初めてのweb3学習⑤『代表的なブロックチェーンの種類と特徴を知る』

2022年9月11日

 岸田総理の発言や、MZDAOの始動などによりweb3という言葉に触れる機会が多くなっています。

 そこで

「私もこの機会にweb3について色々と勉強してみよう!」

と決意を持っている人は沢山いますが、いざ行動すると

「うわぁ~ワケが分からない!ネットで調べても、本を読んでも、異次元の難しさだ!」

「こんなの本当にみんな理解しているの?もしそうなら神だ!!!」

「・・・そもそもどんなところから勉強始めれば良いの?」

等と途方に暮れる未来が待っています。

 

 そこで今回は、今の貴方と同じように途方に暮れつつも、何とかweb3に関わるうえで最低限+αくらいの知識を身に付けられた私が、自己の経験を基に実践的に組み立てた

『初めてのweb3学習シリーズ⑤:代表的なブロックチェーンの種類と特徴』

について書いていきます。

 いきなりこの記事に辿り着いた貴方は、学習シリーズを最初から順を追って読むことをオススメします。

>>>初めてのweb3学習⓪『web3学習の全体像』をわかりやすく説明します。

 

 この記事を読むことで

◎、実践的なweb3学習が行えます

◎、実際にweb3サービスを利用する上での準備ができます

 私は、

「難しい言葉や厳密に正しい仕組み等は理解の邪魔になるのなら不要だ!」

との考えの上で噛み砕いていきますので、書籍等では難しくて理解できない人でも理解しやすいと思います!

(そのため私のところでイメージできるようになったら、正確な説明をしてくれる人から学ぶことをオススメします。)

 それでは代表的なブロックチェーンの種類と特徴について一緒に見て行きましょう!

ブロックチェーンとは?web3と何の関係が?

<ブロックチェーンはメモ帳!?>

「初めて学ぶ人に、いきなりブロックチェーンとか、難しい言葉を使わないで~!」

とツッコミを受けそうですが、これを全く知らないままweb3に触れていると損すらし得る超重要項目ですので触れて行きます。

 まず結論から言うと、ブロックチェーンとは

『インターネット上の高性能メモ帳。web3を実現する根幹技術』

です。

 

 難しい仕組みの話はしません。

 ブロックチェーンとは、インターネット上に存在しているメモ帳の一種なんですね。

 貴方もスマホでメモアプリを使っていません?

 それの超高性能版との認識で問題ありません。

 メモ帳なので当然、色々な情報を書き込む使い方をします。

 特に難しいことはないですよね。

<このメモ帳とweb3の関係>

 では、そんなメモ帳の何がそんなに高性能で凄いのか?

 簡単に紹介すると

◎、セキュリティが強く、誰にも不正改ざんができない

◎、メモ帳にプログラムを書き込むと、その上でアプリ等が稼働する

◎、透明性が極めて高く、ブラックボックスがほぼ存在しない

◎、世界中の誰でもアクセスすることが可能

という感じの特徴を持ちます。

※ブロックチェーンにも沢山の種類・特徴があるので、全てに当てはまるとは言いません

 

 そしてこの高性能メモ帳のお陰でweb3が実現できるようになったんです。

 web3で実現できる具体的なことは学習①で学びましたよね。

 つまり、この高性能メモ帳の誕生により、インターネット上でお金を扱うような個人のウォレット(財布)を持てるようになりました。

 そして個人がインターネット上に安心してウォレット(財布)を持てることで

◎、デジタル通貨(デジタル法定通貨・暗号資産)

◎、デジタル証明書(NFT)

◎、生活を営んで稼ぐ(X2E)

◎、新しい組織の形(DAO)

等が実現されたわけです。

 これらの根幹に存在しているモノこそ、この高性能メモ帳(ブロックチェーン)なんですね。

<実社会のメモ帳と同じで、色々な種類がある>

 とはいえ、私達実社会でも、メモ帳・ノートと一言でいってもジャポニカ学習帳とか、大学ノートとか、家計簿とか、様々な種類があり、用途や場面によって使い分けをしていますよね?

 この高性能メモ帳(ブロックチェーン)もそれと同じで、様々な種類が存在しています。

 そして、メモ帳(ブロックチェーン)ごとに特徴も違えば、対応しているウォレット(財布)も違います。

 そのため、そのことを知らないままいきなりweb3サービスを利用すると、思わぬ出費が発生したり、自身が利用したいサービスが利用できなかったりします。

 

 そんなことが起きにくくなるように、私のところでは、代表的なモノを紹介していきますので、是非流し読みのように軽くだけでも良いので一通り目を通してみて下さい。

 今の段階では

「ふ~ん、色々あるんだね。」

くらいだと思いますが、それで大丈夫です!

