今流行りのジェネレーティブAI”ChatGPT”
これからのテクノロジーが進化していく上での基盤・土台になると言われているweb3
これら両方が盛り上がりを見せ始めているため
「AIも、web3もこれからヤバイことになりそう!」
「もうシンギュラリティ(AIが人間を超える)が来ている!?」
という声を多く見聞きします。
しかし、盛り上がりで多くの人が忘れがち、見落としガチな点があるので、今回は
『ChatGPTとweb3の相性で見落としガチな部分』
をわかりやすく説明します。
この記事を読むことで、
◎、ChatGPTとweb3の関係性で見落としガチな点を意識できます
◎、どのような部分で協力関係になれるのかイメージできます
それでは、ChatGPTとweb3について一緒に見ていきましょう!
「そもそもChatGPTとかweb3をよくわかっていません」
という貴方はこれらの記事を参照ください。
>>>マイクロソフト系AI『ChatGPTとBingAIの違いとは?』をわかりやすく説明します。
>>>初めてのweb3学習①『Web3とは何か?』わかりやすく説明します
今回注目して欲しいのはお互いの仕組みです。
それぞれがどんな仕組みの上に成り立っている技術なのかを見ていきます。
まずはChatGPTですが、こちらは
『権力が一極集中(中央集権型)の技術』
になります。
難しい言葉なので、少し説明します。
ChatGPTはマイクロソフト系のAIですが、マイクロソフトやマイクロソフトが制御しているネット上に存在している情報を基に学習し、成長します。
マイクロソフトはGAFAMと呼ばれる世界のトップテクノロジー系企業の一つで、インターネット上で絶大な権力を持っている組織です。
マイクロソフトが行う意思決定は、世界中のネット利用者やパソコン利用者達に半強制的に従うようさせる形になります。
このように、一部の企業や組織に権力が一極集中している状態を
『権力の中央集権状態』
というんですね。
ChatGPTはまさにその代表的な技術なわけです。
マイクロソフトがこれを利用して世界中の人達を操作したり、都合が良いように先導したりも、やろうと思えば可能な技術ということですね。
あくまでもマイクロソフトの意向が組み込まれている技術だということは意識しておかないといけないですね。
実際に3月のアップデートにより
◎、公序良俗に関する情報の取捨選択能力が向上した
とされています。
>>>コインポスト『米OpenAIがAI言語モデル「GPT-4」をリリース』へのリンク
もちろん公序良俗に関する情報の取捨選択は社会秩序のために必要ですが、その選定はマイクロソフト側が独断と偏見で行っています。
これが中央集権型の特徴ですね。
では、次にweb3についても見ていきましょう。
web3の仕組みは
『権力が利用者達に分散化されている(非中央集権型)の技術』
です。
web3は、ChatGPTに関わっているマイクロソフトも含めたGAFAMの支配体制に対抗するような形で生まれました。
そのため
『GAFAMの支配体制をひっくり返す未来の技術』
と評する人もいます。
web3では一部の企業や組織による意思決定ではなく、私達利用者一人ひとりの意志が反映されていきます。
そのため公序良俗に関する情報も、私達利用者が必要と思えば排除されませんし、不要と思えば排除されます。
あくまでもそれらを決めるのは一部の人間ではなく、私や貴方も含めた世界中の利用者です。
この仕組み上、web3は行動する人の意志が強く反映されやすく、しかも自己責任の世界観になっています。
ただ与えられるモノを待っているだけの方が良いと思っている人にとっては少し厳しい世界かもしれませんが、一部の人間に支配されている世界に限界を感じている人にとっては注目のモノなんですね。
この辺りは2022年、実際に発生した中央集権の仕組みでの事件(?)を見るとweb3の必要性が感じやすいかもしれません。
その事件とは、Youtubeでのゲーム実況TOP4の一人、レトルトさんのチャンネルがいきなりBANされた事件です。
>>>レトルト『レトルトYouTubeチャンネル垢BANされるツイート』へのリンク
レトルトさんは、10年以上Youtubeでゲーム実況をしてきており、ゲーム実況界隈の代表的な人物の一人です。
