【ウクライナ侵攻】各国の姿勢、考え方を制裁という目線でわかりやすく整理して説明します
ロシアが隣国のウクライナに軍事侵攻を行い、戦争状態に発展しています。
これを受けて日本でも
「ウクライナを守れ!ロシア軍・プーチン大統領許すまじ!!!」
「ロシアにはドンドン制裁を加えてしまえ!」
「ウクライナに募金して支援しないと!」
のような機運が高まっています。
しかしここにきて(2022年3月2日)、毛色が大きく変わり、そのイメージは一度考え直した方が良いかもしれない状況になってきました。
というのも、人道的に酷い動きがウクライナ側にも出て来たからです。
しかし、戦争とか、このような各国の思惑とかって難しくてわかり難いので、今回は
『ロシアによるウクライナ侵攻で、各国の姿勢について』
制裁という目線で、整理してわかりやすく説明します。
この記事を読むことで
◎、ロシア側とウクライナ側の姿勢を知ることができます
◎、経済制裁という事で、投資・お金・暗号資産の重要性を理解できます
それでは、ウクライナ侵攻における、各国の姿勢を制裁という目線で一緒に見て行きましょう!
※一部推測も含まれますし、かなりザックリ説明しますので、そのつもりで読んで頂ければと思います
①ロシア側の姿勢
<ロシア高官の姿勢>
制裁という目線で見た場合にロシア側の姿勢は
『よく分からない』
です。
日本ではロシア側のコメント等がほとんど出て来ませんからね。
ただし、推測としては
「本当にロシアを、そんなに強い経済制裁して良いのかな?」
「ロシアからの天然ガスのような地下資源の供給がなくなって困る国も多いんじゃないの?」
という感じだと思われます。
更に、戦争前提で考えていたのなら、高官の人達はここに向けて資産の備蓄は進めて来ていたでしょうから、経済制裁を受けても、しばらくは生活に問題ない状況なのかもしれません。
<ロシア国民の姿勢>
ロシア国民は
「もうやめてよ!戦争なんてしないでよ!!!」
「世界から経済制裁を受けて、私達の生活はどうなっちゃうの?」
という感じのようです。
今回の軍事侵攻はプーチン大統領やその取り巻きによる暴走のようですので、ロシアの人達はこんなことを望んでいないんでしょうね。
そして、高官連中の暴走のせいで、ロシア経済が既に大打撃を受けているようなので、今最も生活する上で苦しんでいるのは一般国民みたいですね。
つまり、ロシアは
◎、高官は「ウクライナを占領してしまえ!」「制裁なんて怖くないぞ!」
◎、国民は「もうやめて!」「生活費もなくなっちゃう!どう生きていけば良いの?」
という感じっぽいんですね。
②ロシアの置かれている状況
<ロシアは鎖国状態>
ウクライナ側を見て行く前に、ロシアが経済制裁を受けて置かれている状況を整理します。
ロシアは軍事侵攻をしたせいで、世界各国から経済制裁を受けています。
具体的には
『SWIFTからの排除』
です。
SWIFTとは、国際送金をする際に経由させる特別な銀行で、ここから排除されると国際送金が出来なくなります。
国際送金が出来なくなると、外国とのやり取りができなくなるので、貿易ができなくなります。
日本で言うところの江戸時代の鎖国状態みたいなものですね。
今の時代に鎖国状態になると、ロシアで使われている通貨の価値はなくなっていきます。
世界的に見て
「ロシアの通貨なんて持っていても意味がないし、要らないよ!」
となるからですね。
しかし、ロシアの人達は投資等をしていない限りロシアの通貨しか持っていません。
日本人だって投資をしていなければ日本円しか持っていませんよね?
それと同じです。
<ロシアの選択肢は暗号資産>
そんな価値がなくなるかもしれない通貨だけを、そのまま持っていても明るい未来は見えて来ません。
そこで何とかしたいと思う人達の救世主が暗号資産です。
暗号資産は世界基準で同じ価値を持っているので、ロシアで買おうと、日本で買おうと同じ価値が保証されています。(価格の変動は起きますけどね)
個人間で送金ができるので、途中の銀行で止められるようなことも起きません。
個人が自分の財布(ウォレット)に保有している暗号資産であれば、国が関与することすらできません。
このような動きがある中で、ロシアの選択肢は2通り
①、ウクライナ侵攻を直ちにやめる
②、通貨を暗号資産に変える
です。
>>>ふたひい新聞2月27日号『③ウクライナ侵攻の制裁として、ロシアの銀行をSWIFTから排除予定』
そのため、ここにきて経済制裁を加えているウクライナ側の各国は
「暗号資産取引所はロシア人の口座を凍結しなさい!逃げ道を作るな!」
と動き出しました。
そうすることによって、ロシアは経済的に完全に追い込まれた状況になりますからね。
ここまでの背景を踏まえて、ウクライナや制裁を加えているウクライナ側の各国の姿勢を見て行きましょう!
