BingAIが拒否した人間の価値観の話『Fuhuaに対する疑問から導き出した価値観』を紹介します。
「なんでも答えてくれる」
と今話題のChatGPT、BingAIですが、私は彼ら(?)から追加質問を拒否された経験があります。
「もう話題を変えるタイミングです。」
のように表示され、同じ疑問に対して追加質問を打ち込むことすらできなくなりました。
つまり実施的に強制拒否をされたんですね。
この現象に対して
「ChatGPT・BingAIにそんな機能があるの!?初めて知った!どんな質問をしたんですか?」
「AIが拒否!?そんな話、初めて聞きましたよ!興味あります!」
との声が聞かれます。
そこで今回は
『私がBingAIに強制拒否された人間の価値観に関する質問内容と、その疑問に対する答えを導き出した経緯』
について紹介します。
この記事を読むことで
◎、今話題のジェネレーティブAIの苦手な話題を知ることができます
◎、人間の中にある面白い価値観に気付くことができます
それではAIに拒否された私のした質問について一緒に見ていきましょう!
私の持った疑問:アイドルグループFuhuaの価値について
<実質的に自己紹介しかしていない>
今回のお話の中心となる、私が持った疑問とは
『誕生したてのアイドルって社会・顧客に対して何の価値提供もしてないよね?そんな状態で一体何を推せばよいの?』
です。
私は現在web3×アイドルの大規模プロジェクトNFTIDOLHOUSEの専属記者をしています。
このプロジェクトから誕生したアイドルグループがFuhua(フーファ)です。
>>>ファンが育てる次世代型アイドル『Fuhua(フーファ)とは?』をわかりやすく説明します。
このFuhuaですが、現在(2023年3月25日)での状況としては
◎、メンバー情報が自己紹介と共に公開されている
◎、テレビに一度出演済
◎、写真が何枚か公開されている
くらいです。
まだ楽曲やパフォーマンスはレッスン中なので世間に提供されていません。
つまり、Fuhuaが提供しているモノは
『自己紹介情報だけ』
なんですね。
この状況を社会一般の経済活動に落とし込むと物凄い違和感があるのに気付きましたか?
<自己紹介だけで価値を感じる人はいない>
言い方は少し悪いかもしれませんが、彼女達を世間に売り出したい商品の一種と考えて下さい。
「日本テレビが手掛けるアイドルグループの一人です。○○出身で、ダンスが得意です。是非応援して下さい。」
これだけで誰がそれに注目し、自分の時間と労力、お金等を費やして推したいと思いますか?
イメージしにくいと思いますので、これを他の物に置き換えてみましょう。
「世界のトヨタが手掛ける自転車です。見た目がスタイリッシュです。是非買って下さい。」
これで貴方はこの自転車を買いますか?
熱狂的なトヨタファンの人なら買うかもしれませんが世間一般的には
「だからなに?それだけの情報で買うわけないじゃん。別の自転車もあるわけだし、トヨタだから買うわけじゃないし、スタイリッシュなだけの自転車は別に今の私の生活になくても困らないです。」
となりますよね。
そして、Fuhuaはこのトヨタの自転車と同じことをしている状態なわけですね。
だから私は専属記者としての立場で
「私は誕生したてで、実質的に自己紹介しかしていない彼女達の何を世間の人達へ広めれば良いの?そこに読者達への提供できる価値がない限り、世間の人達に響くことは何も伝えられないんですけど。」
と疑問を持ったわけですね。
<人は見返りを求める>
一般的に人は、何かを推したり、応援したりする場合、そこに向ける自分の時間と労力に見合うだけの何かしらの価値としての見返りを求めます。
普通に考えて、自己紹介しかしていない存在に時間と労力を費やしても、見返りが期待できるとは思えませんよね。
ワクワクする楽しい時間が得られるとも感じられませんよね。
別に他にも沢山アイドルはいるわけですし、アイドル以外にもワクワクさせてくれる人物や物事も沢山あるわけですし。
でも私は専属記者として、Fuhuaの魅力を知って世間に伝えたいとも思うわけです。
そこでこの辺りの価値観という部分について、まず私は今話題のBingAI(ChatGPTの進化版みたいなAI)に聞いてみました。
そのやり取りを見てみましょう。
※原文ままではありません。意味合いは変えていませんが表現は変えています。
BingAI・ChatGPTとのやり取り
私:自己紹介しかしていないアイドルの価値提供について。ここにどんな価値の創出がありますか?
AI:アイドルは自己紹介を通じて、自分の魅力をアピールし、ファンを増やすことができます。
音楽やダンスを通じて人々に感動や喜びを与えます。
更にアイドルはメイクやファッションの面でトレンド発信をすることで、人々へ新しい価値提供もします。
私:まだ音楽等がない誕生したてで、自己紹介しかしていないアイドルについて聞いています。
AI:自己紹介しかしていないアイドルについては価値提供はされていない状態と言えます。
しかし、価値観は人それぞれなので、成長の余地を見出して応援したいと思える人もいると思います。
私:でも世間一般的には価値提供のされていない存在は無価値ですよね?