 必要に応じてまた見に来て下さい。

代表的なブロックチェーンと対応ウォレット

※選出は「初心者さんが利用する上で知っておくべき」という基準で、私の独断と偏見です

※送金等に掛かる手数料は変動します。数値は9月4日現在です

<BTCチェーン>

◎、処理速度:遅め

◎、送金等の手数料:500円分くらいの暗号資産BTC

◎、対応ウォレットBitcoinウォレット

◎、使われている主なサービス等:特になし

 ビットコインはweb3サービスで使われているイメージはないですし、実際に私もビットコインのweb3ウォレットは持っていません。

 これこそまさに、”資産”という感じですね。

 使う事はないと思いますが、全ての始まりの存在ですので頭の片隅にでも入れておいてください。

<ETHチェーン>

◎、処理速度:遅め

◎、送金等の手数料:300円分くらいの暗号資産ETH

◎、対応ウォレットメタマスクウォレット など

◎、使われている主なサービス等:opensea、UniSwap、TheSandBoxメタバース など

 世界で最も利用者数や参加しているプロジェクトが多い、web3の代表チェーンです。

 とは言え、他と比べると手数料が高く、処理速度も遅めなのでweb3に慣れている個人からは嫌煙されがちです。

 実際に私も、1年近くETHチェーンはまともに利用していませんからね。

<polygonチェーン>

◎、処理速度:早い

◎、送金等の手数料:2円分くらいの暗号資産MATIC

◎、対応ウォレット:メタマスクウォレット

◎、使われている主なサービス等:opensea、元素騎士オンラインメタバース など

 良く利用するチェーンの一つです。

 手数料も一気に安くなって2円くらいですので、利用するハードルが凄く低いですよね。

 何かミスをしてやり直すにしても、

「2円くらいなら、まぁいいか」

と思えますし。

<BNBチェーン>

◎、処理速度:そこそこ早め

◎、送金等の手数料:20~30円分くらいの暗号資産BNB

◎、対応ウォレット:メタマスクウォレット

◎、使われている主なサービス等:PancakeSwap、tofuNFT など

 polygonよりは少し手数料が高くなりますが、それでも格安ですよね。

 ここは世界最大の暗号資産取引所が作ったチェーンなので、使途がとても広く、私もかなり利用しています。

 恐らくこの記事を読んでいる人の中でも、このチェーンを一番利用するようになる人は出てくると思います。

 そのくらい広く使われている代表的なチェーンです。

 なお、少し前まではBSCという名前だったので、まだこれをBSCと呼ぶ人も多くいますので混乱しないで下さいね!

<avalancheチェーン>

◎、処理速度:早め

◎、送金等の手数料:20円分くらいの暗号資産AVAX

◎、対応ウォレット:メタマスクウォレット

◎、使われている主なサービス等:StepApp、XANAメタバース など

 これはアプリ開発という点において優位性を持つ、新しいのチェーンです。

 まだ

「最近チラホラ見掛けるかな?」

くらいですが、これからweb3に触れ始める貴方とタイミング的にはちょうど合致すると思い、紹介しました。

<solanaチェーン>

◎、処理速度:早い

◎、送金等の手数料:0.02円分くらいの暗号資産SOL

◎、対応ウォレット:Phantomウォレット

◎、使われている主なサービス等:STEPN、MagicEden など

 日本でも一大ブームとなった、歩いて稼ぐSTEPNというサービスで爆発的に知名度を上げたチェーンです。

 処理速度が早いうえに、手数料が他と比べて格段に安くなっています。

 普通に考えてみんなこっちを使いたくなりますよね?

 はい、だから知名度が上がったことで人気が出始めていますので、知っておいて損はないかと思い紹介しました。

 ただし、メタマスクウォレットはsolanaチェーンに対応していないため、別のウォレットを作る必要がある点が少しネックかもしれませんね。

<velasチェーン>

◎、処理速度:現在確認されている中で最速

◎、送金等の手数料:0.0003円分の暗号資産VLX

◎、対応ウォレット:メタマスクウォレット、velasウォレット など

◎、使われている主なサービス等:WagyuSwap、フェラーリチームの回線 など

 最速で、しかも手数料がとんでもなく安いので目を引きますよね。

 しかし、これを私達が使うことは、まぁほとんどないかと思います。

 というのも、この性能を活かすためなのか、私達個人が利用するようなサービス展開がほとんどされていません。

 F1のフェラーリが利用していたり、宇宙事業の通信に利用されたりという規模感です。

 ただ、最速ということで、知識として知っておいても良いかと思い紹介しました。

 

 今回は以上になります。

 これらのチェーンの存在を知っていれば、下手に手数料を沢山取られたり

「利用したいサービスが使えない!」

となるケースは大きく減ると思います。

(無くなるとまでは言いませんが)

 今回は少し難しい話と感じた人も多いと思いますので、何度か読み返すことをオススメします。

 それではまた次回にお会いしましょう!

>>>初めてのweb3学習⑥『ウォレットにチェーンとトークンを追加する方法を学ぶ』

最後に

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