『暗号資産プロジェクトの中身を見る際、最低でもここだけは見て欲しいポイント』をわかりやすく説明します
様々な暗号資産プロジェクトが出て来て
「このプロジェクトはオススメ!今から参加して先行者利益を得よう!」
のような情報も色々なところで発信されています。
しかし、このような盛り上がりを見せると必ずそこに付け込んだ詐欺案件も増えてきます。
それに合わせて私のところにも
「この暗号資産プロジェクトはどう思いますか?」
という質問も増えてきます。
普段聞かれる側の私が言うのもなんですが、その人を妄信して新規プロジェクトに投資をするのは正直危ない行為になります。
だって、その相手が貴方を搾取する詐欺師のような人だったらどうしますか?
そこで今回は貴方自身でもプロジェクトをある程度見極められるように
『暗号資産プロジェクトを見る際、最低でもここだけは自分で見て!』
というポイントをわかりやすく説明します。
※私が普段見ているポイントです
この記事を読むことで
◎、貴方自身で暗号資産プロジェクトの真偽をある程度見極められるようになります
◎、プロジェクトが詐欺かどうかをある程度自分で判断できるようになります
◎、投資判断を全て他人に委ねず、自分でも判断できるようになっていきます
※詐欺と、プロジェクトが成功するかどうかは全く別問題ですので悪しからず。
それでは、そんな暗号資産プロジェクトの見極め方について、一緒に見て行きましょう!
①ホワイトぺーパー
恐らく私だけではなく、他の投資家も全員が口をそろえて
「ホワイトペーパーを見て!」
というと思います。
ホワイトペーパーとは、そのプロジェクトの説明書です。
そのため、
◎、ホワイトペーパーがないプロジェクト
◎、ホワイトペーパーに必要な情報が書かれていないプロジェクト
等には投資をしない方が無難です。
とはいえ、ホワイトペーパーは文字だらけで正直
「全部見るのは無理!難しいし、辛すぎる!」
という人も多いと思いますので、せめて次の2点だけでも良いので確認してみて下さい。
なおわかりやすいように、似たプロジェクトを2例比べながら見て行く形にします。
私が良いと思うプロジェクト:The Mars
私が疑っているプロジェクト:Cheat Moon
<暗号資産の分配>
貴方はそのプロジェクトの暗号資産に将来性を感じて投資するんですよね?
それならその暗号資産について、
「総発行枚数は何枚か?」
「それらはどのような人達に、どのくらい分配される予定なのか?」
は気になるところですよね。
総発行枚数は価値が付いた際にどのくらいの値段が付くかの目安になるだけなので、参考程度で問題ありません。
重要なのは、その暗号資産が誰にどのくらい分配されるのかです。
特に詐欺かどうかを見極める際に重要なのが
『運営に対する分配量』
です。
運営も慈善活動家ではないので、当然報酬等は必要です。
しかし、運営の取り分が多すぎるプロジェクトの場合、最初から持ち逃げする気でプロジェクトを立ち上げている可能性があるんですね。
例えば、100枚発行の暗号資産があるとして、50%の50枚が運営とします。
この暗号資産に1枚1万円の価値が付くと、運営は50万円の収益を得ます。
この時点で運営はこの暗号資産を全て売却し、50万円をゲットしてプロジェクトを捨てて逃げちゃい、音信不通になることがあります。
しかも、大部分が売られてしまうのでこの銘柄の価格は大暴落をし、投資家は大損という事が起きます。
これを回避するために、運営への配分割合を見ます。
実際に存在している先程の2つのプロジェクトを例に見ると、The Marsは運営の報酬としての割り当ては3%と、かなり少ないです。
これでは価値が付いて持ち逃げする旨味はないでしょうから、持ち逃げされるリスクはほぼないと判断しても良いと思います。
一方のCheat Moonですが、ここはそもそもプロジェクトで使う暗号資産の発行枚数等の詳細自体が書かれていませんので、この部分においては論外というやつです。
<仕組みの具体的な説明>
次にそのプロジェクトで暗号資産がどのように使われる仕組みになっているのかの全体像(エコシステム)を見ます。
私達は使われる暗号資産に投資をするわけですから、その暗号資産がどのように使われるのかの説明は重要ですよね。
これも2つのプロジェクトを例に見て行きます。
The Marsは、暗号資産MRSTをゲームで遊んだり、NFTを売買したりして稼ぎます。
マイニングアプリもあるので、それで稼ぐこともできます。
>>>NFTゲーム紹介:『The Marsとは?始める方法は?』をわかりやすく説明します。
もちろん、それらに何割分配されているのかの説明もされています。
それ以外に、暗号資産MRSTは何のために使われるのかも細かく説明されており、どのように循環するのかの全体像もわかります。
更にプロジェクトはメタバースNFTゲームだという事も分かりやすく説明されています。
一方のCheat moonは、
「暗号資産Cheatmoonトークンは、マイニングソフトを利用している人達に報酬として提供します。」
くらいしか書かれていません。
これはプロジェクトの中で何のために使われるのか?どのように循環するのか?等が全くわからないのでちょっと投資するのは怖いですよね。
結局何のプロジェクトなのかもフワフワしていて、いまいちわかり難い書かれ方がされていますしね。
ホワイトペーパーはもっと他にも見た方が良い部分はありますが、最低でもこの2ヶ所だけは見て欲しいと思います。
難しい読み物系はこのくらいにして、それ以外で見て欲しい部分に入っていきましょう!
