『コインチェックIEOで起きている不具合と、今後の対応はどうなるのか?』をわかりやすく整理します。

2021年7月25日

 2021年7月20日に日本初となるIEOの抽選がコインチェックで行われました。

「コインチェックIEOとは?」

についてはこちらをお読みください。

>>>『日本初となるコインチェックIEOとは?』初心者でも参加できるくらい、わかりやすく説明します。

 

 しかし残念なことに、大きな不具合が起きてしまい、更にコインチェックの対応の悪さも相まって

「ふざけんな!システムの不具合ならもっと早く言え!出金しちゃったでしょ!」

「今更当選していましたとか言われても無理ですよ!落選したと思って他の仮想通貨を買っちゃったよ!」

「なんでツイッターでしか言わないの?公式サイトやメールでは教えてくれないの?」

「結局私達はこの不具合に対して、いつまで待てばよいの?その案内がないのは不親切!」

等々と炎上してしまっています。

 

 もしかしたら、この記事を今読んでくれている貴方も、そのように怒りの感情を持っているかもしれません。

 しかし、私も被害者なので私にその怒りを向けないで下さいね!

 まずは一端深呼吸をして、今どんな状況で、今後どうなるのかを整理しておきましょう。

 

 そして

「コインチェックIEOに参加していないので、私には関係ない!」

という人も、仮想通貨をやっているのなら大いに関係します!

 これは日本初となるIEOなので、今回関係ない人でも、今後日本のIEOの未来にまで大きな影響が出る大きな出来事なので、仮想通貨をやっている人は全員知っておいた方が良い情報なんですね。

 

 そこで今回は

『コインチェックIEOで起きている不具合と、今後の対応はどうなるのか?』

をわかりやすくまとめます。

 

 この記事を読む事で、

◎、コインチェックIEOで何が起きているのか知る事が出来ます

◎、コインチェックIEOの本当の抽選結果はどんな感じなのかイメージできます

◎、コインチェックが今回の不具合に対してどのような対応をしているのかわかります

 

 なお、この記事の情報はコインチェックの正式な発表と、私がツイッター等を見て入手した情報をまとめているだけなので私が把握していない事は書けませんのでご了承下さい。

 

 それでは、コインチェックIEOで起きている不具合について一緒に見て行きましょう!

 

 

 

先着順に当選確率が高くなり、外れた人に全額返金される不具合

 今回のコインチェックIEOで発生した不具合は

『申込先着順に当選確率が高くなり、外れた人に全額返金される』

という不具合になります。

 

 これだけ聞いても、今回のIEOに参加していない人からしたら

「どういうこと?」

となると思いますので、この辺りについて説明します。

 なお、IEOがそもそも何なのか分からない人は序盤でも紹介したこちらの記事を先にお読みください。

>>>『日本初となるコインチェックIEOとは?』初心者でも参加できるくらい、わかりやすく説明します。

 

 

<抽選結果が先着順になった>

 今回のIEOでは、パレットトークンが抽選販売となりました。

 パレットトークンを買いたい人は、前もって購入金額をコインチェックの口座に入金しておき、

1口4374円、最大2400口まで申し込み可能

という内容でした。

 沢山お金を入れれば、沢山申込ができるので、その分当選確率が上がると言うことです。

 

 そして抽選は、早く申し込んでも、〆切りギリギリで申し込んでも当選確率に影響はなく、申し込んだ人は全員公平に抽選を受けられるとされていました。

 しかし、いざ抽選結果のフタを開いてみると初日に申し込んだ人の当選確率は約8割

 2日目は6割、3日目は5割、4日目は3割・・・最終日はほぼ全員落選

という結果でした。

 

 具体例をあげるなら

初日に10口申し込んだ8割の人が、5口当選

最終日に2400口申し込んだ人は、誰も1口も買えず落選

みたいな感じです。

 このように、

「公平な抽選と言っておきながら、思いっきり先着順じゃんか!」

という事が起きてしまったんですね。

 

 これに対してコインチェックは

「システムのエラーです!本当の抽選結果はキチンと公平になってます!対応するので待って下さい!」

と発表しました。

>>>コインチェック『パレットトークン配布に関してのご報告』へのリンク

 

 

<誤った抽選結果での返金>

 ここで、結果発表が誤りと言うだけなら

「なんだそうか!じゃあ当選しているかもしれないんだね!良かった!」

で終わり、そこまで大きな問題にはなりませんでした。

 しかしその不具合による、誤った抽選結果で落選した人に返金までされてしまったんですね!

