『仮想通貨IOSTがOKcoin取引所に上場。何がどうなるのか?』についてわかりやすく説明します。
仮想通貨IOSTが9月15日に、仮想通貨取引所OKcoinへ上場することが発表されました。
>>>『OKcoinジャパン:アイオーエスティー(IOST)の取り扱いに関するお知らせ』へのリンク
それを受けて
「やった~!価格が飛ぶぞ~上がるぞ~!」
「やった~!販売所ではなく、取引所は嬉しすぎる!!」
「OKcoinならエアドロップに参加するかな?」
等々、様々な喜びの声が聞こえてきて、盛り上がっています。
この盛り上がりの雰囲気は私も大好きですし、実際に価格も上昇しているので嬉しい限りです。
しかし、一部期待の声通りには行かないであろう部分も視野に入っています。
そこで今回はその辺りも含めて
『仮想通貨IOSTがOKcoin取引所に上場』
についてわかりやすく説明します。
この記事を読むことで
◎、仮想通貨IOSTのOKcoin上場で何が起きるのかをイメージできます
◎、販売所しかないコインチェックからIOSTを移動させた方が良いのか?もわかります
◎、全体像をイメージ出来て、冷静さも取り戻せます
それでは、仮想通貨IOSTのOKcoin上場について一緒に見ていきましょう!
仮想通貨IOSTの流通量が増える
仮想通貨IOSTのOKcoin上場による一番の変化は
『仮想通貨IOSTの流通量が増える』
ということです。
つまり、沢山の人が売買するようになるということですね。
それによって値動きしやすくなるということです。
現状、日本国内ではまだ売買できる場所がコインチェックだけです。
しかも総発行量の半分近くをコインチェックが保有しているので、流動性はかなり悪い状態です。
つまり
「下手に売買を繰り返すと手数料ガッツリ取られるし、しばらくガチホしておこう!」
という人が多いわけです。
すると価格の変動はあまり起きずに、投資家の興味も離れやすくなってしまうんですね。
これは選択肢が少ないから起きてしまう現象です。
そこにきて選択肢が増えるのが今回のような上場という出来事なので、投資家の期待と注目を集めやすい出来事なんですね。
そんな上場という出来事について、もっと詳しく3点
①、取引所と販売所の違い
②、手数料節約にはなりにくい現状
③、エアドロップ参加の可能性
これらについて、更に詳しく一緒に見ていきましょう!
①取引所と販売所の違い
<手数料の有無>
まず初めに、初心者の多くがなんとなくフワフワしかわかっていない
『取引所と販売所の違い』
について確認していきます。
私達への恩恵という部分だけで見た違いは
『手数料が掛かるか?掛からないか?』
です。
販売所は手数料が掛かります。
取引所は手数料が掛かりません。
※ この違いは基本的にはという話で、全てとは言いません。
このように言うと
「じゃあ、手数料が掛からないお得な取引所を使うに決まってるじゃん!」
と考える人が多くいますよね。
しかし、販売所には販売所の良い部分もあるので、その他の違いについてもサラッと確認をしましょう!
なお、販売所と取引所の両方のサービスを提供している業者のことも
『取引所』
と呼びます。
だからコインチェックも仮想通貨取引所と呼びます。
「仮想通貨取引所コインチェックの販売所・取引所!」
みたいに呼ぶので、ちょっとややこしいですよね。
<その他の違い>
販売所は、コインチェック等の業者と売買をします。
イメージとしては、コインチェックというお店で、仮想通貨という商品をお店相手に売買するような感じですね。
そのため、お店が提示している価格で確実に安定的な売買が可能です。
「これ欲しいです!買います!」
とボタンを押すだけなので、とても簡単で、初心者向けと言えますが手数料は掛かります。
一方の取引所は、仮想通貨を持っている個人を相手に売買をします。
イメージとしてはフリーマーケットですね。
お店相手ではなく、個人で価格を決めて売買しますよね。
そのため、貴方が売買したい価格で取引ができる保証はありません。
貴方が100円で売りたくても、買い手側が90円じゃないと買いたくないならいつまで経っても取引は完了しません。
売買に関する価格を自分で決めないといけないので、販売所よりは少し大変です。
更に、価格や数量の打ち間違いをして大失敗をしても、自己責任で誰も保証はしてくれません。
そのため、取引所は手数料が掛からなくてお得ですが、始めたばかりの初心者さんには少しハードルが高いかもしれません。
今回ご紹介している仮想通貨IOSTのOKcoin上場は、取引所の方です。
そのため、初心者を脱した投資家が盛り上がっているわけですね。
②手数料節約にはなりにくい現状
<取引所の落とし穴>
「コインチェックは手数料が高いし、すぐOKcoinに送金する!」
という人もいるかと思いますが、
ちょっと待ってください!!!
