「ブロックチェーン技術の仕組みとは?」超初心者にも分かりやすく説明します。
「最近頻繁に見聞きするようになったので、ブロックチェーン技術に興味を持ちました!」
「興味はあるけど、調べても文系の私には理解できないです!誰か分かりやすく教えて!」
「ブロックチェーン?仮想通貨でしょ?違うの?違うなら教えてよ!」
等々、恐らく貴方はこんな風に考えてこの記事に辿りつきましたよね。
2021年1月のこの時点でブロックチェーン技術に興味を持っている時点で貴方は最先端を行く一人だと思います!
でも、最先端だからこそ、理解している人達がまだ専門的すぎて
『分かりやすく説明します』
なんて記事でも、文系の私達には中々理解できない難しさなんですよね。
そこで今回は
『ブロックチェーン技術の仕組みとは?』
について貴方と同じ文系の私が、文系の超初心者向けに、イメージしやすさ重視で解説していきます!
この記事を読むことで文系の貴方でも
◎、最新テクノロジーであるブロックチェーン技術の仕組みをイメージできます
◎、なぜブロックチェーン技術を多くの国が使い始めたのか理解できます
◎、貴方が他の人達に教えることが出来るようになります
それではブロックチェーン技術の仕組みについて詳しく見て行きましょう!
なお、もっと基本的な
「ブロックチェーン技術とは?」
についてはこちらをお読みください。(近日もっと分かりやすく書き換え予定です)
>>>『世界を変える技術!?』ブロックチェーンとは何かを、小学生にでもわかるように説明します!
インターネット上にある、書き換えの出来ないノート・メモ帳
ブロックチェーン技術には様々な特徴があり、絡み合って一つの凄い技術になっているので
「結局ブロックチェーン技術ってなんなの?」
とイメージし難いんですよね。
そこでまず最初にブロックチェーン技術を一言で表します。
ブロックチェーン技術を簡単に一言で言うと
『インターネット上にある、書き換えの出来ないノート・メモ帳』
です。
多くの場面では
『台帳』
と表現されますが、最近は台帳をイメージしにくい人も多いようなので、私はノートと表現します。
で、ブロックチェーンというノートには、ハッカー等に狙われても問題ないレベルの
『超強力なセキュリティーで守られている情報が書かれている』
というわけです。
「はぁ・・で?それの何が凄いの?何が変わるの?」
等については先ほども紹介したこちらの記事をどうぞ!
>>>『世界を変える技術!?』ブロックチェーンとは何かを、小学生にでもわかるように説明します!
今回はそんなブロックチェーン技術の仕組みを理解するための記事ですので、一歩踏み込んだ内容ですね!
その上で、ブロックチェーン技術の仕組み、何故セキュリティーが強力なのか?を次の3段階で説明します。
①、正常なブロックチェーンの状態
②、不正書き換え(ハッキング)された状態
③、皆で監視している状態
それでは更に深掘りして見て行きましょう!
①正常なブロックチェーンの状態
<ブロックの中身はどうなってるの?>
ブロックチェーンをノートと言いましたよね。
そのためノートに合わせて表現していきます。
ブロックチェーンというノートには、ブロックと呼ばれるページが用意されています。
そのページ(=ブロック)の中身はこんな感じになっています。
自由に書き込めるのは下の
『新しく書きこむ情報』
という部分になります。
ここで注目して欲しいのが、上の
『1ページ前に書かれている情報』
です。
全てのページ(=ブロック)にこれがあるため、情報を通して
前のページと今のページ、次のページ、その次のページ・・・
のようにページがずっと繋がっているんですね。
これが
「鎖(チェーン)のように繋がっているね!」
ということでブロックチェーンと呼ばれているわけです。
全体像としてはこんな状態です!
