2022年5月、暗号資産が大暴落!『一体何が起きているのか?』を初心者にもわかりやすく説明します
2022年5月に入り暗号資産が大暴落
それを受けて
「一体何が起きたんですか!?もう仮想通貨は終わりですか?」
「なんか上位銘柄が暴落したのがキッカケらしいですね。でも、色々な説明を読んでも難しくて意味が分かりません」
「何が起きているのか分からないの怖いです!初心者の私にもわかるように教えて!」
このような声を初心者さんから沢山聞きます。
そこで今回は
『暗号資産の大暴落、一体何が起きているのか?』
を初心者さんにもわかるように、噛み砕いて説明します。
この記事を読むことで
◎、今回の大暴落で何が起きているのか理解できます
◎、暗号資産は終わりなのか、大丈夫なのかの判断材料になります
それでは、暗号資産大暴落、一体何が起きてこうなってしまったのかを一緒に見て行きましょう!
なお、私は今回の出来事を
『数ヶ月は回復しないかもしれないけど、大丈夫』
と捉えていますので、その方向性で記事は書いています。
※この記事は何も分からない初心者さん向けに凄く噛み砕いています
※私自身もキチンと把握し切れている保証はできませんので、情報の厳密な正確性を求める人には向いていませんので、あらかじめご了承下さい
※厳密な正確性を求める人は私の書く記事よりも、情報サイトをどうぞ
>>>コインポスト『無担保型ステーブルコイン 「TerraUSD」が対米ドルで一時前日比40%下落』へのリンク
>>>バイナンスアカデミー『terra(LUNA)とは?』へのリンク
全体像
まずは今起きていることの全体像を確認します。
その上で、それぞれの出来事を少しだけ詳しく見て行きます。
今起きている全体像は概ねこんな感じです。
1)暗号資産USTが暴落
2)暗号資産LUNAが暴落
3)暗号資産BTCが暴落
4)暗号資産全体が暴落
なぜ暗号資産USTが暴落すると他に派生するのか?
それは
『暗号資産USTがステーブルコインだから』
です。
ステーブルコインとは、ドルや日本円等の法定通貨と同じ価値を維持するように設計されている暗号資産のことです。
そんなステーブルコインのUSTが暴落してしまったから
「あれ?ステーブルコインって暴落するの???それってヤバくない?信頼銘柄のハズが信頼できないじゃん!!!」
となり、他の銘柄にも信頼性という部分でドンドン派生して行ってしまい
「暗号資産って信頼できないじゃん!危ないじゃん!」
となってしまっているわけですね。
まさに、恐怖が恐怖を生んで止まらないパニック状態というわけです。
「どうしよう~!暗号資産ヤバい!もう終わりですか?」
とパニックを起こしている貴方と同じ状態の人が沢山いるということですね。
でも実は、USTは他のステーブルコインとはその仕組みが違うので、USTがダメだったからと言って他のステーブルコインもダメというわけではありません。
そのため、そのことが分かれば恐怖も徐々に和らぎ、資金が徐々に戻ってくると思いますので、私は
「それまで時間は少し掛かるかもだけど、終わりではない」
と考えているわけですね。
全体像が何となくわかったところで、この連鎖の中身をもう少し詳しく見て行きましょう!
1)暗号資産USTが暴落
まず初めに、暗号資産USTが暴落したわけですが、その理由は
『暗号資産USTが大量に売られたから』
です。
「なぜ?誰が大量に売ったの?」
はまだよく分かっていませんが、とにかく大量に売られたから価格が暴落したわけです。
上位銘柄、しかもステーブルコインの価格が暴落するほどの大金が一気に動いたわけですから、誰も予想していなかった事態と言えますね。
でも、そんな大量売りが起きても他のステーブルコインなら大暴落は起きません。
USTだったから暴落が起きてしまったんですね。
それこそが、USTが他のステーブルコインと違う
『暗号資産LUNAと交換をし合うことで価格を調整している仕組み』
にあります。
この仕組みに関連して暗号資産LUNAも暴落をしてしまい、他にも派生していきました。
ということで、その辺りも見て行きます!