そのような状況でどう魅力を発信すれば良いのでしょうか?
AI:価値観は人それぞれですが、その存在の魅力を発信するならや特徴や利点、頑張り等を発信して下さい。
またそこに関わる人からの感想や体験談等を発信するのも良いですね。
私:それらのバックボーンとなる情報もほとんどないから困っているんです。
AI:アイドルのバックボーンについては
・どのような経験をしてきたのか
・どのような環境で育ってきたのか
等を示すと良いです。
それらの情報を発信することでファンはアイドルに共感したり、愛着を持ったりします。
私:それらが重要で、そのような感情を持ちやすいのは知っています。
でも、それらの情報がほとんどないから困っていると先ほどから言っているのですが。
AI:それらの情報がない場合、アイドルの魅力は音楽やダンスによるパフォーマンスを披露するのが有効です。
またファッションやメイク、プライベートの紹介も良いですね。
私:いや、だから音楽もダンスもまだないんです。自己紹介だけの情報と言ってますよね。
AI:音楽がないなら、自己紹介に趣味や特技、趣味等を載せることも大切です。
私:趣味とか特技を知って世間一般の人達が魅力的だと感じますかね?
それだけの情報で推したいくらいに魅力を感じるなら誰でもアイドルになれますよね。
AI:アイドルには歌やダンス、表現力等のスキル。
マナーや振る舞い、ファッションセンス、人間的魅力も必要です。
そのために厳しいレッスンや努力が必要なので、誰でもなれるモノではありません。
私:それも知っています。その上で自己紹介だけだから困っているんです。
AI:申し訳ありません。私に答えられることはありません。
他に何かお手伝いできることがあればお知らせください。
このように堂々巡りで、AIに聞いても疑問の解決にはつながりませんでした。
なお、この内容は2度目のやり取りで、一回目はAIが
「そろそろ新しいトピックに移る時間です。」
と言ってきて、追加質問も打ち込めない状態になり、強制的に打ち切られました。
そこで次に私は、自分が専属記者として参加しているNFTIDOLHOUSEのコミュニティ内で同じ質問を投げかけました。
私に答えをくれたTOMOさんとのやり取り
※TOMOさん:NFTIDOLHOUSEのコミュニティマネージャーさんです。
私:アイドルって何を応援すれば良いんですか?
アイドルって顧客にどんな価値提供をしているモノなんですか?
楽曲やパフォーマンスがあれば、美術的価値提供があると思います。
努力や人間性が多く見れれば、何かの支えになるかもしれません。
しかしFuhuaの現状では
「私はこのような人物で、このような人達に支えられています。応援よろしくお願いします。」
という自己紹介だけですので、それらの価値提供も難しいと思うんですよね。
自己紹介だけで「応援してください」って経済活動上世間的にはかなり異質なものですよね。
そんな状態のアイドルの何に興奮し、何を応援すれば良いのか悩んでいます。
TOMOさん:あくまでも僕のケースですが、何者でもない人物が夢を追いかける姿と、自身の境遇を重ね合わせ
「彼女達もこんなに頑張っている。自分も負けていられない」
となっています。
高い壁に挑む姿勢は、自分の人生観への自問自答のキッカケにもなっています。
私:その気持ちわかります。
私もTOMOさん等、NFTIDOLHOUSEの運営の人達や専属記者、コミュニティメンバーに対して同じです。
でもそれは皆さんの頑張りが見えているからです。
Fuhuaメンバーについてはそれらの情報がまだないので、同じ感情が沸いて来ないんですよね。
だから現状では、NFTIDOLHOUSEは推せますが、Fuhuaは推せないんですよね。
TOMOさん:推しはスポーツに感動を覚えるのに似ていると思います。
普通の女の子が色々なことに挑み、その思いを知ることで理解が深まる。
審査の時にも感極まって涙があふれる子もいました。
みんな多かれ少なかれ、心の中にそれだけの強い想いを持っているんですよね。
私:つまり、現状では「今後出されるそのような情報に期待」という感じですかね。
だって、私達一般の人間は彼女達のそのような部分の情報を得ていません。
彼女達の持っている想いやストーリーが何もわかりません。
私や世間の人達は、運営さん達と違いテレビやインスタライブで、ワイワイやっている姿しか知りません。
何も関わりもない、知らない人達がテレビでワイワイやっているのを見ても感情は揺れませんからね。
TOMOさん:まだプロジェクトもコミュニティも始まったばかりなので僕もそんなに情報を持ってませんよ。
僕もこのプロジェクトに携わって「アイドルを推すってこんな感じなんだ!?」と知りました。
その上で、アイドルを推すって”妄想”なんだと思います。
私:なるほど!?
推すとは妄想の中の話なんですね!?
それが一番シックリ来て、私の心に響きました!
相談に乗っていただいてありがとうございました。
このTOMOさんの、
『アイドルを推すことで得られる価値は”妄想”からくる様々な感情』
という部分に私は大きな価値を見出しました。
恐らく
「なんで?意味が分からないんですけど。」
という人も多いと思いますので、私がこの部分が響いた理由を説明させていただきます。
(こうして言葉に起こして内容を見ると、私はただただ面倒くさい奴ですよね!)