 

 元々このお金は、当選した場合に100%購入してもらうための賭け金でもあります。

 それなのに本来当選していた人の賭け金も、不具合で全額返金されてしまったので色々と別の問題も発生してしまっているわけです。

 

 更にこの返金に関しても、本来返金される金額が返って来ない不具合も起きています。

 つまり、本来返金されるお金が1万円のところが、1万円返って来ないという不具合です。

 これもシステムの不具合なので、キチンと対応すると発表されています。

 

 このように大きな不具合と、言い出すとキリがない細かい不具合とが全部重なって炎上しているわけです。

 そんな不具合の中で特に大きく影響を受ける、本来の当選者に対する対応部分について3種類+αに的を絞って整理して行きます。

①、お金を口座に残していた人への対応

②、既にお金を使ってしまった人への対応

③、間違った当選確率で当選していた人への対応

④、便乗した詐欺メールに注意

 

 それでは、コインチェックIEOの不具合と、それに対して私達は今後どうなるのかの対応部分について、更に詳しく一緒に見て行きましょう!

 

 

 

①お金を口座に残していた人への対応

 まずは、本来当選していたのに不具合で落選とされていた人の中で、返金されたお金をコインチェック口座にまだ残していた人についてです。

 結論としては

『自動的に、本来の当選結果通りの手続きをされる』

です。

 

 

<どんな状態かの具体例>

 ここの人達はどんな感じなのかを出します。

 200口(87万4800円)申込をして、不具合で落選したとします。

 すると口座には87万4800円がそのまま返金されています。

 しかし、本当は10口(4万3740円)当選していました。

 

 この状況なので、10口当選していたという手続きになるので

返金 83万1060円

パレットトークン 1万枚(10口)

と自動的に変更されます。

 

 

<コインチェックの対応>

 つまり、

「当選していたので、当選分のパレットトークンを購入したことになります!」

という対応です。

 

 これが通知なく自動で行われるので、不信感を持っている状態だと

「一度返されたお金を無断で勝手に使われた!」

という感覚になりますが、不具合が起きる前の通常通りの手続きなんですよね。

 そのため、最終的にはここの人達が一番問題なく参加出来たという結果に落ち着きます。

 

 その結果によると、本来の当選確率は概ね

3~5%くらい

のようです。

 

 

 

②既にお金を使ってしまった人への対応

 次に一番影響が大きく、どうなっていくのかが見えない人達について見て行きます。

 それがこの、本来は当選していたけど不具合で落選とされ、返金されたお金を既に使ってしまい持っていない人達です。

 これに関しては

『個別にメール等でお知らせし対応して行く』

とのことです。

 

 

<どんな状態かの具体例>

 ここの人達についてもどんな感じなのかを出します。

 200口(87万4800円)申込をして、不具合で落選したとします。

 すると口座には87万4800円がそのまま返金されています。

 しかし、本当は10口(4万3740円)当選していました。

 

 コインチェックが

「誤りでした!ちょっと待って!」

と公表するのが遅かったので、それまでの間に返金された87万4800円で

仮想通貨IOSTを43万7400枚

購入しました。

 

 もう口座には仮想通貨しかなく、1円も残っていません。

 この状態で

「本当は当選していました!10口分の4万3740円用意して下さい!」

と言われても困りますよね。

 ここの人達は今この状況で止まっていると言う事です。

 

 

<コインチェックの対応>

 この人達について現時点では、具体的にどうするかコインチェック側でも困っていると言うことのようです。

『当選していた分のパレットトークンを買えるだけのお金を入金するように』

との連絡があったようです。

 入金期限は7月27日23:59まで

とのことです。

 

 期限が設けられているということは、それまでに入金しなかった人は、当選はなくなるということかもしれませんね。

 更に、入金期限が7月27日一杯と言う事は、上場する日もそれ以降となりそうです。

 

「買った仮想通貨を売ってでもお金を作れってことかな?」

「でもコインチェックは売買手数料がエゲツなく高いんだから、その場合手数料は無料にしてくれるんでしょうね?」

「コインチェックが対応を決めるまでに生じた値動き分の損益はどうするの?」

等、様々な声が聞かれますが、保障の話は特に入ってきていないので、もしかしたらないのかもしれません。

 

 この部分に関しては本当に保障もないんでしょうかね?

 更に、入金拒否した人の分のパレットトークンはどうするんでしょうね?

 

 恐らくお金を用意しない人の分はなかったことにされてパレットトークンが焼却されるんだと思います。

 通常は焼却されると思いますが、焼却されなければ、通常の流通分に戻されるかと思います。

 あくまでも私の勝手な予想ですけどね!

 

 この辺りは私も当事者ではないのでので今後のコインチェックの発表を待ちたいと思います。

(ないかもしれませんが)

 何かしら動きがわかれば更新しますので、気になる方は記事上下にあるはてなブックマークを付けて、再度読みに来て下さい。

 

 ただしコインチェックから正式に通知が来るそうなので、正確な情報はコインチェックからの発表を待って下さいね!

 この記事では私が把握できない部分については発信できませんので!