手数料の有無だけを見て、安易に行動をするのは少し危険かもしれません。
実は取引所にはある落とし穴があるんです。
それが
『手数料節約になりにくい現状』
です。
これは普段から取引所を使ってないと中々気付けないので、どういうことか説明します。
取引所を使いたい理由は手数料を節約したいからですよね。
しかし、取引所の相場は流通量がそこまで多くない銘柄の場合
『販売所での手数料込みの価格が意識されている』
という現状があります。
そのため、現状ではまだ
◎、仮想通貨BTC(ビットコイン)
◎、仮想通貨ETH(イーサリアム)
◎、仮想通貨XRP(リップル)
くらいしか手数料が少なく取引できる恩恵を受けられていません。
<流通量が少ない銘柄の具体例>
具体例を挙げて見てみましょう。
コインチェックで販売所でも、取引所でも扱っている仮想通貨FCT(ファクトム)
これがどんな状態か数字を見ます。
販売所で買おうとすると220円します。
取引所で買おうとしている人達は191円前後で買いたいと注文を出してます。
一方販売所で売ろうとすると170円になります。
取引所で売ろうとしている人達は197円前後で売りたいと注文を出しています。
これらはどういうことを意味しているのか?
つまり、取引所で買いたい人は
「販売所の手数料込み価格よりも安く買いたい!」
と思っています。
一方の取引所で売りたい人は
「販売所の手数料込み価格よりも高く売りたい!」
と思っています。
その結果、買いたい人は191円、売りたい人は197円なので、売買が成立しないんですね。
流通量が少ないと、この違いは更に大きくなり得ます。
折角手数料が掛からなくてお得なハズなのに、売買をしている人達が販売所での手数料込みの価格を基準に取引をしているため、あまり恩恵が受けられない状態が見られているんですね。
<仮想通貨IOST上場後の注目ポイント>
そのため、仮想通貨IOSTもOKcoinの取引所へ上場したからと言って、すぐに手数料が少なくて済む恩恵を受けられる保証はありません。
何も考えずに
「取引所が出来たならお得じゃん!コインチェックさようなら~!」
と送金してしまうと、送金手数料だけ取られて恩恵なしなんて状況にもなり得ます。
仮想通貨の送金に慣れていない人だと、送金ミスをしてしまい全部失ってしまうなんてリスクもあります。
そうならないためにまずは、上場後
◎、価格帯はどうなのか?
◎、取引所上で売買は活発に行われているのか?
辺りをしっかりと見定めてから、利用判断することをオススメします。
③エアドロップ参加の可能性
最後に
「OKcoinはIOSTのエアドロップに参加すると思いますか?」
という質問を受けたので、私の見解をご紹介します。
私個人の見解だと
『OKcoinはIOSTエアドロップに参加しない』
です。
「仮想通貨IOSTエアドロップってなに?」
という人はこちらの記事をお読みください。
>>>『仮想通貨IOSTのエアドロップ情報(2021年夏2回目)』をわかりやすく説明します。
その理由はとてもシンプルで、
『日本の取引所だから』
です。
日本の取引所(←これは事業者という意味)がエアドロップに参加するためには、法的に共通した条件があります。
それは
『その銘柄を上場させること』
です。
つまり、基本的にはエアドロップのタイミングで上場させられない銘柄に関しては、取引所としては参加できないんですね。
それが理由で前回のエアドロップでもコインチェックは不参加でした。
「上場してくれれば参加できるんだよね?それなら上場させてくれるんじゃないの?」
と考える人も多いかと思いますが、日本では取引所に上場させるためには金融庁の認可が必要です。
今まで日本国内で取り扱っていない銘柄は、その審査だけで数か月以上かかります。
OKcoinがずっと前から仮想通貨DON(エアドロップで貰える銘柄)の上場申請を出していたなら可能性はあります。
しかし、まだその申請を出していないのなら9月30日にはまず間に合いません。
もしも申請しており、エアドロップに参加するつもりならそれも大きなニュースとして匂わせくらいはしてくるでしょうが、特にそのような動きは今のところ見えません。
(IOST上場もツイッターで匂わせていました)
そのため、私はOKcoinもエアドロップ参加はしないと推測しています。
ただし、OKcoin系列の取引所は前回も参加しているので、そちらで参加するのはありかもしれませんね。
あくまでも現時点(9月4日)での、私の勝手な推測ですので参考にする程度にして下さい。
投資判断、運用判断も含めて投資は自己責任です。
まとめ
仮想通貨IOSTのOKcoin取引所上場は仮想通貨IOSTの流通量が増える出来事です。
その上で3点
①、取引所と販売所の違い
『販売所はお店相手の売買。取引所は個人相手の売買』
②、手数料節約にはなりにくい現状
『取引高が少ない銘柄は、販売所の手数料込みの価格が基準になりやすい』
③、エアドロップ参加の可能性
『現時点で個人的には、不参加だと推測している』
これで仮想通貨IOSTのOKcoin上場で何が起きるのかをイメージできましたよね。
販売所しかないコインチェックからIOSTを移動させようとしていた人も少し様子を見た方が良いことを知れました。
これら全体像をイメージ出来て、少しお祭り気分から冷静さも取り戻せたと思います。
こういった部分も学びつつ、投資をしていきましょう!
IOSTのこれからの動きを知りたい人はこちらの記事を併せてお読みください。
>>>仮想通貨IOSTの今後『2021年下半期ロードマップの内容』をわかりやすく説明します。
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