2)暗号資産LUNAが暴落
暗号資産USTが暴落したことで暗号資産LUNAも暴落した理由は
『暗号資産LUNAはもっと大量に売られたから』
です。
これを理解するためには暗号資産USTの価格を1ドルに維持する仕組みを理解しておく必要があります。
暗号資産に限らず、投資商品は全て
『買われる=価格が上がる』
『売られる=価格が下がる』
という大原則があります。
その上で、
◎、暗号資産USTの価格が下落した場合、暗号資産LUNAを売って暗号資産USTを買う
※暗号資産LUNA=下がる:UST=上がる
◎、暗号資産USTの価格が上昇した場合、暗号資産USTを売って暗号資産LUNAを購入
※暗号資産LUNA=上がる:UST=下がる
このようになる仕組みがあり、これで暗号資産USTは1ドルの価値を維持しています。
要は暗号資産LUNAとUSTは、お互いにシーソーゲームをしているわけですね。
そのため、今回も暗号資産USTの価格が下がったので、暗号資産LUNAを売って、USTを買う仕組みが発動しました。
しかし、今回のUSTの下落は想像を超える大きさだったので、暗号資産LUNAの売る量が多すぎて暴落してしまいます。
LUNAが暴落する程にUSTを買っても、追いつかないくらいUSTの売られる量が多く、USTの価格が戻らないままLUNAを売り続けた結果、お互いに共倒れをするような形で大暴落を引き起こしてしまったんですね。
暗号資産LUNAもUSTも、両方ともトップ10に入るほどの上位銘柄ですので、当然他の銘柄への影響も出ました。
特に反応を見せたのが暗号資産BTC(ビットコイン)です。
それは何故なのかも見て行きましょう。
3)暗号資産BTCが暴落
暗号資産LUNAが暴落しても一見ビットコインは関係ないように見えます。
しかし、事実としてビットコインが大きく反応を見せて暴落しました。
それは何故かというと
『LUNAの運営が大量にビットコインを保有しているから』
です。
ここしばらく毎日情報収集していた人は知っているかと思いますが、
「LUNAが大量にビットコインを買いました。また買いました!またまた買いました!」
と何度も報道されていました。
そんなLUNAの運営がヤバいレベルの大暴落(約1万円⇒約100円)を起こしているのが今です。
このままLUNAが資金的に厳しい状況が続いたら、運営はどんな行動をするでしょうか?
そうです。
『大量に保有しているビットコインを売って資金を作る』
です。
先程も言いましたが、暗号資産は
◎、売られる=価格が下がる
ですので、
「LUNAがヤバくなると、ビットコインを大量に売り出すかも!?ビットコインも下がるぞ~!」
と考えた投資家がビットコインを売って避難を始めて、ビットコインの価格も下がってしまったわけですね。
これだけ見るとUST、LUNA、ビットコインだけ下落して終わりそうなモノですが、暗号資産は株式と違い、これだけでは終わらないんですね。
4)暗号資産全体が暴落
暗号資産全体が暴落している原因は
『ビットコインが暴落しているから』
です。
昔から存在する暗号資産特有の性質で、
『全体的にビットコインの価格と同じ動きをする』
というモノがあります。
数年前と比べればかなり緩和されてはいますが、それでもこの特性はまだ存在しています。
そのため、
『ビットコインが暴落を起こす⇒暗号資産全体が暴落を起こす』
という現象が今起きているわけです。
つまり、今回の流れの中に出て来ていない他の暗号資産銘柄は、全部とばっちりで暴落していると言えますね。
暗号資産全体・ブロックチェーンそのものに何か決定的な欠陥が見つかったとか、取り返しのつかない不具合が発見されたとか、そのような事ではありません。
『不信感が不信感を呼び、恐怖が恐怖を呼び、連鎖し続けた結果、全体的に大暴落してしまった』
と言えますね。
更に、世間一般の投資家からすればどのプロジェクトがどうとか、個別プロジェクトの中身は関係なくて、
「暗号資産は株投資よりも旨い投資先なのか?」
としか見ていないんですよね。
そんな投資商品で信頼が壊れるような
『ステーブルコインの価格が暴落。上位2銘柄の大暴落』
なんてことが起きれば、そりゃあ逃げますよね。
これが今回の暴落で起きていることです。
あとはこれを受けて
「やっぱり暗号資産はもう終わりだ!」
と貴方が思えば離れるのも選択肢の一つです。
逆に
「本質的な部分は特に問題ないじゃないですか!今は買い増しタイミングですよ!」
と思えば買い増しをしたり、ガチホをして回復を待つなりすれば良いと思います。
私は後者ですが、買い増す資金がないので、回復までガチホします。
何度も言いますが、今回してきた説明は初心者さんにわかりやすいように噛み砕いています。
更に私の理解も完全ではありませんので誤りもあるかもしれません。
私からの情報だけでは不安な人は、他の人達の情報も見て下さい。
その上で、これを受けてどうするかの最終判断は自己責任でよろしくお願いします。
追記:5月15日
暗号資産LUNAの運営は逃走せずに、再起に向けて動き出しましたので、その辺りも気になる人はこちらの記事をご覧ください。
>>>『暗号資産LUNA・UST、復活に向けて再起動開始!その内容とは』関連情報をわかりやすく紹介します
最後に
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