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新たに提唱された『詐欺被害に遭った暗号資産を自力で取り戻せる機能とは?』をわかりやすく説明します

 web3は初心者さんのウォレットを狙った詐欺師で溢れ返っています。

 そんな詐欺師達の手口は様々ありますが、暗号資産やNFTを騙し取るという点において共通しています。

>>>初めてのweb3学習④『web3で知っておくべき詐欺の手口と対策方法』をわかりやすく紹介します

 それがweb3参加における一つの障壁でもあるんですね。

 そんな状況において、詐欺被害に遭った暗号資産を自力で取り戻せる機能が提唱されました

>>>コインデスク『イーサリアム取引を元に戻す:スタンフォード研究員が提案──メリットと落とし穴【コラム】』へのリンク

 

 そこで今回は

『詐欺被害に遭った暗号資産を自力で取り戻せる機能の提唱内容』

についてわかりやすく説明します。

 この記事を読むことで

◎、詐欺被害に遭った際の被害回復手段になりうる動向を把握できます

 それでは、詐欺被害に遭った暗号資産を自力で取り戻せる提案について一緒に見ていきましょう!

詐欺被害に遭った暗号資産を自力で取り返す機能とは?

 詐欺被害に遭った暗号資産を自力で取り戻せる機能とは

『取引をキャンセルできる暗号資産を利用する』

です。

 これだけでは意味が分からないと思いますので説明していきますが、まずはその前に従来の暗号資産取引について確認をしていきます。

<通常の暗号資産による取引>

 現状は

『一度取引したら取り消せない』

です。

 これは暗号資産に限らず、銀行送金も同じですよね。

 給付金の誤送金で返してもらえないということで、大きな話題になったのは記憶に新しいですよね。

 それは暗号資産も同じなんですね。

 そのため、シークレットフレーズを抜かれるとか、本物の暗号資産に似せた詐欺コインを買わされたというときには基本的には泣き寝入りです。

 では、これに対して、今回提唱された内容はどんなものなのかを確認していきましょう!

<キャンセル可能な暗号資産による取引>

 今回提唱された暗号資産の場合は

『取引をキャンセルできる』

という内容になっています。

 つまり、相手に誤送金したとしても、キャンセルして取り戻せるようです。

 フィッシング詐欺に遭って、詐欺師にウォレット内の暗号資産を犯人のウォレットへ送金されてしまっても、それをキャンセルして取り戻すことができるようです。

 

 ただし、これを実現するのは仕組みによるものではなく

『そのような機能を実装した暗号資産で可能にする』

というモノのようです。

 そのため今回の提唱は新しくブロックチェーンに手を加えるというものではなく、

「新しい機能を実装した暗号資産を作っちゃおうぜ!」

という内容なんですね。

 

 これだけ見ると良いように見えますが、危惧されているデメリットもありますので、その辺りについても見てみましょう。

この機能の危惧されるデメリットポイント

 危惧されているデメリットは

『適切な取引で、販売者側が負担を被り得る』

です。

 先ほどまでは詐欺対策という目線で見ていましたが、今度は適切な普通の取引に目線を向けて考えるということですね。

 そうなると、一度成立した取引がキャンセルされ得るということになります。

 更にこの機能を利用した詐欺師も出てくると危惧されています。

 どんな手口かというと、買い物をした後に、本当は商品がキチンと手元に届いているにもかかわらず

「商品が届いていない!」

と嘘をつき、返金させるという手口です。

 現状ではこのように返金ができないからこその信頼性の高さがあるわけですが、その信頼性という点での利点を捨てることになりかねないというデメリットですね。

 

 この部分に対して私個人としては

「それなら商売をする人は、返金可能な暗号資産を決済手段として利用しなければ良いのでは?」

とも思いますが、それはそれで不便なんですかね?

 ともかく、これはまだ提唱されたというだけの段階なので、今後どうなるかはわかりません。

 今後の動向を見ていく上で是非頭の片隅に入れておいてください。

最後に

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futa