これは結果としては誤BANだったので、しばらくした後に復旧しましたが、そんな彼でもグーグルのちょっとした動きで全てを失い得るということが露見した事件です。
これはYoutubeを扱っているグーグルに権利が一極集中しているから起きた事件なんですね。
Youtubeはグーグルの所有物なので、そこでどんなに頑張り続けていてもグーグルの意向一つでどうとでも出来てしまうわけです。
これが権力の一極集中の怖いところであり、問題点とされています。
それに対抗するために生まれたのがweb3なので、web3上ではこんな現象は起きません。
web3技術で発信した動画や作品等は発信者・作者の所有物なので、そもそも動画配信サービス側で勝手にBANなんてできませんし、サービス提供が終わったとしても作品自体が失われることはありません。
こんな感じでChatGPTの仕組みである中央集権と、それに対抗するために生まれたweb3とでは、仕組みという面では相反する関係性にあるんですね。
これが案外忘れがちなそれぞれの立場・特徴になります。
では、それを把握した上で
「じゃあChatGPTとweb3ってお互いを潰し合っちゃうの?相性が悪いの?」
と心配になりますよね?
しかし、それはまた別の話になるんですね。
あくまでも権力に関する仕組みに大きな違いがあるというだけで、お互いがお互いを活用して相乗効果で伸びていく要素はあります。
最後にその辺りについて簡単に触れて終わりにしたいと思います。
web3は私達利用者の意志で色々と決まっていくというだけで、そこにも情報は集積しています。
それをChatGPTが活用するということは可能ですし、その情報の管理をweb3技術で行うことも可能です。
逆にweb3も、ChatGPTの技術を取り入れてコミュニケーション部分での活用はできます。
お互いの全てを取り込むのではなく、活用できそうな点の良いとこ取りをするのは有りですよね。
どちらにも
「そこに使われているプログラム、内容を誰でも使って良いですよ!」
とオープンにする文化があります。
そのため、ChatGPTの技術を利用して権力の分散化した別のAIやサービスを作る人が出てくるかもしれません。
これは文化的な点で間接的に協力関係が築きやすいと言える点ですよね。
ChatGPTに限ったことではありませんが、AIによって生成された文章やイラスト等の作品をNFTにする利用方法は既に広まりつつあります。
NFTの本質的な価値は作品そのモノの質よりも、そこに存在しているストーリーや利用価値にあります。
そのためイラスト等の作品部分は一種の象徴として扱われることがありますので、それ自体をプロが作ろうが、AIが作ろうが、小学生が作ろうが、NFT自体の価値は創出できるわけですね。
そういった意味では作品の創作労力を軽減することに活用できそうですよね。
なんなら、そこに存在するストーリーの創出だってChatGPTに行わせることが可能かもしれません。
この辺りは人間の想像力次第になります。
web3と言ったら何といってもX2E(何かをして稼ぐ)
web3においてこの”何か”の部分は、必ずしも人間が行動する必要はありません。
AIが勝手に実行できることでも構いません。
そのため、高性能な自立式AIを活用して、
『AIが勝手に稼ぐ行動を取り続けてくれる』
という仕組みも理論上は可能ですよね。
これは私が知る限りだとXANAメタバースが実装予定としています。
>>>XANAメタバース『ジェネシスプロジェクトとは?手に入れるメリットは?』わかりやすく説明します
これはまさに私達が一番求めている理想的なモノですよね!
今回は以上です。
今話題のChatGPTとweb3について、見落としがちな点を意識しつつ変化の波に乗って行きましょう!
最後に宣伝ですが、今私が注目していて専属記者も務める、日本の強みをweb3で推進していく大規模プロジェクトNFT-IDOL-HOUSEも是非この機会に一度確認してみて下さい。
>>>日テレが本気で手掛ける次世代型アイドル『NFT IDOL HOUSEとは?』をわかりやすく説明します。
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