銀行を使う人全員が知らないといけない『Defi(ディーファイ)とは何か?』をわかりやすく説明します。
遂に、既存の銀行をDefi化していく動きが出て来ました。
>>>テッククランチ『従来の銀行の為にDefi構築』へのリンク
これはまさに、銀行の在り方が根本から覆るような大変革の一つになります。
そのことにより、銀行職員はもちろん、今銀行を普通に利用している私達もこのDefiを理解しておかなければなりません。
とはいえ、このように聞くと
「はい?Defiって何ですか?初めて聞きましたけど!」
「検索したら仮想通貨に関係する言葉のようですね!じゃあ私には関係ないですよ!!」
「調べてみたけど、難しくてこれが何なのかわかりません!知っておくべきなら私にわかるように教えて!」
と感じる人がほとんどですよね。
そこで今回は
『銀行の新しい形Defi(ディーファイ)』
についてわかりやすく説明します。
この記事を読むことで
◎、新しい銀行の形Defiを理解して、安心して銀行を使い続けることができます
◎、これからの時代、銀行がどうなっていくのかイメージできます
◎、これは銀行だけの話ではないので、これからの職場・組織の在り方もわかります
それでは、Defiとは何かを一緒に見て行きましょう!
Defiとは、新しい金融機関の形
まずDefi(ディーファイ)とは何なのかを一言で表現すると
『新しい金融機関の形』
です。
もっと具体的にわかりやすく、ザックリ説明するなら
『銀行全ての業務をATM化する』
という感じです。
私達は普段からATMでお金を降ろしたり、振り込んだりをしますが、その取引手続きの中に銀行員はいませんよね。
全部ATMという機械が行ってくれます。
ぶっちゃけた話、窓口を利用するよりもATMで機械相手に取引をした方が簡単で楽だから、普段はATMを利用するんですよね。
「じゃあ、銀行手続き全部をATM化しちゃえば、更に便利になるじゃん!」
というのがDefiです。
つまり
『銀行の他の手続き全てに関して、このATM化していった新しい銀行の形がDefi』
という事です。
全てがATMだけで行えるなんて、Defiとは、なんて便利なんでしょうね!
という事で、既存の銀行がこのDefiになったらどんな変化が起きるのかを具体的に3点見て行きます。
①、銀行職員がいなくなる
②、365日24時間年中無休で送金・振込等が迅速・安価に変わる
③、ローン審査・保険審査等が公平になる
これらについて、更に詳しく一緒に見て行きましょう!
①銀行職員がいなくなる
「ネット銀行やフィンテック(金融×テクノロジー)が進むと銀行員が必要なくなる」
と言われて久しいですが、なんだかんだ言ってまだ銀行員は普通にいますよね。
しかし、Defiが進むと本当に銀行員がいなくなります。
なぜか?
それは
『人間が介入しない金融機関のことをDefiと呼ぶから』
です。
つまり、人間が色々と手続きをやっている時点でそれはDefiじゃないんですね。
もちろん、
「私ATMの使い方がわからないんですよ!」
という人向けに教える職員、システム管理を行う職員くらいは残ると思います。
しかし、送金や預貯金、ローン、保険金、審査、手続き等々に関わる職員はいなくなります。
それらは全部ATMやパソコンが自動処理してくれるので。
このように聞くと
「え!?組織全部がATM化するってことだよね?そんなこと本当にできるの?やっぱり人間は必要でしょ!」
と感じるかもしれませんが、技術的には既に可能です。
というのも、既に仮想通貨の世界ではこのDefiはかなり普及しており、組織として維持できているんですね。
このDefiで取り扱う商品を仮想通貨から、円やドル等の法定通貨に変えるだけなので既に技術的には可能なんです。
しかも仮想通貨の世界のDefiは既に、銀行全てをATM化するよりも遥かに上を行っています。
仮想通貨のDefiでは、システムを管理したり、使い方を説明したりを行う従業員すら一人もいません。
従業員というか、組織の中に社員のような構成員となる人間が一人もいません。
ここまで行くと
「誰もいない組織?じゃあどうやって組織を維持するの?というかそれは組織と言えるの?」
等と混乱するかもしれませんが、組織ですし、これで組織として成り立つ仕組みになっているんですね。
既存の銀行がこの領域に達するのは難しいですし、Defiの理解だけで一杯一杯な状態でもっと難しいことを言い出すと酷く混乱してしまうので、今回は省略します。
しかし、職場やその他の組織はこの新しい組織の形に向かって徐々に進み始めていますので、興味がある人はこちらの記事をお読みください。
>>>『AIが管理する新しい組織の形DAO(自律分散型組織)とは何か?』をわかりやすく説明します。
※ このDAOという組織の形を銀行に適用させたものをDefiと特別に呼びます。
②365日24時間年中無休で送金・振込等が迅速・安価に変わる
手続き部分に人間が一切関わらず、ATM化すると何が起きるのか?
