メタマスクウォレットがハッキング・詐欺に遭うと具体的にどうなるの?すぐやるべきことは?

 仮想通貨投資やNFTが盛り上がりを見せ始め、個人的にウォレットを持つ人も増えています。

 そこで一番使われているのがメタマスクウォレットです。

>>>『MetaMaskウォレットの始め方・作り方』を初心者でもできるようにわかりやすく説明します。

 このメタマスクウォレットは全て自分で管理しないといけないのですが、これを利用する際に最も注意すべき点として言われているのが

『12個の単語(シードフレーズ、シークレットフレーズ)を誰にも教えてはいけない』

です。

 これを誰かに知られてしまうと、ウォレット内の通貨を失います。

 

 とはいえ、

「教えちゃダメだよ!ウォレット内の通貨を全部失うよ!」

と言っている人達は被害に遭った経験がない人達ですので

「実際問題として、教えちゃったらどうなるの?具体的にどんな被害を受けるの?」

「私教えちゃったかもしれません!!!どうしよう~!!!!!!!!」

という声に具体的なことが言えないと思います。

 そこで今回は実際にそれらの被害に遭ってしまったことのある私が

『メタマスクウォレットでハッキング・詐欺に遭ったら具体的にどうなるのか?どう行動すれば良いのか?』

を紹介していきます。

 

 この記事を読むことで

◎、メタマスクのハッキング・詐欺被害を受けた際の状況を知ることができます

◎、ハッキング・詐欺被害を受けた際にやるべき行動を理解できます

 それでは、メタマスクウォレットがハッキング・詐欺に遭った際の具体的な話を一緒に見て行きましょう!

①詐欺被害時に知っておくべきメタマスクの仕組み

 具体的にどんな被害を受けるのかを見て行く前に、被害に遭った際に知っておくべきメタマスクの仕組みを簡単に確認します。

 これを知っているだけで、被害に遭いやすい通貨と、被害に遭わずに無事な通貨の区別がつきやすくなりますので、知ったうえで行動を起こせば被害を最小限に食い止めることが出来るかもしれません。

 

 そんな、ここで知っておくべき仕組みは

『メタマスクウォレットは、チェーンと通貨はその端末で追加したモノしか表示されない』

です。

 具体的にどのようなことか説明します。

 例えばBSCチェーン。

 これは初期のメタマスクに設定されていないので、自分で追加設定をしないと使えません。

 更に、通貨。

 これも、初期設定はガス代(手数料)として使われる銘柄しか表示されていませんので、他の通貨を扱いたい場合は自分で通貨を追加する設定をしなければなりません。

 メタマスクを利用している人は、ここまでは知っていると思います。

 

 しかし、このチェーンと通貨、実は端末ごとに設定しないといけないんですね。

 ウォレット・アカウントごとではなく、端末ごとです。

 つまり、貴方のメタマスクは貴方が普段から使っているパソコンでログインした場合は普段使いの設定のままです。

 しかし、新しく買ったパソコンとか、スマホとか、別の端末でログインすると初期設定になっているんです。

(通貨を失うわけではなく、チェーンの追加や通貨の追加をしないと表示されない状態という事です)

 

 この仕組みは、パソコンで利用しているサービスをスマホでも利用しようとする際等、普段使いをする上では結構面倒なのですが、この機能のお陰でハッキング・詐欺被害に遭った際には助かる部分があります。

 なぜなら

『犯人のパソコンも初期設定のままなので、貴方がどのチェーンの、どの通貨に投資をしているのか分からないから』

です。

 それがわからなければ、ハッキングされたり、シードフレーズを抜き取られたりしても奪いようがないですからね。

 つまり、

「シードフレーズが漏れてしまうと全てを失う!」

は少し違って、投資内容によっては全ては奪われません。

 

 これが今回知っておくべき、メタマスクの仕組みです。

 これを踏まえて、具体的に被害に遭いやすい通貨と、被害に遭いにくい通貨について見て行きましょう!

