テレビや街中で最近当たり前のように見かけるようになったSDGs(エスディージーズ)という言葉
貴方はそれが何なのか知っていますか?
子供に「あれって何なの?」と聞かれて答えられますか?
「世界規模のエコ活動的なモノじゃないの?」
「確かに、改めてSDGsとはなんなのか聞かれると説明できないですね!」
「し、知ってますけど、なにか?い、一応再確認のために、聞いておいても良いとは思うけど」
等々、様々な理解をしている人が多くいます。
そこで今回は、今さら人に聞くのはちょっと恥ずかしい
『SDGsとはなにか?』
をわかりやすく説明します。
この記事を読むことで
◎、改めてSDGsとは何なのかを整理して理解できます
◎、世界規模での世の中の流れもイメージできます
それではSDGsについて、わかりやすさ重視で一緒に見て行きましょう!
SDGsとは
『2030年までに達成を目指す世界目標』
です。
つまり
「全世界一丸となって、これらの諸問題を解決するために協力して動いていこうぜ!」
との取り決めですね。
これは国際機関で正式に決められたものなので、
「日本は関係ないよ!」
「その辺りは政府に勝手にやってもらって、うちの会社は関係ないっす!」
みたいなことをしてしまうと、ウクライナ侵攻をしているロシアのように世界中からハブかれてしまいますね。
だからここ数年で急に騒がれるようになったハロウィンのように、SDGsも社会的に騒ぎ出したというわけですね。
その背景を理解したところで、
「ところで、具体的にはどんなことを解決しようって目標なの?」
「テレビで見ていると食品ロスとか、環境問題への取り組みをSDGsと言っているから、エコ的なことなんでしょ?」
との疑問の声が聞こえてきます。
ということで、SDGsの具体的な中身についても一緒に見ていきましょう!
この項のタイトルに書いたように、SDGsの中身は
『17個の解決目標』
が掲げられています。
そのため、エコ問題だけじゃありません。
この辺りは具体的に17個の目標を紹介した方がわかりやすいので、全部の解決目標をサラッと紹介します。
なおSDGsは、地球全体という目線で見ているので、国によっては関係ない目標もあります。
これらの中から自国で抱えている問題を、他国と協力し合うことも視野に入れつつ解決を目指すという仕組みです。
一つ目は
『貧困問題の解決』
です。
なお、ここでいう貧困問題とはあらゆるタイプの貧困です。
あらゆるタイプの貧困とは具体的に
◎、スラム街的な貧困
◎、格差社会での貧困
◎、シングルマザー(ファザー)による貧困
◎、働いても、働いても貧乏のままなワーキングプア
◎、若者の貧困
等々全てです。
貧困と聞くと
「日本のような先進国には関係ないや」
と思いがちですが、先進国にも大いに関係する問題なんです。
これは、相対的に見た場合(他者や社会水準と比べた場合)の貧困問題というのも存在するからですね。
なお、私が普段から発信しているweb3は、貧困問題解決に重要とされているモノの一つなので、興味がある人はこちらの記事もご覧ください。
>>>初めてのweb3学習①『Web3とは何か?』わかりやすく説明します
2個目は
『飢餓問題の解決』
です。
言い換えると
「ご飯が食べられないで苦しむ人をなくそう!」
と言うことですね。
これも具体的には
◎、地球の未来での食糧問題
◎、貧困による食糧問題
等を解決しようとするものです。
貧困による飢餓はイメージしやすいと思いますが、先進国にも大きく関係してくるのはもう一個です。
地球全体では人口増にあるため、このままいくと将来的に地球全体で食料が足りなくなるようです。
そんな未来の食糧問題解決も視野に入れた目標になります。
これに関しては、人工肉や食用昆虫が注目されてきていますね。
3個目は
『健康・福祉問題の解決』
です。
これは新型コロナの初期に起きていたワクチン不足問題を思い出してもらえると分かりやすいかもしれません!
