『中国が仮想通貨を全面禁止。その理由と今後の影響・見解について』わかりやすく説明します。
2021年9月24日、中国は暗号資産に関する行動を全面的に禁止し、破る行為は犯罪とみなして逮捕することを表明。(仮想通貨の方が日本人に馴染みがあるので、以下仮想通貨と書きます)
>>>読売新聞『中国が暗号資産の交換など全面禁止、刑事責任も追及』へのリンク
これを受けて、仮想通貨価格は全面的に暴落しました。
そのことで特に初心者からは
「ヤバいよ!仮想通貨どうなっちゃうの!?何が起きているの!?」
「今後どうなっちゃうの?私、まだ沢山仮想通貨を持っているから不安なんですけど。」
「仮想通貨終わるって言っている人がいたから、売った方が良いですかね?私初心者だし、調べても分からないし、誰か教えて下さい!!!」
等々、不安の声が多く聞かれています。
そこで今回は
『中国が仮想通貨を全面禁止する理由と、今後の影響や見解について』
わかりやすく説明します。
この記事を読むことで
◎、なぜ中国が仮想通貨を全面禁止にしたのか、その理由がわかります
◎、投資家や詳しい人達がこの出来事をどのように捉えているのか冷静に整理できます
◎、不安を煽る情報ばかり目について、パニックを起こしている初心者さんは落ち着けます
ただし、誰にも未来はわかりません。
今回の内容はあくまでも見解・意見であり、最終的に判断するのは貴方自身です。
投資は自己責任で行ってください。
それでは中国が仮想通貨を全面禁止という出来事について、一緒に見て行きましょう!
中国が仮想通貨取扱いを全面禁止にした理由
<共同富裕政策の一環>
今このタイミングで中国が仮想通貨を全面禁止にした理由は、今中国が推し進めている
『共同富裕政策』
にあると考えられます。
共同富裕政策とは、
「お金持ちは、お金がない人にお金を分配しなさい!そうすれば国全体で格差がなくなって、結果としてみんな幸せになるよね!」
という政策です。
そのため国がお金持ちから大金を取って、それを貧困層に配るような政策が行われます。
ただ通常はそれだけでは終わらず、飛び抜けてお金を稼ぐ人を許さなくなる傾向にあるので
「出る杭は、全力で打って叩き潰す!」
となりやすいんですね。
これは共産主義に見られる特徴の一つですので、ある意味中国は中華人民共和国という、国名通りの動きを見せ始めたという事ですね。
この辺りの考え方についてはこちらの記事をお読みください。
>>>『右翼と左翼の違いとはなにか?』簡単にわかりやすく、具体例を出して説明します。
じゃあ、お金持ちになる手段って何でしょうか?
そうです、投資、不動産、娯楽、教育産業などです。
という事で、仮想通貨は投資分野ですので、厳しく取り締まられたわけですね。
だから中国は仮想通貨に限らず、今あげたような産業もかなり厳しく禁止しています。
例えば、教育・塾なんてかなり悲惨な状態と言われています。
「利益を出しちゃダメ!」
ってことで、ほぼ全ての学習塾が閉鎖してしまっているそうですよね。
他にも不動産。
これも厳しい規制を掛けたことで、最近話題の恒大集団の経営破綻問題にまで発展しています。
この出来事がわからない方は、こちらの記事をお読みください。
>>>『中国”恒大集団”破綻危機問題とは何か?』難しいことが苦手な人にもわかりやすく説明します。
今回の動きは、この規制の波が仮想通貨にも及んだという感じなんですね。
<なんで急に共同富裕政策を始めたの?>
共同富裕政策は厳しく取り締まるための政策の話。
「じゃあ、何でここにきて急にそんなことを始めたの?」
が気になるところです。
折角世界第二位の経済大国になったのに、それを放棄するこの動きはもったいないですよね。
恐らくその背景には
『デジタル通貨(デジタル人民元)を世界中に普及させたいから』
という思惑があると考えられています。
中国は世界に先駆けて、出来るだけ早くデジタル人民元の実用化と普及をさせることで
「ドルに代わって、中国の法定通貨”人民元”を世界通貨にするぞ!!!」
と考えています。
そしてデジタル人民元を普及させるために、仮想通貨は最も邪魔になる存在の一つなんですね。
※デジタル人民元は、中国がお金としての価値を保証する法定通貨。これをただデジタル化させたお金。
※仮想通貨は、持っている人達全員でお金としての価値を保証する。新しい形のデジタル化されたお金。
中国が確実に保証する、中国が経済破綻をしない限り、お金としての価値を失う事はないデジタル人民元。
需要がある限り世界中で同じ価値で、お金としての価値を失う事はない仮想通貨。
どう見ても、中国としては邪魔ですよね。
だから排除するわけです。
これが今回の全面禁止の背景や理由ですね。
その上で、私達が気になるのは
「じゃあ、仮想通貨は今後どうなっていくの?この出来事の影響は?」
ですよね。
という事で、この辺りについて今見られる2つの考え方+ふたひい個人の見解を見て行きます。
①、仮想通貨は終わった派の考え方
②、仮想通貨にとって好材料派の考え方
③、ふたひいの個人的な捉え方
それでは、仮想通貨の今後に対する様々な声について、更に一緒に見て行きましょう!
