SDGs:目標7『エネルギーをみんなに、そしてクリーンに、とは?』わかりやすく説明します。
日本でもテレビで特集が組まれる等、最近よく見聞きするようになったSDGs。
世界規模の社会問題を、2030年までに解決すべき17個の目標として掲げたモノです。
>>>「SDGsとは何か?」子供でもわかるくらい、簡単にわかりやすく説明します!
その中でも、私達の生活に欠かせない電気・エネルギーに関する問題。
しかし、実際は
「夏は、冷房で体が冷えるから毛布が必需品なんですよね。」
「冬は、暖房でガンガンに暑くした部屋でアイスを食べるのが幸せ!」
と言う人がいる一方で
「私は冷房も、暖房も使わない!」
と節約が過ぎてしまい、亡くなる人がいる等、少し極端な状態が見られる事も有りますよね。
そこで今回は、普段私達が電気代という面でしか見ていない
『エネルギー問題』
について、わかりやすく説明します。
この記事を読むことで
◎、SDGsというモノの雰囲気をイメージできます
◎、今世界的にエネルギー問題はどんなことが問題視されているのか分かります
◎、私達個人に出来る事も理解できます
それではSDGs:目標7、エネルギーをみんなに、そしてクリーンに!について、一緒にみていきましょう!
日本人は省エネをしましょう!
SDGs目標7:エネルギーをみんなに、そしてクリーンにに関して、私達日本人が特に意識すべき部分は
『省エネ』
です。
このSDGsというものは世界規模の問題を解決するモノなので、一言で
『エネルギー問題』
と言っても、様々な目標設定がされています。
それら全部を追って行くと
「あれも!これも!どうしよう~!もうワケが分からない!」
となりますので、私は1点に絞ります!
それこそが
「省エネ」
です。
最近だと、自家発電量・消費電力量が見える化されているパネルが設置されている役所も多いですよね。
「何それ?そんなのあったかなぁ?」
という人は今度役所にいく機会があれば窓口周辺にありますので、是非意識して見て下さい。
「何故省エネが必要なの?」
ということで、エネルギー問題について3点。
①、現状・課題
②、取り組み事例
③、私達にできること
これらについて、更に詳しく一緒に見て行きましょう!
①現状・課題
<異常気象の直接的な被害>
なぜ省エネをしなければならないのか?
それは
『人が死ぬから』
です。
「はい?私達が省エネをしないと人の命が失われるんですか?」
と疑問が浮かぶと思いますが、亡くなるです。
何故か?
それは
『温暖化に影響すると言われている異常気象で亡くなる人が多くなっているから』
です。
異常気象で亡くなっている人は世界で概ね年間
約2~8万人くらい
亡くならなくても、被災者だと
約6000万~7000万人
と言われています。
これらの数値を貴方が多いと感じるか?少ないと感じるかはわかりませんが、実は被害はこれだけではないんですね!
この数値はあくまでも台風とか、高温とか、異常気象の直接的な影響だけの話です。
異常気象によって他にも様々な影響が出るため、むしろそれらの被害の方が大きいので、その辺りも見てみましょう!
<異常気象に関連する被害>
異常気象によって様々な問題が生じます。
それによる被害を例示すると
◎、作物がダメになり、食糧の確保が出来なくて餓死する人
◎、室内で火を起こし、健康被害を起こして亡くなる人
◎、気候が変わり新型ウイルスが出てきて、それに感染し亡くなる
等々が発生するため、数え切れない人の命が失われることになります
(※ 新型コロナウイルスはこのタイプではありません。)
よく昔から
「世界にはご飯を食べたくても食べられなくて、亡くなっている人が沢山いるんだよ!」
なんて教育ありますよね?
そのように言っている人が省エネをしていなければ
「それ、貴方のせいでもあるからね!」
という状態になりかねないんですね。
普段から見聞きする
「地球温暖化を防ぐため、省エネしましょう!」
だけでは意識できませんが、実はこの言葉には
「省エネしないと貴方のせいで、餓死、大災害、伝染病等が流行して多くの人の命が失われるよ!」
という意味があるんですね。
このように聞いても
「でもそれって、アフリカとか、海外の話でしょ?日本人の私にはあまりピンと来ないと言うか、あまり関係ないよね?」
と感じる人がいるかもしれません。
果たして本当に日本人には関係ないことでしょうか?
◎、竜巻・台風、ゲリラ豪雨
◎、高温による熱中症
◎、毒虫・危険生物の増加
◎、暖冬で雪が降らない
等々をここ数年で頻繁に見聞きしませんか?
