バイナンスが日本進出『何が起きるのか?私達はどう行動すれば良いのか?』をわかりやすく説明します。
世界最大の暗号資産取引所バイナンスが日本進出に伴い、日本人によるグローバル版の利用停止日程を正式発表しました。
>>>CoinPost『バイナンス、グローバル版の日本居住者向けサービス終了予定を発表』へのリンク
それにより
「バイナンス終わった。これからどうしようかなぁ~?」
とベテラン勢の声が聞かれる一方で、
「バイナンス、なんか騒がれているけど、何が起きるの?」
「私達はどう行動したら良いの?とりあえずBNBを新取引所へ送金しておけばオッケー?」
「何にもわからない初心者の私にもわかるように教えて!」
のような声が多く聞かれています。
そこで今回は混乱している初心者さん向けに
『バイナンスの日本進出で起きることと、何をすれば良いのか?』
をわかりやすく説明します。
この記事を読むことで
◎、バイナンスの日本進出で何が起きるのかが理解できます
◎、自分に合った適切な行動が取れるようになります
それでは、バイナンスの日本進出について一緒に見ていきましょう!
バイナンスの日本進出で起きること
「バイナンスが日本進出って良い出来事じゃないの?なんか悪いニュースみたいに言われているけど、何が起きるの?」
と疑問に思っている人が多いのです、この辺りをザックリ整理します。
<現状のバイナンス>
◎、取り扱い銘柄:1000種類以上
◎、口座開設までの期間:即日開設可能
◎、取引手数料:取引額の0.05%~0.1%
◎、エアドロップへの対応:様々な大規模エアドロップに迅速に対応
◎、その他:様々な投資方法に対応(初心者向きではないので今回は省略)
<日本進出後のバイナンス>
◎、取り扱い銘柄:約30種類
◎、口座開設の手間:利用開始まで1週間~1ヶ月くらい掛かり得る
◎、取引手数料:不明(他の取引所を見る限り販売所10%前後、板取引所0円)
※日本では取引所とやり取りをする販売所。個人間でやり取りする板取引所の二つに分かれます。
※板取引所は手数料が掛からない代わりに、取り扱い銘柄が更に大幅に少なくなります。
◎、エアドロップへの対応:エアドロップへの対応数が減少。対応速度も月~年単位で待つ必要があるくらい遅くなる。
◎、その他:様々な投資方法が終了または規模縮小(初心者向きではないので今回は省略)
このように何が起きるのかを列挙されてもいまいち自分事としてピンとこない人も多いと思いますので、具体的な影響も見ていきましょう。
バイナンスが日本進出で起きる現象・スケジュールの説明
<バイナンスの日本進出で起きる具体的な現象・影響>
一番大きな影響は何と言っても
『取り扱い銘柄が物凄く減少すること』
です。
現時点でバイナンスを利用している貴方は日本の取引所では扱われていない暗号資産銘柄を利用するためにバイナンスを利用していますよね。
しかし、バイナンスが日本進出してくると、そのような利用が出来なくなります。
つまり、貴方の持っているBNB、USDT、USDC、BUSD、SOL、APTOS、その他魔界銘柄等々が利用できなくなるわけですね。
これは日本進出に伴って
『日本居住の人のグローバル版バイナンスの利用が出来なくなるから』
起きる現象です。
これって物凄く不便になりませんか?
なんならもうバイナンスを利用するメリットが無くなるレベルの出来事じゃありませんか?
だから
「バイナンス終わった」
と言っている人が多いわけです。
これでこの出来事がいかに貴方に関係している出来事か?何となく実感が沸いてきましたよね。
では、それは一体いつになるのかを見ていきます。
<バイナンス日本進出のスケジュール>
※今回”その他”としているサービスに関しては省略します。
◎、8月1日~:日本版バイナンスの口座移行手続き開始
◎、11月29日:現物取引以外の全てのサービス終了
◎、11月30日:日本人向けに全てのサービス提供が終了
◎、11月30日~:バイナンスのタイミングで残留暗号資産をBTCに強制換金
つまり11月30日までに行動しないと、日本国内で取り扱っている銘柄以外は全部ビットコインに換金されてしまうということですね。
日本進出に関して
「何か行動しないと、暗号資産消滅しちゃうの?」
と不安に思っている人もいましたが、移行手続きだけしておけばビットコインに換金して返してもらえるようなので、そこは安心して大丈夫です。
ただし、バイナンスの都合で換金されるため、価値が目減りしたタイミングで換金されてしまう可能性もありますし、手放したくない暗号資産を勝手に売られてしまうので、それらが嫌な貴方は11月30日までに自分で行動する必要があります。
では、具体的にどんな行動を取れば良いのか?
この辺りも見ていきましょう!
私達はどうしたら良いのか?
