歴史が動く!『エルサルバドルがビットコインを法定通貨に変える日』この出来事をわかりやすく説明します。
2021年9月7日24時(日本時間)、ここから世界の新たな歴史が動き始めます。
それは
『エルサルバドル共和国の法定通貨が、仮想通貨BTC(ビットコイン)に変わる』
という出来事です。
これに対して仮想通貨投資をしている人は
「凄い!ヤバい!!」
と盛り上がりますが、一方でほとんどの人は
「は?なんだそりゃ?これの何が凄いの?仮想通貨なんて興味ないし。」
「エルサルバドル共和国ってどこ?と言うか、別に全然騒がれてないじゃん!」
「これで何がどう変わるのか分からない!何が凄いのかを分かりやすく教えてよ!」
等とこの出来事が何なのかいまいち分かりませんよね。
そこで今回は
『エルサルバドルがビットコインを法定通貨にする』
という歴史的な出来事について、仮想通貨がわからない人向けにわかりやすさ重視で説明します。
この記事を読むことで
◎、歴史が変わる瞬間に気付くことができます
◎、世界の貧困問題・通貨の概念等がひっくり返ることを知る事が出来ます
◎、上手く立ち回れれば収益を得ることも可能です
なお、
「出来事の凄さよりも、この出来事による政策の具体的な内容を知りたいです!」
という人はこちらをどうぞ。
>>>『世界初のビットコインを法定通貨として扱うエルサルバドルの、具体的な政策内容は?』をわかりやすく説明します。
それではビットコインが法定通貨になる、歴史的な出来事について一緒に見ていきましょう!
世界規模で通貨(お金)の概念が大きく変わる
今回のエルサルバドル共和国がビットコインを法定通貨にするという出来事は
『世界規模で通貨(お金)の概念が大きく変わる』
と言えます。
今回の出来事をキッカケに、日本も含めた世界中の国々で
「通貨(お金)って何だ?」
の定義を考え直さなければならなくなるんです。
そのため
「円とかドルがお金でしょ?」
と今当たり前に思っているモノが、全部ひっくり返り得るんですね。
そのキッカケとなり得るのが
2021年9月7日、24時(日本時間)に起きる
エルサルバドル共和国の法定通貨がビットコインになる
という出来事なんですね。
このように聞いても
「はぁ・・・お金の概念とか言われてもよくわからないですし、実感もないですね。結局具体的には何が変わるんですか?」
という人が多いと思いますので、この辺りについて3点
①、お金の概念が変わるってどういうこと?
②、世界中の貧困問題が解決し得る
③、日本への影響
これだけではまだ全然分からないでしょうから、それぞれについて見ていきます!
なお、
「わかりやすさよりも、難しくても良いから、正確に詳しく知りたい!」
という貴方は日本ブロックチェーン協会&・ビットフライヤーの加納裕三さんの情報を見て下さい。
>>>加納裕三さんのツイートが一つにまとめられた記事へのリンク
「難しいことは分かりません!分かりやすさ重視が良いです!」
という人は、私と一緒に見ていきましょう!
①、お金の概念が変わるってどういうこと?
<国が認めているお金(法定通貨)>
今回のエルサルバドル共和国がビットコインを法定通貨にするという出来事で、一番の疑問が
「お金の概念が変わるってどういうこと?」
だと思います。
それを一言で表現するなら
『実体のないモノが、国の認めるお金になる』
という事です。
今世界中の国々では、コインとか紙幣という形で実体があるのを大前提に
『通貨(お金)』
と認めています。
つまりどの国も、実体のないモノを正式にはお金として認めていません。
最近日本でも使われるようになった電子マネーも、円という実体があるものを大前提に成り立っています。
あくまでも円として使っているわけです。
このように実体があって、国が認めているお金のことを
『法定通貨』
と呼びます。
今回は円で説明しましたが、ドル、ユーロ等もこの法定通貨になります。
しかし、仮想通貨、ビットコインはこれとは全く違います。
そもそも実体がどこにも存在しません。
完全なデータです。
そのため、今世界中でお金として認められている
『実体がある』
という部分を満たさないんですね。
だから、今まで仮想通貨はどの国も正式には認めず、法定通貨ではなかったわけです。
そのような状況で、今回の出来事は、
『実体のない仮想通貨を国が認め、正式な法定通貨にする』
という出来事になります。
つまり、今日から世界中で
『実体がない”何か”も法定通貨になり得る』
ということになるわけです。
<重要なのは”実体がない”という部分>
今回は仮想通貨なので、あまりピンとこない人もいるかもしれませんが、極端な話をするなら
「貴方の心には価値がある!貴方の心を国が正式なお金として認めます!」
なんてことも原理上は可能になるということです。
私の勤めていた介護施設でいつも元気な職員さんが
「私の元気が売れたら良いのに!」
なんて冗談を言っていたのですが、それが実現し得る可能性がある動きということですね。
だって、実体がないモノでも国が正式にお金として認めるわけですから。
この例は今回の出来事の凄さをイメージしてもらいやすくするため、かなり極端な例で表現しましたが、そうなり得る動きです。
実際に仮想通貨の技術を使えば、人の価値ある行動に対してお金としての価値を付与することは可能ですので、
「貴方の元気を仮想通貨に変えて、お金として使えるようにします!」
は既に技術的には可能ですから、この極端な例も大きくズレているわけでもないんですよね。
>>>「仮想通貨とはなに?」「必要なの?電子マネーじゃないの?」等、超初心者向けにわかりやすく説明します。
ともかく、
「心や目に見えないモノが、正式な国のお金になり始める!」
これだけでもお金の概念がひっくり返るという意味が、何となくイメージできたのではないでしょうか?