②運営の顔出し具合
「そのプロジェクトの運営はどのような人達なのか?」
これが明確にわかるプロジェクトの方が安心できます。
顔出し、名前出し、身分出しをしている運営なら、詐欺を働いて逃げるなんてことできませんからね。
他人を装って掲載していたら別の法的な面で問題になり捕まってしまいますので、いくら詐欺師でもそのようなリスクは負わないでしょうしね。
この部分に関しても、もうお馴染みとなった二つのプロジェクトで比べてみましょう。
The Marsは、開発チーム4名と、アドバイザー4名が顔写真、名前、経歴、所属等と共に掲載されています。
一方のCheat Moonは、どれも掲載されていません。
ただ
「私達のチームは各分野の専門家が集まった凄いチームです。」
と言っているだけです。
「その人がその分野で凄いかどうかはこっちで判断しますから、まずは誰なのか教えて下さい!」
という感じですよね。
やはりこれでは投資するのは少し怖いですよね。
③SNSでの情報発信具合
最後は
『SNSでの情報発信具合』
を見て欲しいです。
SNSで頻繁に情報発信がされていればプロジェクトの進行具合がわかりますし、その先に”人”を感じられます。
しかし、何も発信がないと
「このプロジェクトは本当に稼働している?詐欺なんじゃないの?」
「詐欺ではないのかもしれないけど、私達は無視されているのかな?馬鹿にされてる?」
という疑問と不信感が溜まっていきます。
この部分はThe Marsも少し弱めですが、最低限の発信はしてくれています。
一方のCheat Moonはアカウント開設後2ヶ月間無言。
その後
「マイニングアプリをリリースしました!」
のツイート以来、また無言。
>>>『Cheat Moonツイッターアカウント』へのリンク
ディスコードコミュニティにも運営が顔を出していない状態のようです。
これは不信感どころの騒ぎじゃないですよね。
最近だと他にも姫神プロトコルというプロジェクトもこの部分を蔑ろにしていて不信感を溜めまくっていました。
2021年末辺りから情報発信もキチンとするようになり、その不信感が徐々に薄らぎ始めたという状況があります。
このように、SNSの情報発信はプロジェクト開発に直接は関係ないかもしれませんが、投資家心理には多大な影響が出ます。
お金の余裕がほとんどない初期プロジェクトが投資家から見放されれば詐欺じゃなくても終わってしまいます。
『お金の集まらないプロジェクト=価格の暴落』
ですので、そのプロジェクトに投資するかどうかの判断材料としてSNS発信も重要な要素なんですね。
最後に、今回見比べてきた2つのプロジェクト。
The Marsは良い例として挙げてきたので良いとして、悪い例として挙げてきたCheat Moonも詐欺かどうかはわかりません。
今後改善されていく可能性もありますからね。
ただし、現時点で私の視点では
◎、投資するのは怖い
◎、詐欺案件を疑うようなプロジェクトに時間と労力、自分の情報を提出するのは怖い
という理由で、これは無料で利用できるとしても利用しません。
今回の内容だけでも覚えておくと、このように貴方も自分自身でプロジェクトを見られるようになるわけですね。
まとめ
今回は暗号資産プロジェクトを自分で見る際の最低限ここだけは確認して欲しいポイントを
①、ホワイトぺーパー
②、運営の顔出し具合
③、SNSでの情報発信具合
という流れで見てきました。
これで貴方自身で暗号資産プロジェクトの真偽をある程度見極められるようになりましたよね。
プロジェクトが詐欺かどうかをある程度自分で判断できるようになりました。
今回の記事は最低限の部分ですが、今後自分で見て行く癖が付けば投資判断を全て他人に委ねず、自分でも判断できるようになっていきます。
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