ワクチンは開発した国だけではなく、割と早い時期に日本やその他の国々に広まっていきましたよね。
それはワクチン開発に成功した国が自国のことだけではなく、その他の国々のことも考えて行動したからです。(儲けるチャンスと考えての理由もあるでしょうが)
もし、ここで開発国だけがワクチンを独り占めしていたら、今よりももっと新型コロナによる被害は悲惨なことになっていたと思われます。
このように、健康・福祉という面でも世界中で協力していくというモノですね。
4個目は
『教育の機会の創出』
です。
教育・学習とは、人生の選択肢を広げる行動です。
物事に悩んだ際、知らないことは選択肢に入りませんが、知っていることは選択肢に入りますからね。
そのため
「教育は貧困問題解決の最重要な要素だ」
と位置付けられています。
しかし、世界中には勉強したくても勉強できない人達が沢山います。
その理由は
◎、金銭的な理由
◎、人間関係的な理由
◎、精神的な理由
◎、身体的な理由
◎、環境的な理由
等、様々です。
そこで、キチンとした教育を受けられないでいる人達に教育を受けられる環境を作っていくのがこの目標ですね。
日本でも最近テレビCMで見かける
はそんな取り組みの一つですね。
5個目は
『ジェンダーに関する問題解決』
です。
日本だと
◎、男性と女性の格差問題
◎、LGBT(性的少数者)の人権
辺りの問題を思い浮かべて貰えればイメージしやすいと思います。
6個目は
『飲料水とトイレに関する問題解決』
です。
世界には泥水を飲料・生活用水として使っている人達が大勢います。
更に、不衛生なトイレ事情から健康を害しているような人も沢山います。
日本でも
「ダムの水が干上がってしまい、今年は水不足です!」
なんて問題が起きますよね。
このような水に関する問題全般に関する目標ですね。
7個目は
『エネルギー問題の解決』
です。
世界には、電気の安定供給ができないでいる国もあります。
日本でも夏場や冬場に
「今日は電気供給がひっ迫しているので、ピーク時の使用を控えて下さい」
なんて注意喚起が行われますよね。
そのような問題を解決していくということですね。
この目標について詳しくはこちらの記事をお読みください。
※古い記事で、私の文章のまとめ方が今よりも下手くそなのであまり参考にならないかもです。
>>>SDGs:目標7『エネルギーをみんなに、そしてクリーンに、とは?』わかりやすく説明します。
8個目は
『働き方や経済の問題』
です。
世界を見ると、子供が奴隷のように働かされている環境がまだまだあります。
日本だと、減ってきたとはいえまだまだブラック企業は存在しています。
「やりがいを感じず、ただただ、生活費のために仕事をしている」
という人も大勢います。
このように、やりがいと言う面にまで切り込んで解決しようとしているのがこの目標になります。
9個目は
『技術革新の格差問題の解決』
です。
今先進国を中心に最先端テクノロジーの開発がドンドン進んでいます。
その一方で、開発国(発展途上国)ではそれらの恩恵を受けられないでいる人が多くいます。
そのような技術機会の格差を失くそうとするものですね。
その上で、先進国も技術革新をもっと推し進めていくということで、問題解決だけではなく、成長目標という側面も強いですね。
私が普段主に発信しているweb3は、その中核に位置するようなモノの一つになります。
>>>初めてのweb3学習①『Web3とは何か?』わかりやすく説明します
10個目は
『不平等問題を解決』
です。
不平等と言うとかなり幅広いのですが、格差や差別を失くそうという趣旨が強い目標になります。
11個目は
『住みにくい環境の解決』
です。
これは主に高齢者や障害者でも不便に感じないような街づくりに関するモノですね。
少し古い言葉で言うなら、いわゆるバリアフリーというモノですね。
今の言葉でいうなら、スマートシティというモノです。
12個目は
『消費社会の解決』
です。
難しい言葉を抜きに、わかりやすく言えば
「物を大切に使って、エコに取り組もう」
ということです。
これが今一番日本で多く見かける目標ですね。
◎、リサイクル
◎、ペットボトルより水筒・タンブラー
◎、割り箸よりもマイ箸
◎、食品ロス
等々に関する目標です。
13個目は
『気候問題の解決』
です。
これも日本でも多く見聞きするのでイメージしやすいと思いますが、昨今の異常気象を何とかしようということですね。
その問題を引き起こしているのが大規模な自然破壊と言われているので、先ほどのエコと共通する部分は大きいですね。
14個目は
『海の汚染を解決』
です。
地球の7割は海です。
その海では今色々な問題が起きているんですね。
特に問題視されているのが
◎、海洋汚染
◎、プラスチックごみの流出
◎、環境破壊による自然環境の変化
等です。
日本でもプラスチック商品を減らそうと叫ばれていますが、それはこの海の環境を守るという部分が大きく影響しているものになります。
「えっ?プラスチックで海なの?どういうこと?」
と感じる人はこちらの記事をご覧ください。
※この記事も昔に書いたままなので古く、私の説明力も低いため参考にならないかもです。
>>>SDGs:目標14『海の豊かさを守ろうとは?』わかりやすく説明します。
15個目は
『陸の環境問題を解決』
です。
これは先ほどの海の問題に対して
「海だけじゃなくて、陸も守ろうね!」
と言う事です。
16個目は
『平和の維持』
です。
具体的には
◎、戦争や紛争、テロなどの撲滅
◎、暴力事件の撲滅
等です。
戦争という大きなものだけではなく、個人レベルの暴力も失くしていくという目標になっています。
最後の17個目は
『世界一丸となってこれらの問題に取り組んでいく』
です。
これは問題解決というよりも、取り決めに近いですね。
SDGsは
「自国だけ良くなればそれで良い」
「うちの国はそんなものやってる余裕ないから、やりたいところだけで勝手にやっててくれ」
と考える国が出てくると達成は絶対に無理です。
そのため、
「SDGsは一国という小さい枠組みではなく、”私達の地球”という目線で取り組んでいくぞ!!!」
ということですね。
今回は以上になります。
SDGsの全体像が何となくイメージできたところで、それ以外にも色々と興味がある貴方はこちらからどうぞ。
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