 

②具体的に被害に遭いやすい通貨

 まずはハッキングやシードフレーズを教えてしまった詐欺に遭った場合、どうしようもなく奪われてしまいやすい通貨について紹介していきます。

<ガス代に使う銘柄>

 まず100%奪われるのはガス代に使う銘柄です。

 これはどの端末でログインしても初期設定で表示されているので、犯人が確実に狙う通貨になります。

 具体的に銘柄名で言うなら

◎、イーサリアムチェーン:仮想通貨ETH

◎、BSCチェーン:仮想通貨BNB

◎、polygonチェーン:仮想通貨MATIC

等ですね。

 これら3つのチェーンは多くの人が利用しているチェーンなので、犯人は最初から狙っています。

 

<Defiの主要銘柄>

 それぞれのチェーンごとに、主要なDefiサービスがあったりします。

 それらで使われる主要銘柄も被害に遭います。

 メタマスクウォレットを利用している人の大半は、Defiを利用するために使っているわけですからそこが狙われるのは当然と言えば当然ですよね。

 これも具体的な銘柄を紹介すると

◎、仮想通貨UNI

◎、仮想通貨SUSHI

◎、仮想通貨CAKE

等です。

 

<流行・話題になった銘柄>

 主な被害は上記2種類ですが、それ以外に最近話題になった流行の銘柄も被害に遭いやすいです。

 これは一時的な流行なのでその時々によって違いますので、どこコインと一概には言えませんが、例えば2021年なら

◎、犬系コイン(DOGE、SHIB、PIT等)

◎、NFT系コイン(ENJIN、AXS、LAND等)

です。

 

 これらの通貨は

「これって詐欺なんじゃ!?」

と気付いた時にはもう手遅れです。

 犯人よりも早く別のウォレットに送金できれば良いのですが、恐らく犯人の方が動きが早いです。

 そのためほぼなす術なく、奪われる様をただ茫然と見ているだけになります。

 ハッキングや、シードフレーズを奪われてしまったら、上記銘柄は高い勉強代として諦めることになります。

 それが嫌なら、頻繁に見聞きする詐欺対策をシッカリとやりましょうね!

 本当に気付いた時には全身の血が引いて青ざめますからね。

 

③被害に遭いにくい通貨

 既に被害に遭ってしまい

「少しでも残ってないの?」

と藁にもすがる思いの人もいると思いますので、残っている可能性が高い銘柄についても紹介していきます。

<マイナーな草コイン>

 まずはマイナーな草コインは盗まれていない可能性が高いです。

 これは序盤で言ったメタマスクの仕組みの関係で残ります。

 つまりマイナーなので、そもそも犯人が想定していないんですね。

 想定していなければ、メタマスクに入っていても別端末からログインするだけでは表示されませんので、犯人が気付かずに盗まれないという事です。

 

 この部分はその犯人の想定次第なので、具体例も何もないのですが、私の時だと

◎、仮想通貨bambusd

◎、仮想通貨wag

辺りは無事でした。

 

<ステーキングしている通貨>

 ステーキングしている通貨も盗まれ難いです。

 というのも、ステーキングしている通貨はメタマスク内から数字上は引かれます。

 そのため、保有しているすべてをステーキングしている場合は、犯人が盗もうとしても

『保有量は0枚です』

と表示されます。

 

 このステーキング銘柄を盗むためには、ステーキングを解除しなければならないので、

「どこでステーキングしているのか?」

を犯人は当てなければなりません。

 パンケーキスワップやユニスワップのような大手だと即バレますが、それ以外となると無数にあって当てるのはほぼ不可能です。

 更に犯人は急いでいるでしょうから、下手に時間が掛かることはしませんので、大手以外でステーキングしている通貨は狙われ難くなります。

 

 更に、一定期間通貨を引き出せないロックが掛かるステーキングも盗まれません。

 これは、そもそも持ち主である貴方も期間が来るまで引き出せませんからね。

 同じ犯人が何度も戻ってくることはないことを考えると、ロックされている銘柄も盗まれ難いわけですね。

 

<ガス代より安い量しか入っていない通貨>

 イーサリアムチェーンはガス代(手数料)が物凄く高いことで有名です。

 そのため、ガス代よりも安い量しか保有していない銘柄も狙われ難くなります。

 犯人の心理としては、

「1万円分の通貨を盗むために、2万円のガス代を支払うくらいなら、最初から仮想通貨ETHをそのまま盗むわい!」

となります。

 そのため、ガス代より少ない量しか保有していない銘柄も狙われ難いんですね。

 

 ただしこれに関しては、イーサリアムチェーンでしか起きないので注意です。

 その他のチェーンはガス代がとても安いので、保有していることが犯人にバレれば手当たり次第に盗まれると思いましょう。

 

