『ミャンマー亡命政府で仮想通貨USDTが正式な通貨に認定とは?』この出来事を分かりやすく説明します。

 ミャンマー亡命政府が仮想通貨USDTを正式な通貨と認定するそうです。

>>>コインポスト『ミャンマー亡命政府、仮想通貨テザーを公式通貨に指定』へのリンク

 しかしこれだけ見ると

「ん?ミャンマー亡命政府?なにそれ?どういうこと?」

「エルサルバドル共和国の法定通貨認定と同じってこと?違うの?」

等と分からない部分があると思います。

 そこで今回は

『ミャンマー亡命政府で仮想通貨USDTが正式通貨に認定』

という出来事を分かりやすく説明します。

 

 この記事を読むことで

◎、ミャンマーが今置かれている状況が理解できます

◎、そんなミャンマーで仮想通貨USDTが通貨に採用された理由もわかります

◎、仮想通貨の在り方・有用性もイメージできます

 それでは、ミャンマー亡命政府で仮想通貨USDTが正式通貨に認定されるという出来事について、一緒に見て行きましょう!

①ミャンマー亡命政府とは?その背景とは?

<軍事国家を目指す人達>

 一番分からない部分は『ミャンマー亡命政府』という存在ですよね。

 ミャンマー亡命政府とは

『ミャンマー王国を民主主義国家にしたい人達の集まり』

です。

 

 これはどういうことなのか、今のミャンマーがどうなっているのかの背景を説明します。

 今のミャンマーは軍事国家になっています。

 つまり軍が国を動かしているわけですね。

 そのようになってしまった理由が

『2021年に起きたクーデター』

です。

 

 クーデターとは、軍事力によって無理矢理政権を奪う行為のことです。

 日本で例えるなら、自衛隊が兵器を持ち出して日本を支配してしまったような状況ですね。

 それにより、今まで

「ミャンマーも先進国のように、国民の声を反映させる国作りをしていくんだ!」

と頑張っていた人達が外に追いやられてしまっているんですね。

 

<民主主義国家を目指す人達>

 その追いやられてしまっている人達が

「私達こそが本当のミャンマー政府だ!クーデターで無理矢理作られているだけの軍事国家なんて出ていけ!」

と集まっているのをミャンマー亡命政府と呼んでいるんですね。

 国際社会的にはこちらの亡命政府を本当のミャンマー政府と認定している国もあるようです。

 このような背景があるので、今ミャンマーは

『ミャンマー軍事政府』『ミャンマー亡命政府』

の2種類があるような状況なんですね。

 

 この辺りのクーデター事情についてはこちらの記事を参照ください。

>>>「なぜミャンマーでクーデターが発生したのか?」その原因と影響について分かりやすく説明します。

 

②仮想通貨USDTが採用された理由とは?

<亡命国家にとって仮想通貨は最適な存在>

 今ミャンマーが置かれている状況が何となくでも理解できたところで、今回の情報は、亡命政府側、つまり

「ミャンマーを民主主義国家にするんだ!」

と頑張っている人達側の通貨として仮想通貨USDTが採用されるという内容なわけです。

 

 これだけ聞いても

「なんで?ミャンマー政府を名乗るなら、今まで通りミャンマーの通貨を使えば良くない?」

と感じる人も多いかと思います。

 しかし、それが出来ない事情があるんですね。

 この辺りについても説明します。

 

 先程も言った通り、ミャンマー国内は軍事国家化しているので、公的機関は全て軍が支配しています。

 つまり、中央銀行や造幣局等、お金に関するところも全て軍に支配されてしまっているんですね。

 そのため、追い出されてしまっている亡命政府は今までのミャンマーの法定通貨をキチンと使わせてもらえません。

 でも政府を名乗る以上は通貨は必須ですよね。

「さて、どうしたものか?」

と悩んだところに白羽の矢が立った存在こそ仮想通貨です。

 

 仮想通貨は国が排除したり、完全に支配したりるすることが不可能な存在なので、いくら軍事国家とはいえ使わせないようにするのは不可能です。

 亡命政府にとって、これほど有用性の高い通貨は他にないんですね。

 とはいえ仮想通貨と一言で言っても無数に銘柄が存在します。

 なぜそんな中でもUSDTなのでしょうか?

 

<なぜUSDTなの?>

 なぜUSDTを選択したのかの正式見解は出ていないようなので、私の憶測になりますが、その理由は恐らく

『一番普及しているステーブルコインだから』

だと思われます。

 

 ステーブルコインとは、円やドル等の法定通貨の価格に連動した価値を持つ仮想通貨のことです。

 価値が法定通貨と同じなので、仮想通貨を通貨として使う際の欠点である、価格変動が大き過ぎるという問題が解消されています。

 そのため、法定通貨のように利用するには下手な仮想通貨よりもステーブルコインの方が使い勝手が良いんですね。

 

 そんなステーブルコインも沢山種類がありますが、その中でも世界的に一番普及して使われているUSDTを選択するのは理解できますよね。

 いくら便利とはいえ、全然普及していない通貨ではいつ消えてなくなるかわかりませんからね。

 そのため亡命政府としては、一番普及しているという要素も重要なわけですね。

 これらの理由から

『ミャンマー亡命政府で仮想通貨USDTが選ばれた』

という事になったのかと思います。

 

 仮想通貨USDTは他の仮想通貨の売買でも多く使われており、簡単に仮想通貨が売買できるので、単純に投資目線で見た場合にも

『仮想通貨に資金が入ってくる』

と見ることもできる出来事になります。

 しかしそれ以上に、

『亡命国家や難民問題等で仮想通貨の有用性が証明される可能性が高い』

という部分にこそ大きな意義があると思います。

 これにより

「このように困っている人達にとって頼みの綱となる仮想通貨という存在を、貴方達先進国は規制して潰そうとするんですか?」

という声を強く上げやすくなりますからね。

 

まとめ

 今回はミャンマー亡命政府が仮想通貨USDTを正式な通貨として認めるという動きについて見てきました。

①、ミャンマー亡命政府とは?その背景とは?

 『亡命政府とは民主主義を目指す政府。クーデターが起きて、軍事国家政府と民主主義国家政府とに分かれている』

②、仮想通貨USDTが採用された理由とは?

 『軍に中央銀行等を支配されているので、国に潰されない・操作されない仮想通貨が採用された。そんな中でも一番普及している安定したステーブルコインのUSDT』

 

 これで、ミャンマーが今置かれている状況が理解できましたよね。

 そんなミャンマーで仮想通貨USDTが通貨に採用された理由も知れました。

 更に、亡命政府や難民問題等で仮想通貨の在り方・有用性もイメージできたと思います。

 投資商品というだけではないんですね。

 

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