もし、これらの現象が更に大規模になって行くとしたら?
もし、新型コロナウイルスとは別の大規模感染症がまた現れたら?
日本にも関係しますよね。
これが現状であり、私達が省エネをするべき理由です。
②取り組み事例
流石にこれだけの大規模な影響が出る問題なので、取り組んでいる企業等は多くあります。
そこで私からは、テクノロジーという目線から少し注目の取り組みを簡単にご紹介していきます!
◎、水素エネルギー
◎、IOWN構想
◎、その他
それではこれらについても一緒に見て行きましょう!
<水素エネルギー>
最近エネオスのテレビCMでも頻繁に見聞きする水素エネルギーは
『空気から電気を作る』
みたなイメージです。
水素がエネルギーを沢山生み出すのはみなさんも知っていますよね?
学生時代に理科の授業で実験していますから。
水素を溜めて、火を付けると
ポンッ!
と音を立てて一瞬で燃える実験ですね。
効果のほどはともかく、一時期流行った水素水も、水素にこのようなエネルギーがあるため
「なんか良さそう!」
と流行ったモノですよね。
環境資源に乏しい日本では水素からエネルギーが作れるのはとても大きいです!
しかも、エネルギーを作った後に残るのは水なので、環境にも優しい技術ですね!
既に実用化されており、
『燃料電池』
と呼ばれるモノには水素エネルギーが使われています。
◎、家庭用蓄電池(エネファーム等)
◎、車(タクシー、バス、電気自動車など)
等に導入され始めています。
<IOWN構想>
「なんじゃこりゃ?難しそう!」
との声が聞こえて来そうですね。
IOWN(アイオン)構想とは
『光を電気の代わりに使って節電しよう!』
というプロジェクトです。
ただしこれは、光をエネルギーとして使うわけではないので、太陽光エネルギーとは全く違います。
「光子力ビ~~~ム!」
的な、某ロボットをイメージした人は残念でした。
このように言うと
「余計ワケがわからん!」
と言う声が益々増えた気がしますので、少しだけ説明します。
今の電気が機械を動かす時には、2つの働きがあります。
『機械を動かすエネルギー源』と『情報伝達』
です。
人間の体で言う所の
『心臓』と『血液』
ですね。
この血液部分を
「光に置き換えよう!」
「そうすれば電気を節約できて、省エネじゃん!」
というのがIOWN構想なんですね。
これを手がけているのはNTTです。
NTTは昔からインターネットの光回線もやっており、光に関する技術は高いんですよね。
この辺りIWON構想について、詳しくはこちらの記事をお読みください。
>>>NTTが手掛ける注目の最先端テクノロジー『IOWN構想とは?』誰にでも分かりやすく簡単に説明します。
<その他>
その他では、今注目されている話題とSF級にぶっ飛んだモノをサラッとだけご紹介します。
まずは、
『ビットコインとクリーンエネルギー』
について。
仮想通貨やブロックチェーンという技術は、他のSDGs(特に貧困問題解決)に期待が寄せられるモノの一つで、実際にユニセフも支援しています。
>>>ユニセフのサイト『ブロックチェーン技術で問題解決を目指す』へのリンク
しかし、これを維持する上で大きな問題とされているのが
『消費電力』
なんですね。
そこで
「火山付近で地熱を活用しよう!」
「採掘現場で無駄に放電されている電気を利用しよう!」
等、クリーンエネルギーでこの電力を確保しようとする動きが世界で見られ始めました。
「貧困問題を解決する手立ての一つ、でもエネルギー面でちょっと・・・」
というSDGs内でも対立関係になってしまっているこの問題の解決は今後も注目です。
もう一つの、SF級の話というのは
『石からエネルギーを抽出する』
と言う研究です。
どこで見聞きしたのか忘れてしまい、記憶が曖昧なので
「まぁその程度の情報ね!」
と捉えて下さい。
しかし、石からエネルギーを抽出する研究があるんだそうです。
もし本当に石から、全てのエネルギーを抽出する技術が確立されたら、
「一瞬でエネルギー問題は解決してしまう!」
というレベルのエネルギーが石には内在されているそうです。
記憶が曖昧なので、これ以上特に何も言えないのですが、
「そんな方向からのアプローチもあるそうですよ!」
ということでご紹介しました。
③私達にできること
「じゃあ私達個人には何ができるの?」
ということで、序盤で言ったように
『日本人は省エネをしましょう』
です。
もう少し具体的に、私からは5点提案します。
◎、電気の省エネ
◎、できるだけ公共交通機関を利用する
◎、物を大切にする
◎、興味を持つ
◎、周囲にも興味を持って貰う
沢山あるので、サラッとだけ確認してみましょう。
<電気の省エネ>
「省エネしよう!」
と言っているくらいですので、これは当然ですね。
◎、こまめに照明を切る
◎、使わない家電のプラグを抜く
◎、照明をLED電球に変える
◎、エアコンを使っている部屋は密閉する
等々ですね。
余談で、LED電球の光には虫が寄って来にくいそうですよ!
