web3相談室『web3に関するQ&A』をわかりやすくやっていきます!【2023年】
世間的にもweb3という言葉を少しずつ聞くようになってきたことで、新たに色々と疑問の声も聞かれるようになってきました。
※「web3とは何なの?」という、最も大きな疑問については独立した記事で丁寧に説明しているのでそちらをご覧ください。
>>>初めてのweb3学習①『Web3とは何か?』わかりやすく説明します
この記事ではweb3とは何なのかは何となくイメージできている初心者さんが持ちやすい
「ところでweb3って必要?別になくても生活上困らないんですけど!」
「なんでweb3って色々なことができるようになったの?今までは何で出来なかったの?」
のような疑問にお答えしていきます。
この記事を読むことで
◎、web3の必要性や成り立ちがイメージできます
それでは、web3に関するQ&Aを一緒に見ていきましょう!
※あくまでも私の視点・理解度の範囲内で、しかも噛み砕いたQ&Aですので
「それは違うだろう!読みが浅いだろう!」
のような指摘マンはご遠慮ください。
問①:「そもそもweb3って必要なの?」
現時点(2023年1月1日)では、
『必要であり、必要ではない』
と考えます。
<個人にとってのweb3>
あくまでも傾向の話ではありますが、個人にとっては別になくても何の問題もないモノなので必要ではありません。
だって、個人レベルでweb3を活用すると言っても、せいぜいX2Eでお小遣い稼ぎをしたり、NFTや暗号資産投資で稼ぐくらいじゃないですか。
選択肢の幅は広がりますが、別に今までの生活で不自由を感じていない人にとっては無くても良いモノですよね。
<世界にとってのweb3>
しかし、世界規模で見た場合は必要なモノです。
なぜ個人では不要なのに、世界規模で見た場合には必要になるのか?
それは
『SDGsに必須だから』
です。
SDGsとは、世界一丸となって2030年までに世界中の社会問題を解決しようとする世界目標です。
>>>「SDGs(エスディージーズ)とは何か?」子供にでもわかるくらい、簡単にわかりやすく説明します。
日本や先進国では
◎、エコへの取り組み
◎、ジェンダーフリー
辺りが取り上げられやすいので、そのようなモノを解決するモノだと思っている人も多いですが、SDGsはそれだけではありません。
むしろもっと最優先で解決すべきものとして
◎、貧困問題
◎、飢餓・水問題
◎、適切な医療
等々、人命に直結する社会問題の解決が掲げられています。
これらの問題の解決にweb3は必須、つまり
『なくてはならないモノ』
なんですね。
一番わかりやすい例としては貧困問題解決です。
定住地を持たず、金融参加できないスラム街の人達が、その貧困から抜け出す方法は?
ここでまず最初に、金融参加できない。
つまり、貧困から抜け出すためのチャンスすら全くないという状況を何とかすべきだと思いませんか?
web3だとそれが解決し得るんですね。
銀行口座のような審査はなく、誰でも口座(=ウォレット)を簡単に保有できます。
もちろんスラム街の人でも、ジャングルの奥地の原住民でもです。
インターネット環境または専用のATM等は必要なので、政府や行政によるその整備だけは必要ですが、それだけすれば、彼らの金融参加を可能にするんですね。
インターネット環境は、砂漠でも、ジャングルでも、イーロンマスク氏のスターリンクを利用すればどこでも繋がりますからね。
具体的な活用例などについては後述する
「web3ってなんでこんなに広まったの?」
で紹介していきます。
問②:「web3ってなんで色々できるようになったの?これはweb2では無理なの?」
web3で実現できるようになった事(デジタル通貨、NFT、X2E、DAOなど)はweb2では実現できません。
その根幹に存在する違いは
『ブロックチェーン技術の誕生』
です。
ブロックチェーン技術とは、物凄く高性能なインターネット上のメモ帳です。
>>>『ブロックチェーン技術とはなに?何ができるの?』誰にでもわかりやすく簡単に説明します。
◎、セキュリティが物凄く高い
◎、凄い透明性
◎、アプリ開発ができる
等々の特徴を持ちます。
特にセキュリティの高さが重要です。
web2のセキュリティでは、デジタル通貨やNFT、X2E等は実現できません。
ブロックチェーンと言う技術を基盤としたweb3だからこそ、実現可能になったモノなんですね。
web2とweb3のセキュリティの違いはどのくらいなのかを簡単に説明します。
◎、web2の場合、ネットショッピングをする際に本人確認等、様々な確認や同意が必要です。
◎、web3の場合、ネットショッピングをする際、買うかどうかの確認だけで充分です。
本人確認とか、規約への同意とか、そんなことをする必要がないくらいセキュリティ・信頼というモノが最初から構築されているんですね。
そのため、法的な面さえ突破してしまえば極端な話、(登記手続き面も含めて)不動産の売買すらネットショッピング感覚で可能になり得ますからね。
問③:「ブロックチェーンって誰が作ったの?」
そんなweb3を支えているブロックチェーン技術、一体誰が作ったのか気になりますが
『誰が作ったか不明』
となっています。
これは”世界の謎の一つ”ともいえる状態にあります。
どのような経緯で作られたモノなのかを簡単に見ていきましょう!
