web3『デジタル通貨とはなに?何ができるの?』を誰にでもわかりやすく簡単に説明します。
web3を学び・使う上で避けては通れない存在がデジタル通貨になります。
しかし、いざ自分で勉強を始めても
「難しすぎて全然意味が分からない!」
「私にもわかるように教えて!」
となります。
そこで今回は
『web3のデジタル通貨とは?何に使うの?』
を超初心者の貴方にもわかりやすく噛み砕いて説明します。
この記事を読むことで
◎、デジタル通貨とは何なのかイメージできます
◎、デジタル通貨の特徴や、それによって実現できることも理解できます
それでは、web3のデジタル通貨とは何なのかを一緒に見て行きましょう!
なお
「web3というものが良くわかってないんです。」
という貴方はこちらの記事を先にご覧ください。
>>>初めてのweb3学習①『Web3とは何か?』わかりやすく説明します
デジタル通貨とはなにか?
デジタル通貨とは
『web3用の、デジタル化されたお金のこと』
です。
厳密にはペイペイ等の電子マネーもデジタル通貨の一種ですが、それはweb2の存在なので、今回は省略します。
とはいえ、違いが気になる人もいるでしょうから、その辺りについては別記事で説明予定です。
その上で、今回はweb3用に作られたデジタル通貨について見ていきます。
現時点(2022年10月)では大きく2種類ありますので、簡単に説明します。
<①デジタル法定通貨(CBDC)とは>
デジタル法定通貨とは
『デジタルデータ化した法定通貨』
です。
法定通貨とは、日本円とか、米ドル等、現在普通に生活のために使っている国が発行しているお金のことです。
そんな、”国が発行しているお金”をデジタルデータ化した存在こそがデジタル法定通貨なわけですね。
これは特に難しくなく理解できますよね。
ではもう一個の暗号資産(仮想通貨)についても見てみましょう!
<②暗号資産(仮想通貨)とは>
暗号資産(仮想通貨)とは
『お金として使えるようにしているデジタルデータ』
です。
見てわかるように、デジタル法定通貨とは逆ですね。
◎、デジタル法定通貨:お金⇒デジタルデータ化
◎、暗号資産:デジタルデータ⇒お金
つまり元々お金だったデジタル法定通貨とは違い、暗号資産は元々は何の価値もついていないただのデータなんですね。
そこに
「私は暗号資産が欲しいです!使いたいです!」
と考える人が現れて買うようになったことで、資産としての価値がついているというわけです。
この点が
「資産としていつ価値が0円になっても不思議じゃないってことですよね?」
と不安に思う人がいる理由です。
もう一点暗号資産の特徴として知っておくべき部分は、”誰でも発行できる”という点です。
デジタル法定通貨は国が発行するお金でしたが、暗号資産は元々は単なるデータなので誰でも発行することが可能という特徴があります。
もちろん、その暗号資産に価値がついていればそのまま金銭的収益につながりますし、逆に何の価値もついてない暗号資産を何枚発行しても金銭的な収益にはなりません。
「お金としての価値を持つモノを誰でも発行できる」
といわれるとちょっと不思議な感覚ですよね。
もちろん、既に金銭的な価値がついている暗号資産の発行は人気なので競争が起きており、それだけで大金を手に入れている会社もあります。
暗号資産は”誰でも”なので、もちろん貴方でもその競争に参加することは可能です。
これがデジタル法定通貨とは大きく違う点ですね。
「本当に!?私でも暗号資産を発行して手に入れることができるんですか!?是非参加してみたいんですけど!」
と思った貴方は、競争がそこまで激しくないこちらなんていかがでしょうか?