<できるだけ公共交通機関を利用する>
これは自家用車よりも、一度に大人数移動できるからですね。
しかしこのように聞くと
「でも、タクシーと自家用車は変わらないし、バスなんて自家用車よりも排気ガス多くない?」
と疑問に思いますよね?
しかしそうでもないんですね!
実は少し前にも紹介した水素エネルギー。
公共交通機関は既に水素エネルギーを導入し始めているので、自家用車よりクリーンなんですね!
全ての車両ではありませんが、自家用車よりはクリーンな車両が多いと言う面でも省エネ・エコなんですね!
<物を大切にする>
省エネと聞くと電気や車をイメージしがちですが、実はそれだけではありません。
『物を大切にする』
も省エネに繋がります。
様々な商品を作る際には大量の電気や化石燃料が使われています。
そのため、皆が物を大切に長く使うだけでも、省エネになるんですね。
プラスチック製品は特に影響が大きいですし、こちらのSDGs目標14にも良い行動です。
>>>SDGs:目標14『海の豊かさを守ろうとは?』わかりやすく説明します。
<興味を持つ>
貴方自身がSDGsに興味を持つのが一番大事です。
なぜなら、そもそも知らなければ行動できませんし、知っていても
「よし、行動しよう!」
と気持ちが向きませんからね。
実際にこの記事を読む前の貴方は、キチンと行動出来ていなかった部分があるのではないでしょうか?
しかしこの事を知り、興味を持った今はどうですか?
「私には何ができるのかなぁ?」
と行動したがっていますよね。
だから、一番大事なことは
『興味を持ち、色々と情報を入手して、更に詳しくなることです!』
そうすることで、更に貴方が行える行動が増えて行きますよ!
<周囲にも興味を持って貰う>
最後は、貴方だけではなく
『貴方の周囲の人達も巻き込む』
という行動です。
SDGsは規模感が大きいので、どうしても心のどこかに
「正直、私一人が少し取り組んだところで大して変わらないでしょ!」
と感じる所はあると思います。
そのため、貴方が興味を持ったのなら、それを貴方の周囲の人達にも広めてしまいましょう!
するとそれをキッカケに、ドンドン興味関心の輪が広がって行く可能性があるんですね!
誰かがその最初のキッカケを作らなければ、その可能性すら発生しません。
貴方が一人だけで取り組んでも広がる可能性はゼロですが、貴方が周囲に広めるとその可能性は1になります。
0と1は大きな違いですよ。
「そうは言っても、いきなり”SDGs取り組もうよ!”、”省エネしようよ!”なんて言い出せない。」
と言う人は、SDGsバッジを身につけるということから始めても良いと思います。
『募金的な支援と、SDGsを広めるという支援!』
両方の意味合いを持つSDGsバッジと言うモノがあるんですね!
しかし、それだけではなく、それをいつも付けていれば
「それ、いつも付けてるよね?テレビでも付けている人見掛けるし。それ何なの?」
のように興味を持ってくれる人が出て来やすくなります。
そうすれば、
「実はこれって!」
のように、SDGsについて会話を始めやすくなりますよね!
そのような活用方法としても
『SDGsバッジを身につける』
という手段は有りなんですね!
まとめ
SDGs目標7エネルギーをみんなに、そしてクリーンに、について日本人は省エネをしましょう!
その上で更に詳しく3点
①、現状・課題
『省エネしないと多くの人の命が失われる』
②、取り組み事例
『水素エネルギー、光の活用、ビットコイン・石など』
③、私達にできること
『物を大切に使い、省エネして、興味を持って周囲と雑談する』
これでSDGsというモノの雰囲気をイメージできましたよね。
今世界的にエネルギー問題でどんなことが問題視されているのかも理解出来たと思います。
「微力かもしれないけど、私にもできることはないの?」
についても、具体的な行動がわかりました。
あとは、
「読んで満足!」
ではなく、ちょっとしたことでも良いので行動をするだけです!
興味を持つという部分で、SDGsについて興味が増したこのタイミングで、こちらの記事も読んでみて下さい。
>>>「SDGsとは何か?」子供でもわかるくらい、簡単にわかりやすく説明します!
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