初心者も関係する『DAO訴訟とは?私達が知っておくべきポイントは?』をわかりやすく説明します。

 アメリカでDAOに対する訴訟が行われており、その内容がweb3に関わる全ての人達に影響があり得る内容なため注目を集めています。

>>>コインポスト『米CFTC、DAOに対する訴訟が法的に認定』へのリンク

 これを受けて

「いまいち意味が分からないのですが、何がそんなに重要なの?」

「読んでも難しくて私には意味がわかりません。」

「初心者の私にもわかりやすく教えて!」

との声が沢山聞こえて来ます。

 

 そこで今回は

『DAO訴訟とは?私達が知っておくべきポイントは?』

をわかりやすく説明します。

 この記事を読むことで

◎、web3に関わることで今後あり得る責任問題をイメージできます

◎、今後進んでいくであろうDAO規制の方向性がイメージできます

 それではDAO訴訟について一緒に見て行きましょう!

 

※あくまでも私個人の解釈なので、間違いがある可能性もあります

※現時点では日本に直接的な影響はありませんので、必要以上に怖がる必要はないので、最初にお伝えしておきます

従来の組織と違うDAOを訴えることの難しい点

 まず最初に

「DAOが訴えられることの何が普通と違うの?」

について説明します。

 これをある程度理解していないと、今回の判決内容をいまいち理解できませんので。

<DAOとは?>

 まずDAOとは何かのおさらいですが、DAOとは、新しい形として今提唱され始めている組織のことです。

 イメージとしては、小学校の放課後に

「サッカーで遊ぶ人、この指とまれ!」

と遊びたい人だけを集めた組織。

 これで会社や組織を運営していくような存在がDAOです。

 こんな感じで集まっただけの人達なので、組織の意思決定は基本的に参加者達による多数決です。

 

 これらに関してはこちらの記事も参照下さい。

>>>『MZDAOとはなにか?メリット・デメリット、コミュニティの雰囲気など』をわかりやすく本音で紹介します

<DAOが訴えられた場合、中心人物に責任がある?>

 その上でDAOと訴訟について見て行きます。

 (その気はなかったとしても)DAOが何かしら犯罪を犯した場合、誰に責任追及することになるんでしょうか?

 これが難しい点なんですね。

 まず初めに思い当たるのは、人を集めた中心人物ですが、それは妥当でしょうか?

 

「この指とまれ」

で人を集めた人が一応の中心人物になります。

 会社で言うなら取締役でしょうかね。

 しかし

「この指とまれ」

と最初に人を集めたから中心人物のように扱われているだけで、彼に何か特別な決定権があるわけではありません。

 つまり、彼に

「今回のサッカーは10分制で3ゲームやります。途中で抜けることは許可しません」

「お前はキーパーね!お前は敵チームのサイドバック」

みたいなことを決める権利はないということです。

 

「この指とまれ」

で集まった人達で遊ぶ場合、何分制で遊ぶかなんてみんなの多数決ですよね。

 誰がどのポジションをやるのかも、皆の意見をすり合わせて決めて行きます。

 このような組織であるDAOにおいて、中心人物だからというだけで責任追及されるのって違和感ありません?

 世間において、何も関与していないとしても取締役が責任を問われるのは、最終決定権を持っていたり、指導・監督責任があるからです。

 しかし、DAOでは中心人物に、最終決定権も、指導監督権もありませんからね。

 これが難しいところの1点目です。

<責任は当事者にある?>

 次に、当事者に責任追及するという点についても見て行きます。

 確かに明らかに犯罪を犯そうとして犯行に及んだ場合はわかりやすいですが、そうじゃない場合はどうなるでしょうか?

 DAOの業務部分はプログラムで自動処理されることが結構多いようです。

 では、もしプログラムによる自動処理部分で犯罪に該当する行為があった場合は?

 パソコンに対して責任追及は無理ですから、プログラムを組んだ人ですか?