<NFT>

 ウォレットにはNFTも保有していると思いますが、NFTも狙われ難いです。

 というのも、犯人は最初から仮想通貨狙いがほとんどだからです。

 どのNFTにどの程度の価値が付いているかを調べる必要もありますし、犯人からするとそこはギャンブルになってしまうので、効率が悪すぎますからね。

 

 更にNFTを別のウォレットに移して盗むとなると、送金先アドレスや所有者等の情報が全て見やすい形で公開されてしまいます。

 犯人を追いやすいですし、お金に変えるためにはどこかで必ず売らなければならないので、犯人にとってはかなりリスクが高いんですね。

 そのためNFTは狙われ難いようです。

 

④詐欺・ハッキングに気付いたらすぐやるべきこと

 狙われやすい銘柄と、狙われ難い銘柄を確認してきて、最後は

「結局被害に遭った私はどう行動したら良いんですか!?」

を見て行きます。

 結論を言うと

『今すぐ新しいウォレットを作って、残っているモノをそちらに移す』

です。

 メタマスクは複数のウォレットを作れるので、新しく作り直しましょう。

>>>『MetaMaskウォレットの始め方・作り方』を初心者でもできるようにわかりやすく説明します。

 

 同じ犯人が再度戻ってきて何度も盗んでいくということは考えにくいです。

 しかし、盗まれたウォレットのシードフレーズ等は裏で売られてしまうと思います。

 そうなると、その犯人は戻ってこないとしても、別の誰かにジックリと取られてしまうリスクはあります。

 そのため、ハッキング・詐欺犯が盗み終えて残ったモノに関しては、それ以上被害を増やさないために、すぐにでも別のウォレットに避難させる必要があるんですね。

 

 ちなみに、残っているモノを他に移す際、それに必要なガス代も全て盗まれていますので、一度ガス代となる仮想通貨を入金する必要があります。

 犯人に気づかれればまたそのガス代も盗まれる危険性があるので、入金するのは必要最小限だけにしましょう。

 イーサリアムなら2万円分くらい、その他なら100円分くらいで足りると思います。

 恐らくこの作業をしている間に盗まれることはないとは思いますが、絶対とは言い切れないので移行作業は出来るだけ前準備を整えてから迅速に行いましょう。

 NFTも裏で買った人が詳しい人だと盗まれ得ますので、高額のモノや大切なモノは移行させておきましょう。

 

 この形で盗まれたモノに関しては、まず戻ってこないと考えておいた方がよいです。

 しかし、

「どうしても悔しくて我慢できない!何が何でも犯人を突き止めて返してもらうんだ!」

という人は警察に相談してみても良いのかもしれませんね。

 ただし、

◎、犯人を追える保証はない

◎、犯人が分かっても戻ってくる保証もない

◎、捜査協力に時間と労力を取られる

という状況なので、奪われた分の損失を取り戻す前向きな投資に時間と労力を向けた方が有意義だとは思いますが。

 

 私は、犯人捜しをするのはハイリスク・ローリターンと判断して、高い勉強代と捉え、被害届は出していませんが、その辺りは人それぞれ違うでしょうから、私から止めはしません。

 その辺りも投資と同じで自己判断・自己責任でお願いします。

 

まとめ

 今回はメタマスクウォレットがハッキング・詐欺被害に遭ったら具体的にどうなるのか?やるべきことは?を見てきました。

①、詐欺被害時に知っておくべきメタマスクの仕組み

 『同じ口座でも端末が変わると設定は最初からやり直す必要がある』

②、具体的に被害に遭いやすい通貨

 『主要銘柄はまず被害に遭う』

③、被害に遭いにくい通貨

 『マイナーな通貨やステーキングしている通貨、NFTは被害に遭いにくい』

④、詐欺・ハッキングに気付いたらすぐやるべきこと

 『新しいウォレットを作って、残っている資産を全て迅速に移す。警察へは自己判断でご自由に』

 

 これでメタマスクのハッキング・詐欺被害を受けた際の状況を知ることができましたよね。

 ハッキング・詐欺被害を受けても全てを失うわけではないので、とにかくまずやるべき行動を理解できたと思います。

 

 私は普段からこのように難しい内容を噛み砕いたり、毎日100ヶ所を超える情報源から得た情報を皆さんにお裾分けする記事を書いています。

 そのため、また来てくださいね。

 

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