仮想通貨云々の部分も確かに大きいのですが、それ以上に大きな意味を持つ出来事なんですね。
②世界中の貧困問題が解決し得る
<仮想通貨は餓死からの脱出機会>
次に大きな影響として
『世界中の貧困問題が解決し得る』
という影響も紹介しておきます。
世界には食事を食べられずに命を落とす人や、スラム街で一生を終える人も沢山います。
そのような人達は
『定住地がない ⇒ そのせいで銀行口座が持てない ⇒ 銀行口座がないと金融参加できない ⇒ 金融参加できないと貧困から抜け出せない ⇒ 貧困で定住地がない ⇒・・・』
と悪循環の中におり、一生貧困状態という環境の中で生きています。
しかし、仮想通貨はこれを変えるキッカケになります。
何故なら、仮想通貨は
『定住地がなくても、誰でも口座(ウォレット)を持てるから』
です!
仮想通貨の口座を持てるなら、金融参加も可能です!
仮想通貨自体が金融商品・投資商品ですからね。
もしスラム街の住人が頑張って1BTC(ビットコイン)保有したとします。
そして、BTCの価格が10倍に跳ね上がったら?
資産が一気に10倍になると言う事です。
それ以外にも、銀行の定期預金のように預けることで利子のような形で資産を増やすことも可能です。
実際に仮想通貨ならこのくらいの価格の値動きや、資産を増やすためにできる行動は多いので、スラムの人達がこれを上手く活用できれば貧困脱出の足掛かりになり得ますよね。
しかも、現金として持っているわけではないですし、仮想通貨の口座は本人以外は誰も使えないので
『強盗に襲われてもお金を奪われない』
『襲っても意味がないので、そもそも強盗がいなくなる』
なんてメリットもあり得ます。
課題としては、住民達がこれを上手く活用するためにはそれ相応の知識を身に着ける必要があるという部分ですね。
仮想通貨を利用するためのATMなどの機器は、国が全国に整備するようなのでそこまで心配する必要はないようです。
<出稼ぎ者にも大きなメリット>
仮想通貨は、餓死・スラム街ほどではない貧困問題にも大きく貢献します。
多くの貧困国では先進国への出稼ぎが多いです。
つまり、給料の高い海外に出て、物価の安い母国に仕送りをするわけですね。
今回のエルサルバドル共和国でも、国民の多くはアメリカへ出稼ぎに出ているそうです。
その際にネックとなっているのが
『国際送金』
です。
国際送金は時間も掛かるし、手数料も沢山取られます。
手数料が高いせいで、仕送り額が大幅に減少してしまったり、送金が遅いせいで我慢しなければならない期間が多くなったりします。
しかし、仮想通貨なら数秒~数分で送金が完了し得ます。(状況によっては数時間かかることもあります)
しかも(銘柄によっては)手数料は激安ですので、仕送りがほぼそのままの額で行えます。
仮想通貨の中でもビットコインは送金に関してはまだ開発途中のようですが、その開発が進めば送金はもっと早くなり、送料はほぼ掛からなくなると言われています。
つまり貧困国にとって仮想通貨はメリットだらけなんですね!
最近日本国内でも頻繁に見聞きするようになったSDGs
>>>「SDGsとは何か?」子供でもわかるくらい、簡単にわかりやすく説明します!
でも貧困問題は大きなテーマの一つです。
世界の動き・流れにも沿った問題解決手段の一つとしても、法定通貨をビットコインにするという出来事は歴史的に大きな意味を持つんですね!