◎、いきなり、サトシナカモトを名乗る者からメーリングリストでブロックチェーン理論が送信される
※メーリングリストとは、グループLINE、メルマガみたいなものをイメージして下さい
◎、サトシナカモトを中心として、その理論を基にネット上でブロックチェーンの開発をする
◎、完成したらサトシナカモトは全てを仲間達に任せて姿を消した
◎、ネット上だけのやり取りだったので、サトシナカモトが何者なのか仲間達も知らない
このようにして2009年に誕生したのが世界初となる(ビットコイン)ブロックチェーンになります。
それ以降に誕生したブロックチェーンは全てこのビットコインブロックチェーンを基盤に作られており、創業者は分かっています。
唯一、全てのブロックチェーンの基盤となるビットコインブロックチェーンだけ創業者が不明なんですね。
これまでに
「あの人がサトシナカモトなのでは?」
「実は私がサトシナカモトです!」
のような論争が続き、裁判にまで発展もしていますが、結局2023年でもまだわかずじまいです。
問④:「web3って、なんでこんなに広まったの?」
ここまで見てきて
「そんな謎で、怪しい技術が何でこんなに世界中に受け入れられて広まってるの?」
と疑問に思うと思いますが、それは
『凄い技術で、必要に応じて利用されて来たから広まっている』
です。
確かに、誰が作ったかわからない謎を残すものではあるのですが、技術自体は凄いモノなので、それに利用価値があれば人は使います。
抱えている問題が解決するなら使います。
そのような人達が徐々に増えてきた結果、ブロックチェーンは広まっているんですね。
「でも、私は今まで一度もブロックチェーンに助けられたとか、活用して良かったなんて経験ありませんよ。」
という人が多いと思いますので、今までどんな場面で人々を助けてきたのかを見ていきましょう!
<クーデター・戦時下にある国民の支援>
2020年以降、クーデターや戦争が沢山起きました。
>>>「なぜミャンマーで大規模デモが起きているのか?」その経緯を誰にでもわかりやすく説明します。
>>>『なぜギニア共和国でクーデターが起きたのか?』その原因と背景をわかりやすく説明します。
>>>【ウクライナ侵攻】各国の姿勢、考え方を制裁という目線でわかりやすく整理して説明します
等々。
クーデターや戦争下にある国では、国の権限で銀行が機能しなくなったり、国に貯金を使われたりしてしまいます。
すると国民としては、お金が下せなくて生活できなくなってしまうんですね。
そこで彼らはweb3のお金である暗号資産にすがりました。
暗号資産は国だろうと、銀行だろうと、誰だろうと管理することができません。
管理できるのは、保有者本人のみです。
だからweb3のお金である暗号資産に資金を逃がすことで、国にお金を奪われるのを防いだわけですね。
このような使われ方で、戦争や内紛が起きた国でweb3は使われ、広がりました。
<大災害時の支援>
大災害時の支援でもweb3、特に暗号資産は大活躍しました。
2022年で言えばトンガ王国の大噴火の時ですね。
>>>『トンガ王国の大噴火被害。最も迅速に、効果的な募金をする方法』をわかりやすく説明します。
当時トンガ王国は被災直後
「支援して欲しいけど、物資は送らないで下さい。人も来ないで下さい」
としていました。
その理由は新型コロナを危惧していたからです。
当時コンゴ王国に新型コロナは入ってきていませんでした。
そして大噴火で国中がマヒして大混乱。
万が一、そんな状態の国内に新型コロナウイルスが入ってきてしまったら、国が滅んでしまうと考えたわけですね。
そこで白羽の矢が立ったのが
『web3のお金である暗号資産』
です。
戦争のところでも言いましたが、国や銀行が管理していないので大噴火で銀行がマヒしていても暗号資産なら機能します。
しかも銀行の国際送金と違い、暗号資産ならモノの数秒~数分で送金が完了しますので、今すぐにでも支援金が欲しい被災地には最高の存在なんですね。
と言うことで、デジタル通貨である暗号資産による支援金集めを、当時トンガ王国の国会議員だったFusituaさんが
「ここに支援を暗号資産で送ってください」
と迅速に動きました。