私がTOMOさんの言う魅力に納得した理由
<テクノロジーの勉強は妄想>
”妄想”と言う価値
私は自身が”テクノロジー情報を追いかける行動”からその価値を得ていることに気付いたんです。
テクノロジー情報を追いかけたり、勉強することでワクワクしたり、未来予想をしたりすることって実は
”妄想”
なんですよね。
テクノロジー情報を追っている私のような一般人は、
「数年後にはこんな世の中が来るかもしれないんだね!しかもそのことを理解している人はまだそこまで多くない。今のうちからそれを知ってるとかワクワクしかないじゃん!!!」
と妄想することでワクワクした楽しい時間を得ているんですよね。
世間が
「なにこの新しいテクノロジーは!?誰か教えて!」
となっているところで、既に知っている自分の姿を思い浮かべてワクワクするんですよね。
そこに価値を見出しているから、まだ見ぬ、誰にも予想することすらできない未来の妄想をして、その妄想力を強化するために、自分の時間と労力、お金を消費して勉強しているんですよね。
これって推し活と同じです。
<妄想から得るワクワクという価値の具体例>
テクノロジーに興味がある人なら一度は経験があるような具体例をあげます。
経験がなくても、きっとワクワクする情報が一つはあると思いますので、是非見て下さい。
5年前、ブロックチェーン・web3にワクワクしていた人は、今の世の中とか、もっと先の未来のように世間に普及することを妄想してワクワクしていましたよね?
他にも、10年以内には認知症の治療薬が開発されるとされていますが、
「それなら自分が高齢者になるまでには間に合うじゃん!」
と妄想して期待するんですよね?
他にも、樹状細胞治療とか、ナノマシン治療の確率によって細胞単位で異常の修復が可能になるので、人間は病気や障害だけではなく、老化すら克服すると聞いて
「治せない病はなくなり、五体満足で健康に若々しいまま、ずっと生きられるとか凄いじゃん!」
とワクワクするんですよね?
上記治療技術の確立には6Gが必要と聞いて、6Gの早期実現に期待を持つんですよね?
他にも、人間の能力を超えた自立型AIが誕生したら、AIに働かせた方が効率的に仕事をこなして稼いでくれるから
「高性能なAIが誕生したら、AIに稼がせて自分は生活費に困らず、自由にやりたいことだけやって生きていける未来が来るぞ!」
とワクワクするんですよね?
他にもテクノロジー情報を追っていると、色々とワクワクすることがありますが、これらって全て”妄想”の話なんですよね。
全て未来の話であって、何一つ確証はないですし、情報もそこまであるわけではないんですよね。
それでもワクワクしてそれらの情報を追い求めて、推しているわけです。
<アイドルFuhuaを今から推す見返り、得られる価値>
これ、アイドル・Fuhuaも同じじゃないですか?
まだ誕生したばかりで未来のことなんてわからない状態での妄想なんですよね。
「彼女達が今後どうなっていくのか?」
「最初期から注目しているアイドルが世間に広まったとき、どんなことになるのか?」
「そこに自分はどう絡んでいるのか?」
そういった妄想にワクワクする感情こそが、まだ自己紹介くらいしかしていない彼女達を推す見返りであり、現状の彼女達から得られる価値なんですね。
つまり、自己紹介しかしてない彼女達を推すことでワクワクできる人と言うのは、妄想の中では彼女達が凄く活躍し、そんな彼女達と直接関わり合って、直接支えている自分の姿が見えているわけですね。
私にはそれが見えていないからワクワクしなかっただけということです。
<推すことから得られる価値とは>
アイドルに限らず、まだ存在していなかったり、これからどうなるか分からない存在に注目をして、推すという行為。
推すことで得られる価値とは
『妄想によって得られるワクワクした感情。楽しく充実した時間』
なんですね。
相手がアイドルだからという色メガネで見てしまうと
「無価値じゃん」
と感じるかもしれませんが、実は誰でも何かしらで経験している価値なんですね。
そのため、自分の妄想の中でワクワクできるまでは推すタイミングではないのかもしれません。
見返りを早く求めるのではなく、そもそも自分自身が本当にワクワクできるまで推すのを控えるのもありなんですね。
「まだその時ではない。」
というやつです。
そのような意味では、私が今ワクワクしているのはアイドルのFuhuaではなく、Fuhuaを立ち上げたプロジェクト兼コミュニティであるNFTIDOLHOUSEなんですよね。
つまりプロジェクト・コミュニティ推しですね。
今回は以上になります。
そんな気付きをくれる素晴らしいコミュニティであるNFTIDOLHOUSEに興味を持った貴方はこちらの記事を読んで、是非参加を検討してみて下さい。
一緒にワクワクしましょう!
>>>日テレが手掛けるアイドルプロジェクト『NFT IDOL HOUSEとは?』をわかりやすく説明します。
最後に
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