 

 

 

③間違った当選確率で当選していた人への対応

 次に間違った高い確率で当選した人達です。

 本来そこまで多く当選していなかったのに、不具合で当選したことになっていたわけですから、この人達についても

『個別のメール待ち』

となっています。

 しかし恐らくですが、本来の当選結果に戻されて、不具合で手に入れたパレットトークンは減らされ、減らされた分の購入金額が返金となるかと思われます。

 

 

<どんな状態かの具体例>

 ここの人達についてもどんな感じなのかを出します。

 200口(87万4800円)申込をして、不具合で当選確率が高くなった結果100口当選したとします。

 すると口座には当選しなかった100口分が返金され、当選した100口分のパレットトークンも振り込まれます。

 つまり

返金 43万7400円

パレットトークン 10万枚(100口分)

と言う事です。

 しかし、本当は10口(4万3740円)の当選でした。

 今この状況です。

 

 ここから下は私個人の予測の具体例ですので、参考程度に見て行って下さい。

 

 この状況で本来の当選結果で対応するなら、10口当選していただけなので、パレットトークン9万枚(90口)をコインチェックに戻して、パレットトークン9万枚分のお金が戻って来る感じになると思われます。

 つまり、今から追加では

返金 39万3660円

パレットトークン マイナス9万枚(90口)

となるかと思われます。

 

 

<コインチェックの対応>

 この部分についてもまだコインチェックから正式な発表はありません。

 パレットトークンの全体量は増えないので、誤って当選とした人達の分を一度回収しなければ、本来の結果通りの対応が出来なくなってしまいますから、恐らく回収となるでしょうね。

 そして、多く当選となっていた分のお金が返金されるという事になると思われます。

 

 何度も言いますがこの部分も正式な発表はまだないので、分かり次第更新したいと思いますので、気になる方はまた来て下さい。

 

 

 

④便乗した詐欺メールに注意

 最後に注意喚起です。

『コインチェックIEOの不具合に便乗した詐欺メール』

が届き始めているそうなので注意して下さい!

 

 私の元には届いていませんが、文言としては

『当選者様専用窓口』

と題するメールだそうなので、騙されないで下さい。

 コインチェックから届くメールアドレスはこれです。

Coincheck <support@coincheck>


 しかし詐欺師はこれに似せたメールアドレスで送信してくる恐れもあるので
メールだけではなく、キチンとした発表がされているかどうかを確認した方が無難だと思います。

 コインチェックの対応が遅すぎたり、満足行く対応が無いにしても、一応キチンとした企業なのでメール以外でも公式な発表はされます。

 

 コインチェック公式の情報公開場所は次の通りです。

>>>コインチェック公式サイトへのリンク

>>>コインチェック公式ツイッターへのリンク

>>>コインチェックお問い合わせフォームへのリンク

 

 怒りの感情で冷静さを失っていると、こんな詐欺メールに引っ掛かってしまう恐れもありますので、深呼吸してできるだけ感情的にならないようにするのが重要だと思います。

 怒りの感情だけで見ていると

「パレットトークンなんて終わった!」

と感じてしまいますが、諦めていたパレットトークンが手に入り、しかも価格が上昇する可能性はまだあるわけですので、自分自身でその可能性を捨てるのはあまり宜しくないですしね!

 

 

 

まとめ

 今回のコインチェックIEOで起きている不具合は、先着順に当選確率が高くなり、外れた人に全額返金されるという不具合です。

 

 その上で今置かれている状況別の今後について

①、お金を口座に残していた人への対応

 『正式な抽選結果でパレットトークンが買えた手続きになる』

 

②、既にお金を使ってしまった人への対応

 『何かしらの保障の上で、口座に入金をし、正式な抽選結果でパレットトークンが買えた手続きになると思われる。』

 ※ 正式発表がまだないので、憶測です。

 

③、間違った当選確率で当選していた人への対応

 『多く当選した分のパレットトークンを戻して、その分返金されると思われる』

 ※ 正式発表がまだないので、憶測です。

 

④、便乗した詐欺メールに注意

 『当選しました!とする詐欺メールが出始めているので注意!コインチェックの正式な場所で情報確認を!』

 

 これでコインチェックIEOで何が起きているのか知る事が出来ましたよね。

 コインチェックIEOの本当の抽選結果はどんな感じなのかイメージできたと思います。

 概ね3~5%くらいの当選確率のようです。

 

 コインチェックが今回の不具合に対してどのような対応をしているのか?

 まだ一部しか対応されておらず、正式な発表待ちというモヤモヤさせられる状況ですね。

 

 正直な話、日本初となるコインチェックIEOはあまり良くない結果になってしまったと思われます。

 これが今後世界からどのように評価されるのか?

 それが一番の大きなところなんですよね。

 果たしてどうなるかは今後も注視が必要です。

 

 なお私も巻き込まれた一人なので、私に怒りの感情をぶつけて来ないで下さいね!

 そんなことされたら泣いちゃいますよ!

 

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