私の感覚からすれば、これら仮想通貨の普及を否定したり、邪魔したりする動きは
「食べ物を食べられなくて餓死する人が世界には沢山いて可哀そうだね!彼らは一生そのままでいれば良いんだよ!」
と言っているように聞こえてしまいます。
これは流石に極端な考え方ですけが、そのくらい貧困問題解決という面でも大きな出来事だということです。
③日本への影響
<外貨の考え方を見直す必要がある>
ここまで見てきて
「凄いんですね!でも日本には直接関係なさそうですよね!」
と、どこか他人事な人の方が多いかと思いますので、日本への影響についても見て行きたいと思います。
この出来事で日本への影響は
『外貨の概念を考え直す必要性がある』
です。
確かに南米にあるエルサルバドル共和国でお金の考え方が大きく変わったところで、日本に直接的な影響はありません。
しかし、ここで大きく影響がある部分は
『エルサルバドル共和国という、国が法定通貨の概念を変えたこと』
です。
外国で法定通貨の概念が変わったという事は、日本も
『外貨の概念を変えなければならない』
ということになります。
日本国内の法定通貨の考え方を変える必要性はありませんが、外貨は別です。
だって、エルサルバドル共和国という外国で法定通貨の概念が変わったのですから、日本からすれば外貨の概念が変わったことを意味しますからね。
これを完全に無視していると
「エルサルバドル共和国なんて知ったこっちゃない!貴方の国のお金を日本は認めません!」
と表明するようなものですからね。
そのため認めるにしても、認めないにしても、何かしらアクションを見せる必要があるんですね。
エルサルバドル共和国でこの動きが正式に決定された当初は、日本国内もかなり混乱していました。
しかし、既に日本はこの出来事に対して正式な見解を表明しています。
その内容は
「ビットコインは法定通貨・外貨(お金)ではない。」
です。
その理由や、当時の混乱振り等についてはこちらの記事をお読みください。
>>>『お金の意味が大きく変わる!?』ビットコインが法定通貨になると、日本はどう対応するのか?その動きをわかりやすく説明します。
<今後の影響>
先程までの内容を見る限り
『日本への影響は今のところ何もない』
という事がわかりましたが、これはあくまでも”今は”です。
このエルサルバドル共和国の動きは、これで歴史が変わるのではなく、これをキッカケに変わり始めるという類のモノです。
そのため、これでお終いではなく
「今後どうなっていくのか?」
が重要になります。
既にこの出来事をキッカケに
「私の国でも仮想通貨を法定通貨にするんだ!」
という動きは世界中で見え始めています。
主に開発途上国(発展途上国)でこの動きは見られています。
しかし、それ以外にも正式表明していないだけで
「エルサルバドル共和国のこれは成功するかなぁ?成功したら私の国でも取り入れよう!」
と様子を見ている国は想像以上に多いと思われます。
幾ら開発途上国とはいえ、世界中の国々が
「私の国でも仮想通貨を法定通貨にします!」
と言い出したら、日本も今の外貨の考え方を変えざるを得ない状況になり得ます。
先程も言った通り、外国の法定通貨を拒否する行為は基本的には
「貴方の国のお金を日本はお金として認めません!」
と言っているようなものですので、下手をしたら外交問題にまで発展してしまいますからね。
これは中国辺りが
「円?そんなゴミはお金じゃないよ!要らないよ!」
と言ってきたらムカつきますよね?
下手をしたら支援の断ち切りや貿易への影響等、外交問題になりますよね。
それと同じです。
そのため、多くの国が仮想通貨を法定通貨にする動きが活発化してきたら、日本も仮想通貨をお金として認めるしかなくなってくるかもしれないんですね。
今後の注目ポイントは
◎、エルサルバドル共和国でこの取り組みが成功するかどうか?
◎、仮想通貨を取り入れる国がどのくらい出てくるか?
です。
今後、私達日本のお金の概念も変わってしまうかもしれない大きな歴史の1ページとなり得る最初の第一歩。
そんな出来事の情報は今後も追っていきましょう!
こちらの外務省の法定通貨表記がどうなるのかも見ものです!
そして、具体的にはどんな政策内容なのかも確認していってください。
>>>『世界初のビットコインを法定通貨として扱うエルサルバドルの、具体的な政策内容は?』をわかりやすく説明します。
まとめ
今回のエルサルバドル国が法定通貨をビットコインに変えるという出来事は、世界規模で通貨(お金)の概念が大きく変わるキッカケとなる大きな出来事と言えます。
これによって何が変わるのかを3点
①、お金の概念が変わるってどういうこと?
『実体のないモノがお金になる。極論として、心がお金になるようなモノ』
②、世界中の貧困問題が解決し得る
『餓死するくらいの貧困者も、金融参加ができるようになる』
③、日本への影響
『世界初の取り組みなので、これをキッカケに今後の新しい世界基準が確立し得る』
これは世界中でお金のあり方や常識が大きく変わり得る歴史的な最初の一歩です。
そんな世界の歴史が変わる瞬間だと言う事に気付けましたね。
世界の貧困問題・通貨の概念等がどのようにひっくり返り得るのか何となくイメージ出来たと思います。
更に、
「日本では先の話だから、まだ関係ないや!」
と言う人でも、今後どのような部分に注目し、どのように影響が出てきそうなのかわかりましたよね。
機関投資家どころか、国が参入してきて、世界中の投資家が注目している出来事ですので上手く立ち回れれば収益を得る機会にもなり得ますよね。
「仮想通貨?私には関係ないや!」
という人も、今後は関係してくる社会になるかもしれませんので、少しずつでも学びませんか?
更に、今回のエルサルバドル共和国内での具体的な政策はこちらをお読みください。
>>>『世界初のビットコインを法定通貨として扱うエルサルバドルの、具体的な政策内容は?』をわかりやすく説明します。
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