光を使った最先端技術で現実社会をより快適に!『IOWN構想、第一の柱とは?』簡単に分かりやすく説明します。
※ この記事は音声学習に対応しています
NTTが開発を進め、世界中から注目を集めているプロジェクトがあります。
それが
『IOWN(アイオン)構想』
というものです。
この記事は
「なにそれ!?知らない!何か面白そうじゃん!教えて!」
「聞いた事あります!でも正直、難しくてよく分からないんですよね!」
「何か日本発の最先端の情報を知りたいです!」
このように、テクノロジーや変化というモノをワクワクして受け取れる貴方向けとなっています。
そこで今回は、個人的に注目している最先端テクノロジー
『IOWN(アイオン)構想、第一の柱とは?』
について、誰にでも分かるように、イメージ重視で説明していきます。
なお、この記事だけでも完結するように書いて行きますが、こちらの記事から読んでもらうと、よりイメージがしやすくなります。
>>>NTTが手掛ける注目の最先端テクノロジー『IOWN構想とは?』誰にでも分かりやすく簡単に説明します。
NTTが手掛ける注目の最先端テクノロジー『IOWN構想とは?』誰にでも分かりやすく簡単に説明します。
この記事を読むことで
◎、日本のNTTが手掛けている最先端テクノロジーの内容をより深くイメージできます
◎、2030年に向けて必須と呼べる技術を知ることが出来ます
◎、注目し続けることで先行者利益を得られるチャンスがあるかもしれません
◎、単純に、テクノロジー好きはワクワクします
それではIOWN(アイオン)構想、第一の柱について詳しく見ていきましょう!
光技術を使って現実社会をより快適にする取り組み
IOWN(アイオン)構想とは、光によるネットワーク革命と言う意味です。
このIOWN(アイオン)構想の目指すところは
『現実社会とネット世界を、より快適・身近に繋ぐこと!』
です。
そんなIOWN(アイオン)構想には大きく3つの柱が存在しており、この記事はその中の一つ目の柱
『現実社会を快適に!(オールフォトニクス・ネットワーク)』
について少し具体的に見ていきます。
なお、原文はこちらです。
>>>オールフォトニクス・ネットワークとはなにか(NTTのサイトへのリンク)
IOWN(アイオン)構想では、現実社会をより快適にする手段として光技術を使います。
そんな最先端の光技術のことを
『光電融合技術』
と呼びますが、難しい用語なんて覚えなくても構いません。
私もそうですし、きっと貴方も、気になるのは
「それを使うと、どうなるのか?」
ですよね。
ということで、
「この光電融合技術を使うと、どのように現実社会が快適になるのか?」
その中身を3点ピックアップしました。
①、バッテリーの持ちが100倍になる
②、通信速度が125倍になる
③、3億年以上狂わない時計
更に詳しく見ていきましょう!
①バッテリーの持ちが100倍になる
スマホを例にして話を進めた方がイメージしやすいと思いますので、スマホをイメージして下さい。
今は毎日のように充電して使っていますよね。
しかし、IOWN(アイオン)構想の光技術を使うと充電の持ちが100倍になるので、一度満タンに充電したら100日間は充電不要になるんですね。
もっとも、私達が毎日スマホを充電するのは、
「バッテリー量が50%じゃ不安だなぁ~」
でやっているので、光技術が導入されれば100日間経ってもまだバッテリーは50%くらいですよね。
そう考えると、200日も充電は不要になるかもしれませんね!
これだけでも凄く便利ですよね!
更にこれは余談ですが、5Gの次、6Gの世界になると、常時充電。
つまり、もう
『充電という作業そのものが不要になる』
と言われます。
ただ、そこで問題になるのが熱です。
電気を通すと機械は熱を持ちます。
と言う事は、今のまま電気だけで動かすスマホで常時充電なんて実現させたら、
『世界中のスマホが過熱しすぎて爆発事故多発!!!』
です。
そこで光です。
光を機械に通しても熱を持ちません。
つまり、常時充電を実現するためには、光技術は必須なんですね!
今の世の中はこの、”機械が熱を持つ”という問題を解決しない限り、
「もうこれ以上テクノロジーの進化は望めない」
という限界点に達しているそうです。
そのため、新たな発想のコンピューター開発が必要とされ、世界中で開発が進められています。
それを量子コンピューターと呼びます。
>>>量子コンピューターとは?(まだ記事未作成です。)
光技術はこの熱問題を解決し得る技術ですので、量子コンピューターも含め、これからのテクノロジーの進化に必須の技術です!
だから今世界中で、NTTのIOWN(アイオン)構想は注目を集めているという事なんですね!
②通信速度が125倍になる
NTTは昔から光回線の開発を進めており、光ファイバーの開発技術が高い企業です。
その結果、一つの光ファイバー内を通せるデータ量は莫大なモノになっているそうです。
それを更に向上させる見通しも経っていると言う事で、目標値として通信速度125倍のようです。
ただし、それだけのデータを送信できたとし、送受信を行う機器が電気を使った従来の機器では意味がありません。
前項でも言った通り、データ量が多すぎると機械が熱を持ち過ぎてショートしてしまいますからね。
そのため、光ファイバーだけではなく、送受信機器も光電融合技術を使った機器にしなければダメなんですね。
その部分も含めて、研究開発が進めば通信速度125倍ということのようです。
③3億年以上狂わない時計
今だと電波時計ってありますよね?
使っている人は分かると思いますが、結構の頻度で狂いませんか?
「また変な時間になってるよ~!」
と受信作業を行うみたいなこと、ありますよね。
しかし、このような時計に電波ではなく、光を使うと
「約3億年で1秒狂うかどうか?」
という驚異の精度を誇るそうです。
「へぇ~そうなんだ?で?だから何なの???」
と思うかもしれませんが、実は機械と時計は密接な関係があるんですね。
機械をキチンと制御するためには、内部に時間と連動させた制御装置が必要になります。
私達が普段使っているテレビだって、タイマー予約機能とかありますよね。
あれも、時間に連動した制御装置のお陰で使えるモノです。
もし内部の時計が狂ってしまうと、機械の時間軸が狂ってしまい、正常に制御できなくなってしまいます。
タイマー予約の例で言うなら
「こんな番組録画した覚えないんだけど!!!なにこれ!?」
みたいになっちゃうということですね。
このように、機械にとって精密な時計は重要なモノです。
それを光時計では
『3億年でほとんど狂わない』
というワケですから、その重要性はイメージできますよね。
なお余談ですが、実はこの光時計はIOWN(アイオン)構想から生まれたモノではありません。
東京大学の香取秀俊教授という方が開発したモノだそうです。
これを最大限に活用するためにIOWN(アイオン)構想に組み入れるそうです。
まとめ
IOWN(アイオン)構想、第一の柱は、光技術を使って現実社会をより快適にする取り組みです。
それを実現するために使われる技術が
『光電融合技術』
それを導入すると
①、バッテリーの持ちが100倍になる
②、通信速度が125倍になる
③、3億年以上狂わない時計
というモノが実現可能になり、より快適になって行くという事です。
これでNTTが手掛けている最先端のIOWN(アイオン)構想の第一の柱をイメージできましたよね。
光電融合技術とか、光時計とか、新たなモノの存在を知ることが出来たので、今後も注目し続けることで先行者利益を得られるチャンスがあるかもしれませんよね。
そしてなによりもワクワクしますよね。
このようなテクノロジーの記事を
「面白い!」
と感じる貴方は是非こちらにある他の記事も読んでみて下さい。
今後もIOWN(アイオン)構想について分かりやすく説明する記事を出して行きますので、また来て下さいね。