 でもプログラムを組んだ人は、DAOという組織の決定に従って仕事として作っただけですよ。

 

 これをサッカーの例で言うなら、敵が攻めてきたからディフェンスの人がボールをクリア。

 そうしたら、近くの歩道に転がって行ってしまった。

 そのボールを取りに行く途中、友達との会話に夢中になっていてボールに気付かないまま歩行者がボールを踏んで転倒。

 頭部を打って大怪我を負ってしまった。

 この場合、ボールをクリアしたディフェンスに責任追及をしますか?

 クリアしたボールが直接歩行者に当たって怪我を負わせてしまったのなら、分からなくもないですが、動きが止まっているボールを踏んで怪我をしているので、ディフェンスに責任追及するのも違和感ですよね。

 ここが難しい2点目ですね。

<責任は意思決定をした人にある?>

 じゃあ、他に責任追及できそうな存在は?

 そう考えた時に、もう一ついますよね。

 そのような行為に至る意思決定をした人達への責任追及です。

 

 DAOでそのような最終決定をする人は、世界中の投票権を持っている人達でしたよね。

 じゃあ、世界中に居る投票権を持つ人達全員に責任追及をします?

 小さい規模のDAOなら可能かもですが、大規模なDAOだとそのプロジェクトの暗号資産を持っている人全員ですので、何万~何百万人もの人に責任追及することになります。

 

 サッカーの例で言うなら、サッカーを遊ぶ選択が出来たクラスの人達全員になります。

 サッカーをしていた人達だけではなく

「サッカーなんて危ないからやるなよ!」

と意思表示できたであろう、クラスのみんなも含まれ得るわけですね。

 それはそれで、違和感がありませんか?

 

 これらのように、DAOにおける責任追及は状況によっては、ちょっと難しくなっちゃうんですね。

 というところで、このような部分において、DAOに対する判断がされたというのが今回のお話です。

(たぶんまだ判決は出てないんですよね。責任追及し得る判断をしたという感じなんですよね)

今回の判断内容の何を知っておくべきなの?

<誰に責任を追及することになった?>

 DAOが訴えられて、誰に対して責任追及をするのか?

 結論から言うと

『中心人物と、投票権を持っている人達全員』

です。

 つまり、暗号資産プロジェクトで見た場合は、

◎、創業者

◎、DAOに参加する権利として機能する暗号資産(ガバナンストークン)保有者全員

ということのようです。

 

 サッカーの例で言うなら

◎、「この指とまれ」で集めた中心人物

◎、参加する権利を持っていたクラスのみんな

という感じですね。

 まだ中心人物と実際にサッカーを遊んでいた人達だけなら、違和感は最小限ですが、全員となると違和感が残りますね。

 でも、裁判所はそう考えているようなのですから仕方がない。

 

 つまり、もし貴方が

◎、暗号資産を持っている

◎、DAOに参加している

という場合には、そのプロジェクトが何か罪に問われ得た場合、貴方にも何かしらの責任追及の通知が来る可能性も出てきたということですね。

 暗号資産については、それにプロジェクトの意思決定権(ガバナンス)が付与されている場合に限られますけどね。

 日本でも有名なところでは、

◎、STEPNのGMT

◎、XANAメタバースのXETA

◎、TERRAクラシックのLUNC

等々には意思決定権が付与されていますね。

<怖がる必要はない>

 今回の裁判の中身は是非頭の片隅に入れておいてください。

 とは言え、序盤でも言った通り、これを受けて即座に怖がる必要はありません。

 というのも、今回の内容は

◎、アメリカでの出来事

◎、地方裁判所での出来事

◎、批判が多い

からです。

 

 アメリカと日本は法律も、暗号資産やweb3に対する姿勢も違います。

 更に、地方裁判所ということは、今後この判断が覆る機会がまだまだあるということです。

 更に更に、今回の判断は

「それって横暴じゃね?」

「そもそもガイドラインも設定されてないんだから、裁判官個人の勝手な判断じゃね?」

みたいな意見がとても多く上がっているようなので、これが今後の判断基準になるとも考えにくい状況です。

 

 今回の出来事はDAOというモノが広まってきて、何かトラブルが発生した際にどうなっていくのか?ということを考える一つのキッカケくらいに受け止めておけば良いと思います。

 是非参考程度に頭の片隅に入れておいてください。

最後に

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