私達が一番実感できることは
『365日24時間年中無休で送金・振込が迅速・安価になる』
だと思います。
<365日24時間年中無休になる>
全てがATM化するというのは、わかりやすいように表現しているだけで、実際はAI・プログラム化します。
AIやプログラムが手続きを全てやってくれるので、休業時間を設ける必要性がありません。
そのため銀行は365日24時間年中無休になります。
(システムのメンテナンス時間だけ取引が止まることはありますが)
<手数料が格安になる>
更にAIに人件費は発生しませんので、その分だけ手数料が安くなります。
流石に手数料がないとメンテナンスを行う人などへの給料が払えなくて、企業として成り立たたなくなるので、手数料が完全になくなることはありませんが、格安になります。
実際に仮想通貨のDefiでは、手数料5円くらいのモノもあります。
<送金・振込速度が何千倍も速くなる>
そして間に人間の手が加わらないので、送金や振り込みの速度が大幅に向上します。
今だとATMを利用しても結局間に人間による処理が入るので、数時間~数日も時間が掛かります。
一方のDefiだと、全て自動処理なので数秒~数時間で早期に送金・振込が完了します。
しかも、365日24時間年中無休なので
「あぁ~、もうこんな時間だから窓口が閉まっちゃう!」
「この時間にATMで振込をすると、明日以降の処理になっちゃうよ!」
なんて心配もなくなります。
メチャクチャ便利ですよね。
③ローン審査・保険審査等が公平になる
次に大きな影響と言えば、
『ローンや保険金等の審査が公平になる』
です。
家を買う時や、保険に加入するとき、保険金が下りるとき等には審査を受けますよね。
既存の銀行だと、これらの審査に人間の感情が組み込まれます。
例えばローンを組む時。
貴方はここ10年間はキチンとした職に就き、公共料金等の支払も遅延なくキチンと支払っているとします。
しかし、過去には無職期間が長く、公共料金等の支払を遅延していた時期があったとします。
この場合、審査を行う人間の心理としては
「この人どうしようかなぁ?今はシッカリしているっぽいけど、昔のことがあるからなぁ~!」
と感情を元に悩んでしまいます。
一方Defiだとこうはなりません。
過去の振込の遅延等は少しのペナルティ情報として考慮するかもしれませんが、それを理由に貸さないという判断はしません。
だって今の貴方はシッカリしているわけですし、ローンを支払い終わるまでは家と土地が抵当(担保)になるわけですから、貸したお金の回収はできるんですよね。
だから、今まで審査員の感情部分で様々な審査落ちをしていたような人でも、Defiなら公平に審査を受けられるようになるんですね。
まさに
「今の私を見てくれよ!」
ということですね。
このように見ると、なんだかDefiの方が人間味があるように見えてきますね。
今回取り上げたのは、既存銀行がDefi化した場合に考えられる変化の一部です。
他にも変わり得ることは沢山ありますが、そのくらい銀行の在り方が大規模に変わってしまうのがDefiです。
既存の銀行をDefi化する動きはまだ海外で出始めただけですが、この動きを止めることは出来ないと思われます。
そのため日本に本格的に入ってくる前に、今のうちから理解を深めておきましょう。
いざ話題になってから
「どうしよう~!Defiってなんだ?私の銀行に預けているお金は大丈夫なのか?何が起きているんだ!?」
と騒ぎ出したら混乱しちゃいますし、
「わけがわからないモノに大事なお金を預けることは出来ない!」
と、安心して銀行を利用することすらできなくなってしまいますからね。
まとめ
Defiとは、全てをATM化する新しい金融機関の形です。
その上で、具体的に変わること3点
①、銀行職員がいなくなる
『人間の代わりにAI・プログラムが処理を行う』
②、365日24時間年中無休で送金・振込等が迅速・安価に変わる
『AI・プログラムが全ての手続きをするので休みは不要。人件費も不要。自動処理なので即時処理が可能』
③、ローン審査・保険審査等が公平になる
『既存の審査は人間が行うので感情が影響する。Defiの審査はAI・プログラムが行うので数値的基準にのみ従った公平な判断がされる』
これで新しい銀行の形Defiを理解して、安心して銀行を使い続けることができますよね。
これからの時代、銀行がどうなっていくのかイメージできたと思います。
銀行員からすると
「このままじゃ職を失うかも!」
私達利用者からすると
「メッチャ便利になるじゃん!」
これは銀行だけの話ではないので、これからの職場・組織の在り方もこのようになっていきます。
「私には関係ないや!」
ではなく、是非少しずつでもこのような変化や動きを学ぶ習慣を身につけましょう。
その手助けとして、毎日私が仕入れた情報を配信していますので、仮想通貨に興味がなくても、
『学ぶ習慣を身に着ける』
という意味でふたひい新聞もよろしくお願いします。
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