>>>『The Marsとは?始める方法は?』をわかりやすく説明します。
デジタル通貨で出来ること
次にデジタル通貨で出来ることについて見ていきます。
だって
「デジタル化されたお金です」
と言われただけでは
「へぇ~そうなんだぁ~」
で終わりになっちゃいますからね。
ということで、デジタル通貨で出来ることの代表例を紹介していきます。
※現時点(2022年10月)では、実用化されているデジタル法定通貨はほぼないため、暗号資産で紹介します
<web3サービスを利用するために必須>
暗号資産は
『web3サービスを利用するために必須の存在』
です。
現時点(2022年10月)では暗号資産を持っていないとweb3サービスが利用できません。
暗号資産はweb3サービスを利用する際に掛かる少額の手数料(ガス代という)として利用されます。
web3サービスはどれも、この手数料(ガス代)を支払わないと機能しない仕組みなんですね。
ということでweb3サービスを利用したいなら、暗号資産は必ず手に入れる必要があります。
このように聞くと
「じゃあweb3サービス要らないです」
と思う人もいるかと思いますが、一回でかかる手数料は0.00001~500円くらいですので大きな出費は必要ありませんよ。
<DAOの運営に使われる>
DAOと呼ばれる
『web3で実現可能な新しい組織の運営』
に使われます。
この新しい組織で暗号資産は
◎、報酬・給料
◎、組織の方針決定・投票権
等に使われます。
つまり、暗号資産がないとweb3で実現する新しい組織は成り立たなくなっちゃうんですね。
この辺り、新しい組織であるDAOというモノがどんなものか気になる貴方はこちらの記事をお読みください。
>>>web3『新しい組織の形、DAO(自律分散型組織)とは何か?』をわかりやすく説明します。
<迅速、安価な送金・募金等に使われる>
暗号資産は
『迅速・安価な送金』
に使われます。
一番違いが分かりやすいのは国際送金ですね。
暗号資産は距離や国の違いに影響を一切受けませんからね。
現状の国際送金は、数日~数週間時間がかかります。
手数料だけでも数千円かかります。
一方の暗号資産で国際送金すると、数秒~数分で終わります。
手数料も0.00001~500円くらいです。
とはいえ、
「国際送金なんて人生の中で一度もやったことないんですけど~!」
という人がほとんどですよね。
そんな貴方は募金を思い浮かべて下さい。
海外で大規模災害が発生した際に募金をしませんか?
その際にコンビニとか、赤十字が集めている募金で行うと、貴方の募金が被災者に届くのは数日~数週間後です。
東日本大震災や阪神淡路大震災、その他大雨等々、大きな災害を経験している人はわかると思いますが、数週間後に届く大金よりも、今この瞬間に届く食料を買えるくらいのお金の方が助かりますよね?
それを行えるのが暗号資産です。
これは実際にトンガ王国での大規模噴火の際に国の官僚が
「暗号資産で募金をしてくれ!」
と呼びかけていたほどです。
>>>『トンガ王国の大噴火被害。最も迅速に、効果的な募金をする方法』をわかりやすく説明します。
<SDGs貧困の解決に貢献し得る>
最後は
『SDGsの貧困の解決に貢献し得る』
です。
SDGsとは、2030年までに解決を目指す世界目標のことです。
日本ではエコがどうとか、脱プラスチックとかが叫ばれていますが、それ以外にも17個もの目標が建てられており、その中の一つに「貧困を失くそう」という目標があるわけです。
>>>「SDGsとは何か?」子供でもわかるくらい、簡単にわかりやすく説明します!
そして、暗号資産はそんな世界から貧困を失くす取り組みとして貢献し得る存在としても注目されているんですね。
実際にそのような問題に取り組んでいる世界的な機関であるユニセフも暗号資産に積極的ですからね。
とはいえ
「暗号資産がなんで貧困問題に貢献できるの?」
と疑問に思いますよね?
それはいくつか理由がありますが、大きく2点です。
◎、誰でも金融参加できる
◎、誰でも暗号資産を発行できる
です。
世界の貧困で、定住地を持たないスラム街をイメージしてください。
彼らは定住地を持たないために、金融口座を持てません。
※金融口座とは、銀行口座や証券口座などのこと
このような金融口座を持っていると利子がもらえたり、投資をする機会が得られたりするため、貧困から脱するチャンスが得られるんですね。
しかし、定住地を持たない彼らはそのチャンスすら持てない状態にあるわけです。
そこで暗号資産なんです。
暗号資産の口座となるウォレットは、誰でも作れます。
定住地の有無なんて関係ありません。
そのため定住地を持たない彼らでも持つことができて、金融参加できる環境が整えられるんですね。
もう一点の暗号資産は誰でも発行できるは、前述した通りです。
暗号資産は誰でも発行できるため、それで価値のついている暗号資産を発行することに成功すれば、それだけで収益ですよね。
他にも、自分で暗号資産を作り出して、それを売り出すことで値が付けば大きな収益につながり得ます。
暗号資産を導入したからと言って、誰でも貧困から抜け出せるということではありませんが、このように抜け出せる可能性がゼロになってしまっている人達に、抜け出すチャンスを生み出せるということで大きな意味があるんですね。
更に、スラム街レベルじゃなくても、迅速・安価な送金が可能という特徴もあるため、給料の良い国へ出稼ぎに出ている貧困国の人達の仕送りにも大きく貢献します。
日本で暗号資産は
「なんか怪しいし、自分には必要ないや!」
と思われる存在ですが、世界の中には今すぐにでも必要としている人がいるんですね。
今回は以上になります。
せっかく暗号資産について学んできましたので、この機会にそれ以外のweb3についても学んでみてはいかがでしょうか?
>>>初めてのweb3学習⓪『web3学習の全体像』をわかりやすく説明します。
最後に
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