<行動が面倒。BTCが欲しい人>
まずは行動が面倒だったり、マイナーコインを放置している人は
『移行手続きだけして放置』
という選択があります。
先ほども説明の中で少し言いましたが、日本国内で扱われていない暗号資産は何もしないで放置しているとバイナンス都合のタイミングでBTCに換金されてBTCで返されます。
そのため、何か行動するのが面倒で、
「BTCが貰えるならそれでいいよ。どうせ放置していたから少し安い値段で返されても気にしないし。」
という人なら、移行手続きだけして放置しておくのも一つの選択肢としては有りです。
ただし、返す先としてバイナンス日本版の口座は必要なので、8月1日~11月30日までの間に移行手続きはして下さい。
それをしないと口座移行がされず、最悪の場合BTCも貰えない可能性がありますので、そこは注意して下さい。
<日本国内銘柄だけ保有できれば良い人>
次は日本国内で扱われる銘柄だけ保有できれば良い人は
『日本国内取引所の口座開設をする』
で解決します。
現時点で暗号資産を保有している時点で最低一ヶ所は国内取引所の口座を保有していますよね。
でもその取引所は貴方が今以上に超初心者の時に開設したモノでしょうから、今の貴方に合っているとは限りません。
ということで、このタイミングで見直して開設し直すのも一つの手です。
国内取引所の場合、販売所だと高額の手数料を取られてしまうので損です。
そこで板取引所を利用するのがお得です。
しかし、板取引所は手数料が掛からない分だけ取引所はあまり活発にしたくないので取り扱い銘柄が少ないんですね。
この辺りを考慮して開設していきましょう!
もし板取引所を主に利用したくて、しかも取り扱い銘柄も豊富な取引所を利用したいなら私のオススメはOKコインです。
板取引所での取り扱い銘柄が凄く豊富ですからね。
ただし、取引量が少ないのでマイナーな銘柄は成約に時間が掛かります。
BTCやETH等の主要銘柄を板取引したいなら取引量の多いコインチェックやBitflyer(ビットフライヤー)をオススメします。
あくまでもOKコインは少しマイナーな銘柄も板取引したいならのおすすめですからね。
<換金しないで今のまま保有し続けたい人>
次にBNB等、日本で扱われていない銘柄を換金しないでそのまま保有し続けたい人ですが、
『自分のweb3ウォレットに送金して保有』
となります。
暗号資産は取引所以外に、自分のウォレットで保管することもできる資産ですので、自分で保管するという選択もできるわけです。
暗号資産を取引所だけでしか触ったことがなく、まだ自分のウォレットを持っていない貴方はこの機会に自分のウォレットを作っておくのも良いかもしれませんね。
まだウォレットを持っていない貴方がここで気になるのは
「でもそのままの形で保有していても取引所が使えないんじゃ売買できないのでは?つまり換金できないなら意味なくない?」
という点ですよね。
この点に関しては何の問題もありません。
なぜならウォレット上で売買できるからです。
これをスワップと言います。
暗号資産の売買取引は取引所じゃなくても行えるので、バイナンスで売買できなくなってもその点は大して問題じゃありません。
そのため、そのままの形で暗号資産を保有したいならweb3ウォレットを作っておき、そこに送金しちゃえば良いわけですね。
ただし、自分のウォレットを持つとなると、銘柄によっては対応したチェーンのウォレットを複数作る必要がありますので、多少知識は必要になります。
ETH系のブロックチェーン銘柄であればメタマスクウォレット一個で問題ありません。
しかし、メタマスクウォレットで対応していないブロックチェーン上の暗号資産だと、別に作る必要があるんですね。
この辺りはこちらの記事から少し勉強してから行動することをオススメします。
>>>初めてのweb3学習⓪『web3学習の全体像』をわかりやすく説明します。
「もう知ってるよ!でもウォレットを持ってないだけなんです!」
という貴方はこちらの記事を見ながらメタマスクウォレットを作ってみて下さい。
>>>『MetaMaskウォレットの始め方・作り方』を初心者でもできるようにわかりやすく説明します。
<換金しないで取引所に保有し続けたい人>
最後は換金しないで、自分のウォレットでもなく、取引所にそのままの形で保有したい貴方向けです。
そんな貴方は
『Bybitの口座を開設して送金する』
です。
Bybitも海外取引所で、多くの銘柄を取り扱っている大手取引所になります。
バイナンスほどの銘柄は扱っていませんが200種類以上の銘柄を扱っていますので、よっぽどマイナー過ぎない限りはほぼ問題なく網羅されています。
使い方もほぼバイナンスと変わりませんし、信頼性という面でも信頼できる取引所の一つです。
取り扱い銘柄という視点だけで見るとMEXCとかBitgetとかも名前が上がりますが、それらは詐欺銘柄でも話題さえ取れればお構いなしにバンバン取り扱い始めます。
実際に、上場数分後に運営が資金を持ち逃げした詐欺銘柄も普通に上場させていましたからね。
更に、登録すると取引所の委託者を名乗る者から詐欺のような内容の勧誘メールも来たりしますので信頼という面ではあまりオススメしません。
そのような点から、もし海外取引所でバイナンスの代わりとして開設するなら、私はBybitをオススメします。
IEOを頻繁に開催する取引所としても有名なので、IEO好きには嬉しいですしね!
今回は以上になります。
是非11月30日までに、何かしらの行動を起こしてみて下さい。
私は普段からこのような情報を発信していますのでまた来てくださいね。
必ずしもブログにするとは限りませんので、多く情報を得たい貴方はツイッターのフォローを推奨します。
最後に
ブログは基礎知識を主に配信しています。
リアルタイムのトレンドや時事的な最新情報はSNSとコミュニティ内でほぼ毎日配信しています。
今のweb3周りの最新情報を知りたい貴方は是非フォローやコミュニティ参加を検討して下さい。
読んでくれて、ありがとうございます。