ブロック(ページ)Aの情報が、次のブロック(ページ)Bの上に書きこまれていますよね。
そして、ブロック(ページ)Bの情報が、次のブロック(ページ)Cの上に書きこまれています。
このように、全部のブロック(ページ)がどこかで必ず繋がっているわけですね。
これがずっと続いているのがブロックチェーン技術です。
ここまで大丈夫でしょうか?
分からない、つまずく部分があったらゆっくりと読み返してみて下さい。
これを見て
「ん?ちょっと待って!それだとドンドン先に進めば進む程、容量が膨れ上がってヤバいことになっちゃわない?」
と思ったそこの貴方!
素晴らしいです!!!
よくそこに気付きましたね!
その通りです!
このままだと新しいブロック(ページ)には、それまでのブロック(ページ)全ての情報が書き込まれていくことになるので、物凄い膨大な情報量になってしまいます!
しかし、このブロックは本物のノートと同じように、1ページに書き込める情報量には限界があります。
◎、容量には限界がある。
◎、でも、今までのブロック(ページ)に書きこまれた情報をずっと次へ、次へと引き継いでいくからこそ、ブロックチェーンは凄い仕組みと言える状態。
とても解決が難しい問題ですよね!?
と言う事で、実はそれを解決する仕組みも既に存在しているんですね!
でも、それをここで説明すると貴方は間違いなく混乱します!
と言う事で、まずは今回の内容をシッカリと理解して下さい。
その上で、更に詳しい情報は別の機会にしましょう!
②不正書き換え(ハッキング)された状態
さて、正常な状態のブロックチェーンは、前の情報を引き継ぎ、引き継ぎすることで繋がっているとお話しました。
これはブロック(ノート)に書きこまれている情報を、不正に書き換えられないようにするための仕組みです。
じゃあ、
「何故この仕組みだと不正な書き換えができないのか?」
を見て行きます!
正常な状態はこんな形でしたよね。
<不正に書き換えるとどうなるか?>
では、ここで悪いハッカーが
「よし!ブロックBの『新しい情報』を書き換えちゃえ!」
とハッキングして書き換えたとします。
するとこうなります。
これだと情報にズレが生じるのに気付きましたか?
説明と図を照らしながら見て下さい。
ブロックBで情報が書き換えられているので、ブロックCに引き継がれた『ブロックBの情報』と違う内容になってしまいますよね。
そうなると、ハッカーはブロックBの書き換えた情報と、ブロックCに書き込まれている『ブロックBの情報』を同じにする必要があります。
そうしないと
「誰か書き換えたな!」
とバレちゃいますからね。
<次々と書き換える必要が出て来る>
つまりこう言う事です。
すると、ブロックBとブロックCの情報は一致します。
しかし、今度はブロックDに引き継がれているブロックCの情報とのズレが生じます。
そのため、ハッカーはブロックCと、ブロックDの情報を合わせるために、ブロックDの情報も書き換えないといけません。
つまりこうですね。
するとブロックCとブロックDの情報は一致します。
しかし、今度はブロックDとブロックEの情報にズレが生じます・・・・
と延々とズレが生じ続ける結果となります。
現時点で有名なビットコインブロックチェーンで、ブロックは約2000万個あります。
そして約10分に一個のブロック(ページ)が新しく、次々と生み出されている状態です。
一個書き換えるだけで、これら全部を書き換えないといけなくなります!!!
一回のハッキングだって簡単じゃないのに、それを2000万回近くも繰り返す必要があります。
しかも、それをしている間に誰かに
「なんか情報にズレが出てない?」
と気付かれると、全部正当な方法で修正されてしまうので、それまでの苦労が水の泡になるという。
普通に考えて割に合いませんよね。
だから、ハッキングのような不正行為にとても強い特徴を持っているんです。
『書き換え自体は不可能ではないけど、労力的に到底割に合わない』
だから誰もチャレンジすらしないという状態なわけです。
<ブロックチェーンは破られたことがない>
実際に今までブロックチェーンが、ハッキングによって破られたことは一度もありません。
こう言うと、仮想通貨に詳しい人は
「いやいや!ブロックチェーンを利用している仮想通貨が盗まれた事件があるじゃないか!」
と思うかもしれません。
しかし、あれはブロックチェーンが破られたのではなく、
『仮想通貨を管理している会社のネットワークが破られた』
だけです。
つまり、保管がずさんだったから盗まれたわけです。
そのため、破られたのはブロックチェーンではないんですね!