①仮想通貨は終わった派の考え方
まずは
「これで仮想通貨のバブルは終わった。これからは低迷が長く続くぞ。」
と考えている人達の考え方を見て行きましょう。
もちろん考え方は十人十色で様々ありますが、この考え方の人達の主な考えは
『そもそも仮想通貨にその価値を保障してくれる存在がいない。更に中国に限らず世界各国は仮想通貨を快く思っていないから』
のようです。
<仮想通貨の価値を保障する存在がいない>
先程も少し言いましたが、円やドル、元などの法定通貨は国がお金としての価値を保障してくれています。
そのため、その国が経済破綻しない限りは確実にお金として使えます。
しかし、仮想通貨はそのように強固な保証元が存在しません。
仮想通貨を持っている人達が
「もう飽きた!仮想通貨いらない!あまり儲からなくなったから、そろそろ辞めよう!」
となれば価値を失います。
そこで
「今回の中国の全面禁止による価格暴落で、その動きが見られてしまうのではないか?」
ということですね。
<中国に続く国が出てくるのでは?>
更に、この中国の動きをキッカケに、投資家の心が仮想通貨から離れるこのタイミングで
「今まであまり表立って行動して来なかった、仮想通貨を快く思っていない他の国々が流れに乗って仮想通貨排除に動き出すのではないか?」
と警戒しているわけです。
実際にインドも仮想通貨を快く思っていませんし、韓国もつい最近大規模に規制を掛けたばかりです。
果たしてどうなるのか?
②仮想通貨にとって好材料派の考え方
次に
「いやいや、中国が離脱したところで大して問題ないよ!むしろ良い動きだよ!」
と考える、仮想通貨にとって良い情報と考えている人達の考え方を見て行きましょう!
もちろんこちらも、人それぞれ考え方や、根拠は違いますが、傾向としては
『そもそも仮想通貨市場は中国離脱は想定済で、中国リスクが完全に消えただけ。2017年のバブルと同じ動き』
という部分が多いようです。
<中国が仮想通貨を排除するのは既に想定済>
中国は2021年5月から仮想通貨を追い出す動きを見せており、その後何度も
「もっと厳しく取り締まっていくからな!」
と発表してきました。
その時に今以上の大暴落を見せましたが、そこから数か月で価格は戻ってきていました。
このことから、
「もう仮想通貨投資家の多くは、中国が離脱することなんてとっくに想定していますよ!」
「想定した上で、仮想通貨価格は上昇してきて今なんです。だから今さら中国が完全に離脱したところで、そこまで大きな影響はないでしょう。」
「むしろこれ以上離脱・規制という情報で価格が落とされる可能性が減ったわけで、あとは上がるだけじゃん!」
と考えているわけですね。
実際に中国の規制の動きを気にせず、アメリカ等の大企業は仮想通貨を更に買う動きを見せていますしね。
むしろアメリカは、
「今がチャンスだ!!!」
と中国から追い出された仮想通貨事業を積極的に取り込んでいますからね。
そのため、コチラ派の人達は
「アメリカの動きと、中国の動き、どっちを信じる?と言われればアメリカでしょう!」
という感覚ですね。
<バブル前の動きと似ている>
更に、実は中国って同じことを何度もやっているんですね。
つまり
「仮想通貨を排除します!あ、今のなし!やっぱり禁止しません!でも、禁止しようかな。うん、やっぱり禁止する!・・・でもなぁ~禁止するのやめようかな?」
という状態ですね。
そのため、
「またか。どうせまた再開するんでしょ?」
と捉えている人も多いようです。
そして、仮想通貨バブルとして最も有名な2017年。
このとき、大暴騰する前に中国は同じことをしているんですね。
だから
「これでまた中国が仮想通貨を再開したら、価格が大幅に上がるぞ~~~!」
と期待をしている人すらいるわけですね。
果たして、どうなるでしょうか?
③ふたひいの個人的な捉え方
最後に私の捉え方、これを受けての考え方や行動をご紹介させていただきます。
あくまでも私個人の話なので、参考にするも、しないも、その判断は貴方のご自由にどうぞ!