私も当時、その情報をブログ記事にして、日本向けに拡散したことで彼から直接
「支援をありがとう」
とコメントをいただきました。
そのくらい大災害の被災地にweb3は必要とされ、このような面からも広まったんですね。
<貧困層や障害者の支援>
これは先ほども少し言いましたが、
『SDGsに貢献できる』
という面からも広まっています。
貧困層の支援としては世界機関のユニセフも数年前からweb3を積極的に取り入れています。
それ以外にも、日本国内でも、障害者の就労支援にweb3を取り入れている会社があります。
障害者だって仕事をして生活費を稼いでいかないといけません。
そのために彼らは、福祉施設や就労支援を受け入れている会社・団体で働いていますよね。
でもこれって、メチャクチャ選択肢が少ないんですよね。
勤め人しかできませんし、障害者を差別的に見る人もまだまだ多いので、辛くて辞めたくなる人だって絶対にいます。
しかし、選択肢がないので我慢してそこで働き続けるしかありません。
これってかなり辛いですよね。
でもweb3なら散歩をしたり、ゲームをしたりしてお金が稼げるんです。
まだ初期なので、安定して生活費が稼げるほどではありませんが、お金が稼げるのは事実です。
これで普通のバイト代くらいが稼げるくらい普及して来れば、彼らは無理して嫌なところで働く必要がなくなるんですよね。
もちろんこれは障害者に限ったことではなく、私達も同じです。
不登校やリストラ等に遭って苦しむ必要がなくなり得るんですよね。
それも人生の選択肢の一つになれば、自己嫌悪から苦しむ必要はありませんからね。
このような面からも徐々に広がりを見せています。
<稼げる>
今まで結構キレイごとについて見てきましたが、なんといってもweb3が広まることに一番貢献してきたのは
『稼げる』
の部分ですね。
特に暗号資産やNFTの価格高騰を狙った投資(投機)目的です。
定期的にバブル相場が来るので、その度に新規参入者がおり、広がりを見せてきました。
有識者からは
「この形は徐々に崩れていくだろう!」
との見解も出てきていますが、それでもまだまだ暗号資産に夢を持つ人達による広がりは大きいですね。
<行政や有名人の参入>
先ほどの稼げるという面ともつながる部分もあるのですが
『web3に行政や有名人が参入し始めている』
というのも広まることに大きく貢献しています。
彼らが参入する目的は、新たなビジネスチャンスが主な目的ですからね。
例えば、私が知っていたり、少しだけでも関わりを持っているところを紹介すると
※暗号資産投資目的だけの人は除く
◎、鳥取県
◎、岡山県
◎、茨城県東茨城郡大洗町
◎、茨城県かすみがうら市
◎、東京都江東区
◎、鴨頭嘉人さん
◎、水嶋ヒロさん
◎、木梨憲武さん
◎、手越祐也さん
◎、パフューム
◎、ももいろクローバーZ
◎、きゃりーぱみゅぱみゅさん
◎、加山雄三さん
等々。
この中でも茨城県の大洗町は、ふるさと納税の返礼品としてweb3のNFTを出すことで、開始数分で全て完売。
これだけで1億円を超える納税を獲得しています。
海外まで紹介するとなると、もっとすごいことになってしまうのでそれは省略します。
恐らく今回紹介したところや人達、どこかしら、誰かしらは知っていますよね。
このようなところからも広がりを見せているんですよね。
ちなみに余談ですが、この方面で、web3アイドルを立ち上げようと日本テレビが本気で動き出していますので、その辺りが気になる貴方はこちらの記事をご覧ください。
>>>アイドル×web3『NFT IDOL HOUSEプロジェクトとは?』をわかりやすく説明します。
更に、メタバース内で作られたアシスタントAI『GenesisNFT』も2023年にオリジナル曲で歌手デビューする予定ようです。
>>>XANAメタバースにワンピースのウタが登場!?『XANAフェスの様子』を紹介します。
今回は以上になります。
まだこちらの記事を読んでいない貴方は、この機会に是非確認下さい。
>>>初めてのweb3学習①『Web3とは何か?』わかりやすく説明します
最後に
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