③皆で監視している状態
ブロックチェーンは、先ほどまでの仕組みだけでも不正行為に強いのに、更に強い不正対策があります。
それがこの
『みんなで監視している』
です。
実は、ブロック(ページ)に書き込まれている情報は誰でも見ることが可能です。
私も、貴方も見れるんですね!
この仕組みのことを一般的には
『分散型』『非中央集権』
なんて呼びますが、難しい言葉で覚える必要はありません。
『みんなで監視している仕組み』
とだけ覚えて下さい。
イメージとしては、みんな大好き唐揚げ!
(嫌いな人はスミマセン)
すると大皿に最後の一つが残って、みんな心の中で
{誰が食べる?これどうする?}
と注目しまくりますよね。
ブロックチェーンは、この最後に残った唐揚げのように、みんなにその状態が見られまくっている状態なんですね。
だから、不正が行われると即バレるんです!
だから、下手に不正を行えないんです!
しかも、不正を働いても労力に見合う見返りが全くないんですからね。
これらの仕組みによって、ブロックチェーンに書かれている情報は、
『ブロックチェーンに書かれているというだけで、疑う必要が全くなくなる』
わけです。
だってブロックチェーンに書かれている情報は不正が行えないので、正しいんですから。
『ブロックチェーンを使えば情報を疑う必要がない』
これは、信用や情報を精査・審査する作業が不要になるという事です。
私達の身の回りには、
銀行とか、役所とか、契約行為とか、政治家の言っていることとか
情報を精査・審査する作業って沢山ありますよね。
それらが不要になるんです。
すると、間に銀行とか、信用を保障する機関とかを入れる必要がなくなります。
相手のことを疑わないでも、個人同士で大きな取引を安心して行えるようになるんですね!
不動産取引なんて超面倒じゃないですか!?
でもあれが簡単に個人間で自由にやり取りできたら楽ですよね!
ブロックチェーンなら出来るんですよ!
そして信用が高いから、個人間でお金のやり取りが安心して出来たり、通貨を発行することも可能になるんですね!
それがいわゆる仮想通貨になります。
信頼・信用が無条件で確保されるこの技術を使うと実現できるのが仮想通貨なんですね!
そのため
『ブロックチェーン=仮想通貨ではない』
という事です。
相手のことを疑う必要がなく、情報の信用性が確保されているとはそういう事です!
何となくイメージできましたかね?
まとめ
ブロックチェーン技術を一言で簡単に言うと
『インターネット上にある、書き換えの出来ないノート・メモ帳』
です。
その仕組みは、前のブロック(ページ)に書かれた情報が、次のブロック(ページ)にも引き継がれていく。
そのため、1つ不正に書き換えると、その他全部のブロック(ページ)も書き換えないといけなくなる。
それには膨大な労力が必要なので、実質的に不正は行えない。
しかも、最後に残った唐揚げを監視するかのごとく、みんなで情報を監視し続けているので不正が行われると即バレる!
だからブロックチェーンに書き込まれている情報は、それだけで信用するに値する情報となる。
これで少しは最新テクノロジーであるブロックチェーン技術の仕組みをイメージできましたよね。
信用情報は国や銀行等、大きな組織ほど重要視しています。
だから多くの国でブロックチェーン技術に注目し始めたわけですね!
「今までは全然分からなかったけど、この記事を読んでイメージできました!」
という貴方は 私の書いている他のブロックチェーン技術に関する記事も見て行って下さい!
他にも色々と記事を来ていますので、是非また来て下さい!