③ウクライナ側の姿勢
<ウクライナ高官・制裁国の姿勢>
ウクライナの高官やロシアに制裁を加えているアメリカ等の各国がロシアに対してどのような姿勢を持っているのかを紹介すると
『ロシア人は一般人も含めて一人残さず徹底的に制裁しろ!でも私達には寄付よろしく』
と言い出しました。
>>>コインポスト『米財務省、仮想通貨をロシア政府への制裁リストに追加』へのリンク
これがヤバいのわかりますか?
今まで私達の感覚では
「悪いのはプーチン大統領や高官、軍の人達!ロシア国民は望んでないんだし、悪くない。」
という感じでしたよね。
しかし、ウクライナ高官やアメリカ等は
「ロシアの一般人も悪者だ!もれなく全員潰せ!!!」
と言い出したわけです。
こうなってくると、私達が持っていた今までの感覚が変わってきますよね。
正直な話、私はウクライナ側も応援できないです。
具体的には
「プーチン大統領等の特定人物だけではなく、全てのロシア人が暗号資産に触れられないようにして、生活できないようにしろ!」
と言い出しているんですね。
現時点で既にロシアの通貨価値は日に日に失くなっていっているわけですから、救いの綱は暗号資産でしたよね。
これは国民にとっても言える事です。
ロシア通貨の価値がなくなり、食べ物すら買えなくなる可能性がある中、暗号資産を持っていれば海外に避難して生活することも可能ですからね。
その上で、生活していく上で最後の頼みの綱である暗号資産すら使えなくなると、最初に餓死等の面で困るのはロシアの一般国民なんですよね。
それをわかっている状態で、ウクライナ高官やアメリカは
「それをしろ!」
と言い出したんです。
日本ではまだ
「暗号資産?どうでも良いでしょそんなもの!今見るべきところじゃないんでしょ!」
と考えがちですが、このような場所では最後の頼みの綱の役割をしているモノなんですね。
ちなみに、ウクライナや各国からの要請を受けた国際的な暗号資産取引所は
「プーチン大統領やその周辺にいる特定の人物の口座だけなら既に凍結しています。しかし、ロシア国民全てを凍結したら彼らはどうやって生活していけば良いんですか?そんな要請に応じるわけないだろう!」
「人々のお金は、平和のためのモノであり、戦争に関連させるために使うモノではない!」
と強く拒否しています。
<ウクライナ国民の姿勢>
ウクライナ国民は少し分かれそうです。
主な考えは
『早く戦争なんて終わって欲しい。元の生活に戻りたい』
のようです。
しかし、ウクライナ高官に釣られて
『ロシアに制裁を!』
を行き過ぎて強く願っている人も出始めているようです。
そうなると、ロシアが引いても追撃して、ロシア国内に攻め込むこともあり得るので、とても怖いですね。
だからこうなってくると、これはどっちの国が良い・悪いではなく、戦争=悪なんですよね。
最初はロシアが悪いのは明白でしたが、そこから毛色が変わり、今ではどっちが悪いとかではなく、どっちも危険な考えを持ち始めているんですね。
もうここまでくると、ウクライナも応援できなくなります。
どっちを応援とかではなく、
「早く戦争を終わらせてくれ!」
ただそれだけですね。
だから暗号資産取引所もウクライナへの寄付は、軍や国にお金が回らないようにユニセフを通して行っているようですね。
まとめ
今回はロシア軍のウクライナ侵攻について毛色が変わり始めたので
①、ロシア側の姿勢
②、ロシアの置かれている状況
③、ウクライナ側の姿勢
という流れで見てきました。
とてもザックリとですが、これで少し毛色の変わり始めたロシア側とウクライナ側の姿勢を知ることができましたよね。
経済制裁という事で、投資・お金・暗号資産の重要性も理解できたと思います。
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