私はこの動きに対して
『なんの問題もない。価格の変動に一喜一憂するより、ステーキング、エアドロップで資産を増やす!』
です。
<仮想通貨は既に法定通貨>
各考え方の中で、私が一番疑問に思う部分があります。
それは
「法定通貨のように国が保証していない」
という部分です。
これは今までとは事情が違いますよね。
既に仮想通貨(ビットコイン)は法定通貨です。(日本はまだ認定していませんが)
そのため、仮想通貨は法定通貨ではないから危険は、法定通貨化しているエルサルバドル共和国に失礼ですよね。
>>>歴史が動く!『エルサルバドルがビットコインを法定通貨に変える日』この出来事をわかりやすく説明します。
更に、ブータン王国も仮想通貨XRPの技術を導入するために提携したことを発表しましたよね。
このように、中国のように排除するよりも、取り入れて活用する動きの方が活発になってきているんですね。
日本が
「最近円の人気が下がってきたから、円を放棄します!」
なんてできませんよね。
既に法定通貨化した国があるという事は、仮想通貨もこれと同じということなんですね。
「仮想通貨価格が下がってきたから、ビットコインを放棄します。」
なんてできないわけです。
もちろん日本やアメリカ等と、エルサルバドル・ブータン等とでは規模感は全く違います。
しかし今までとは明らかに事情が違うという部分で、私は一定の安心感を持っています。
<資産を増やす事に目線を向ける>
何を、どう捉えるかはともかく
「結局どう行動するの?」
が重要ですよね。
分からない未来のことをただ考えているだけでは何の意味もないですからね。
そこで私は、これを受けて
『資産を増やす事に専念する』
ただこれだけです。
つまり、今までと何も変わらないということですね。
仮に仮想通貨の価格が暴落しても、持っている量を増やせばそこまでのダメージはありませんし、価格が戻ってくれば増えた資産の分だけ収益が増えますからね。
これを仮想通貨でやる方法は主に2つ。
それがステーキングとエアドロップです。
要は、定期預金で利子を貰う事と、無料で貰えるモノは何でも貰うという事です。
そのためには、日々情報収集と勉強は必須です。
だから私は、価格の動きに一喜一憂する暇があったら、情報収集と学習をします。
もちろん、知識や情報は持っているだけでは意味がないので、色々なチャレンジや行動もします。
それらをする気力と体力を確保するために、休息も重視します。
それに、他に前向きな行動のためにやることがあると、価格は気にならなくなりますよ。
精神衛生上も私は勉強して、ステーキングやエアドロップ、旨味のある情報収集を続けます。
そして、今後もこのブログではそれらの情報を皆さんにもお裾分けし続けますので、興味がある人は是非また何度でも来てくださいね。
(仮想通貨に限定してはいない、自由気ままに書き連ねている雑記ブログですけどね)
私の具体的な行動の一部として、是非これらの記事も併せてお読みください。
>>>『仮想通貨エアドロップ情報2021(ふたひい参加予定版)』の一覧を紹介します。
>>>『仮想通貨BIT(ビッダオ)が貰えるキャンペーン・エアドロップ情報』をわかりやすく説明します。
なお、これらの情報を受けてどう判断し、どう行動するかは貴方次第です。
投資は自己責任です。
まとめ
中国が仮想通貨取扱いを全面禁止にした理由は、抜け駆けを許さない共同富裕政策を押し進めている最中だからと言えます。
その上でこの出来事に対する考え方2点+私個人の捉え方
①、仮想通貨は終わった派の考え方
『お金としての保証がどこにもない。投機的なモノだから。』
②、仮想通貨にとって好材料派の考え方
『これでもう中国の規制等で価格が落ちる心配がなくなった。世界はもう仮想通貨を排除できないところまで来ている』
③、ふたひいの個人的な捉え方
『価格を気にせずステーキングやエアドロップ等で資産を増やす。そのために日々情報収集と勉強あるのみ』
これで、なぜ中国が仮想通貨を全面禁止にしたのか、その理由がわかりました。
更に、投資家や詳しい人達がこの出来事をどのように捉えているのか?それぞれ違った考えをしている人達の考えを冷静に整理できたと思います。
不安を煽る情報ばかり目について、パニックを起こしている初心者さんは一旦落ち着くキッカケになったのではないでしょうか?
仮想通貨投資をする最大のリスクは、この暴落時の精神的負担です。
その負担は知識量や思考力等で軽減はできますが、完全になくすことは不可能です。
初心者さんはその辺りを明確に意識して仮想通貨投資はして下さい。
>>>仮想通貨初心者は損をする!誰も教えてくれない、絶対に知っておくべきお金だけじゃないリスクの話。
私もそこを乗り越えてきて今があります。
この辺り
「自分一人じゃ情報収集できません!」
「多くの詳しい人達の説明は難しすぎて、初心者の私には理解できません!」
という人は、是非何度でも私のブログやツイッター等に足を運んでくださいね。
貴方が何度も来てくれることが本当に嬉しいです。
読んでくれてありがとうございました。
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私は他に大きく2つの取り組みをしていますので、少しでも興味を持ったら、そちらの活動も見ていって下さい。
①、日テレが本気で手掛けている『web3×アイドル』プロジェクトNFTIDOLHOUSE。ここから誕生したアイドルFuhua(フーファ)。ここの専属記者の役職を頂き活動しています。
②、結節性痒疹という難病で超敏感肌な彼女と共同で、敏感肌の人向けのスキンケア、化粧品選びを紹介する活動もしています。