法整備も含めて、

「国が環境整備をして進めて行こうよ!」

という提案ですね。

 

 

 

⑤ステーブルコインに関する環境の整備を!

 ステーブルコインとは

『円やドル等と同じ価格の仮想通貨』

というイメージで問題ありません。

 

 仮想通貨は国や銀行も含めて、誰にも管理されないというメリットがあります。

 しかし、その一方で価格の変動が大きすぎるというデメリットもあります。

 

 今仮想通貨で買い物をしようとするとこんな感じの事が起き得ます。

 

 例えば、貴方は500円分の仮想通貨を持っており、コンビニで500円の弁当を買うとします。

 レジを通している短時間に、価格が大暴落をし、貴方が持っている仮想通貨の価値が100円になりました。

 すると、レジを通す前なら買えたこの弁当が買えなくなっちゃうんですね。

 

 このようなことが起き得ます。

 これは通貨としては致命的な欠点ですよね。

 

 そこで、ステーブルコインです。

 先ほども言ったように、これは円やドルの価格に合わせた値動きをするように設定されているので値動きがほとんどありません。

 

 だから先ほどの例で見ると、500円の弁当を買おうと思えば買えるんですね!

 

「このステーブルコインに関する法律や、環境等の整備も国がして行きましょうよ!」

という提案ですね。

 

 

 

⑥暗号資産に関する規制および税制の見直しを!

 日本は仮想通貨の税金がイジメ・差別レベルに悪いです。

 

 そのため、

「もっと普通の税金にしないと普及しないよ!」

という提案です。

 

 ザックリとどのくらいの税金かを紹介すると、結構儲かると

55%

税金で持って行かれます。

 

 他の株などの投資の場合はどんなに儲けても

20%

です。

 

 それ以外にも沢山

「ふざけんなぁ~!!!」

という差別的取り扱いをされているのですが、細かいので省略します。

 

 ちなみに、私は先ほどから世間的に馴染みのある

『仮想通貨』

と呼んでいますが、正式名称は

『暗号資産』

と言います。

 

 全体的にはブロックチェーンの幅広い利用の提案で、後半2つが仮想通貨の整備関係の提案ですね。

 

 

 

まとめ

 ブロックチェーン推進議連がデジタル庁へ出した提案書の中身は、ブロックチェーンを仮想通貨以外にも有効活用しよう!というモノです。

 

 その提案は6個

①、商品の流通にブロックチェーン利用を!

 『安心・安全が確保できるので、流通業界と相性が良い』

 

②、株主総会にブロックチェーン利用を!

 『疑う必要がないレベルで信頼構築が可能なので、会議関係と相性が良い』

 

③、NFTに関する環境の整備を!

 『データの権利保護が出来るので漫画、アニメ、ゲーム等との相性が良い!』

 

④、株などのデジタル化に関する環境の整備を!

 『データの権利保護が出来るので、株等の金融商品との相性が良い!』

 

⑤、ステーブルコインに関する環境の整備を!

 『通貨として使い勝手の良い種類の仮想通貨の環境整備をして普及させましょう!』

 

⑥、暗号資産に関する規制および税制の見直しを!

 『日本の税金は世界トップクラスに仮想通貨に厳しい!もう少し優しくしましょう!』

 

 これでブロックチェーン技術がどんなことに活用できるのか分かりましたよね。

 日本で普及する上で必要な注目点もイメージできたのではないでしょうか?

 

 国がこれから普及促進をしたいと考えている領域もわかりました。

 もし投資を考えているのなら、その辺りに先行投資しておくのも一つの選択肢なのかもしれませんね。

 

 NFT関連銘柄についてはこちら!

>>>「NFTとは何か?参加方法は?」超初心者にもわかりやすく簡単に説明します。

 ただし、投資は自己責任で!

 

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